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2005 学校教育総合研究

41 名前:竹岡健治:2005/06/04 14:23 ID:qzReLXy2

 前回の書き込みに対して、一連の書き込みに関係するものが
望ましいとのことなので、今回は出来るだけそのことを気にか
けて書きたいと思います。
 川久保さんや野角さんに関連することになると思います。
 日本で学校教育が制度化されたのは、明治になってからです。
その目的は、簡単に言えば、「西欧列強の近代に追いつくために、
それを担う国民を育成すること」にあったことは異論はないでしょう。
従って、教育を受ける側の人間に立って学校教育が実施されたわけで
はありません。勿論、その努力をしようとした教員もいたであろうし、
また、学校教育が国家政策を積極的に担う人間ばかり育成したのでは
なく、同時に政府に対して批判的な人間の育成にも寄与したであろう
と考えられます。
 敗戦を契機に、「教育を受ける側の権利(学習権)」が前進したこ
とは、日本国憲法にも書かれている通りです。しかし、基本的には明治
当初の考えと大きくは変わっていないのではないでしょうか。その一つ
として、教育課程等に政財界の教育への提言が大きく影響されてきたこ
とからみても分かります。
 教育に携わっている教員は、単純化すると、「自分が担っていきたい
と思っていること」と「担わされていること」の二つを背負っています。
今、日本社会は格差社会になってきているといわれます。そうすると、
低位にある人間は不満を持ちやすくなります。これは政府にとっては困
ることになります。その防止(不満の甘受等)の一端を学校教育に担わせ
ようとします。実際に多くの教育政策か既にその考えで施行されている
と思います。学校教育が現在もこのような状況にあることは、頭の片隅
には置いて置く必要はあるのかなと思います。









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