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おしゃべり

17 名前:shohei:2004/06/30 11:41 ID:BFklUlKM

院生掲示板での熱い議論を読ませていただいて…

そもそも生物がオスとメスに分化したのは、生物史でも始めの方の藻類の段階で、
環境の変化に対する適応可能性の増大に伴って進化してきたといわれています。
そしてそのような進化において、オスとメスが同じ役割のままでいるよりも、
オスは闘争・メスは生殖という風に役割分担をしたほうが環境適応力が大きく
なるため、オス・メスの違いはよりはっきりとしてきたと考えられています。
男性優位という人間社会はこのような進化の傾向を引きずっているといえる気がします。
私はもともと、決して差別を認めようとは思わないものの、それと同時に区別も
大事であるという考えを持っていて、オスとメスが遺伝的に身につけてきた
父性や母性もそれはそれですばらしく、尊重されるべきではないかと思うのですが、
(こういうのが人権問題を理解していないとかマザコンとかいうのかな…?)
社会的な立場や役割の選択という点では動物の世界にもお手本がある気がします。
自然界を見ると、おサルさんのようにオスは縄張り形成・メスは子育てという
役割形態以外にも、タマシギのようにオスが子育てをする種や、オオカミのように
両性で子育てをする種、それにクジャクのようにオスがメスにアピールする種、
コオロギのようにオスがメスを選ぶ種などもあります。
つまり、動物も進化の過程において、環境に応じて各々の役割を変えているのです。
人間は今や厳しい自然の中で生き抜く環境適応力はあまり必要とされないはずなので、
型にはまった性役割にはこだわらずに、進化の流れに反して適応した動物のように
家庭や社会における役割を主婦(夫)、ワークシェア、会社内の保育施設などの形で、
環境や状況によって柔軟に選択し、担っていくのは十分に可能だと思います。
それなのに自由な役割の選択がなかなかできない現状があるのは、やはり社会に
何らかの問題があるからなのでしょう。
その辺りのことは若輩者の私にはまだまだわかりかねますが、どちらにしろ、
生物が何億年にも渡って築いてきたものを変えるのは容易ではないと思います。
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18 名前:shohei:2004/06/30 12:02 ID:BFklUlKM

心理学の知識はほとんどなく、専門的なことも全くわからないので、論点がずれていて
突っ込みどころも満載でしょうが、自分なりの意見を述べてみたかったので、
農学部生命科学科を中退した者の立場から、生物学的、あるいは進化論的な浅い知識
に基づいて書いてみました。
本当は院生掲示板に書き込もうと思ったのですが、内容が内容だけに結局書けないまま、
自主ゼミになりそうなので、場違いと承知の上でここに書き込ませていただきました。

まとまりのない拙文で申し訳ありません。
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