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2005 カリキュラム実践論V
- 12 名前:長谷川 和也:2005/05/24 14:54 ID:uTqT1ixc
- 5月23日 第2回発表録
『カリキュラムから見た「いじめ」対策』
1、文部省の「いじめ」定義
@自分より弱いものに対して一方的に
A身体的心理的攻撃を継続的に加え
B相手が深刻な苦痛を感じているもの
C学校としてその事実を確認しているもの、学校の内外は問わない
2、「いじめ」への注目
一説には、1978年、S県N町の同級生殺傷事件が発端といわれる。
80年代、いじめ問題はピークへ(富士見中事件(1986)など)
○件数⇒現在の統計でとり始めた平成6年度以降、平成7年度をピークに減少傾向。ただし、平成15年度は微増。
3、現代の「いじめ」の特徴
(1)可視性の低下 (2)立場の入れかわり (3)スティグマの拡大
(4)集合化 (5)歯止めの喪失 (6)非行との接点
4、「いじめ」の四層構造
(1)被害者 (2)加害者 (3)観衆 (4)傍観者 ※被害・加害者、仲裁者 教師、親
5、カリキュラムに見る「いじめ」対策
(1)クラスの弾力化 (2)ゆとりのあるカリキュラム (3)学校選択・転校の自由化
プリントの内容は以上です。
発表の後、「同じクラス(班)に嫌いな人がいたらどうするか?」「クラスの弾力化は有効か?」などについて議論をしました。
先生からは、
「いじめがあるクラスの先生に共通点は?」
「問題頻発学級には何か特徴がある?」
「児童(生徒)の所属意識を弾力化すべき」
などの貴重な視座を提供していただきました。
あと、富士見中の鹿川君自殺事件ですが、「葬式ごっこ」をきっかけに少年が自殺してしまった事件です。
授業内に述べた事件とは異なっていましたので、訂正します。
みなさんの意見を聴いて、いままでになかった発見がたくさんありました。これからの卒業論文の作成にいかして行きたいと思います。
ありがとうございました。
218.41.207.185 , p29cfb9.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp ,
17KB
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