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2005 カリキュラム実践論V

10 名前:森下将伍:2005/05/23 17:19 ID:g3oHftvU

5月16日講義(第1回発表録)
「ゆとり教育」に焦点をあてて発表させていただきました。
そもそもゆとり教育とは…
昭和52年頃、当時の文部省がそれまでの詰め込み型
と呼ばれる方針から「ゆとりある充実した学習の実現」へ方向転換したところから使われ始めました。
主な内容としては、学習内容の削減、学校週二日制、
中学での選択教科の拡大、小学校での生活科の新設、
小中高全てでの総合的な学習の実現、というものが挙げられます。
そして極めつけは、それまで学習指導要領は到達目標(教育目的における十分条件)
だったのですが、2002年から文科省は「最低基準」と位置づけました。
このようにゆとり教育というのは押し進められてきたわけですが、
評価されている点としては、
教材作りなどを通して、学び方のプロセスを学ぶことで受動的でない、
自ら考える力や意欲が身に付く。
自分の興味を持ったこと、好きなことについて学習できる、
というようなことが言われているようです。
一方で批判されている点として(こちらの方がよく言われているようですが…)
学習内容の削減による基礎学力の低下、が挙げられます。
最近では現文部科学大臣がゆとり教育について公式の場で、
「導入は早すぎた」というようにも言ったそうです。
(その数日後、「新学習指導要領の定着度をみる学力テスト」では
旧指導要領下で学んだ子どもよりも授業時間は少ない新指導要領の
ゆとり教育を受けてきた子どもの方が大半の教科・学年で成績がいいという結果…)
これらのことを発表した後議論に進んで行ったのですが、
主に出た意見として、
「ゆとり教育のままいくべき、あまりにも早く結論を出しすぎ。」
「テスト結果が良かったのは学習塾に通う子どもが増えたからでは?」
「学習塾などに通う子ども、通えない子どもでの差が広がるのではないか。」
というようなことが出てきました。
様々な意見で、みなさんがどのような考えをもっているかを、
僅かですが知れてよかったです。
トップバッターとしてあまりおもしろくプレゼン出来なくてすいませんでした。
実は前日完成間近でデータがすっとんでしまいまして…。
データは色んなとこに、また上書きはこまめにするべきと改めて感じました。


133.34.73.121 , psy27.edhs.ynu.ac.jp ,


17KB
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