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2005 教育の心理学

23 名前:熊川 浩之:2006/01/17 01:54 ID:72TGiQ4E

1月16日の講義録です。

前回まで触れてきた正統的周辺参加について少し触れたあと、宿題となっていたワークシート7の各問いへの
答えをみんなで発表しました。日常生活では「じゃんけん」「暗記」は割と使う機会が多いのに対し、「通分」に
ついては具体的な使用例が少ない、ということになりました。またそこで、なぜ「通分」を学ぶのか、ということ
について「数学的なことを学ぶのに必要」だから学ぶのであり無理に日常と結びつけることもないのでは、
ということでした。

・文化的距離…学んだことが生活に活かせるか。すぐ活かせるようならばその距離は0となる。
・転移(transfer)…どこかで学んだことを他で活かす。例:スケート選手が競輪選手。
学校は一般的なことを教える場なので転移を望んでいる。ただそううまくは転移はしないらしく、同型問題に答えられない
(つまり転移できない、マッピングさせなければわからない)ことを意味する「領域固有性」という言葉もある。
次に、学校が目指すべきものは、ということでキーワードは「全体性の一部」「文化的実践」「社会的意義」ということが
挙げられました。「全体性の一部」については、例えばテニスの壁打ちがいい例で、試合という全体があるから壁打ちという
一部が成り立ち、モチベーションをもって取り組めるということ。「文化的実践」については、わかりやすい実践が存在する
ことで、学習する意味が分かりやすくモチベーションを高めやすいということ。「社会的意義」については、社会的意義または
社会的要請があれば人は行動するということ。
つまり、以上のようなことが学校には欠けており、正統的周辺参加を行うには学校は不利である。よって、学校が目指すべきものは
今教えていることは全体性の中の何なのか、ということをはっきりさせ、学んだことを日常で使えるようにしてやる、
つまり文化的距離を埋めてやることができるものである。
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24 名前:ありもと@管理者 ★:2006/01/23 10:16 ID:???

>>23 熊川さん、ごくろうさまです。
この講義で、学校が学びには不利で、学びに必要ないくつかの基本的な
条件を欠いていることを再確認できました。

25 名前:ありもと@管理者 ★:2006/01/27 20:25 ID:???

30日休講です。

26 名前:書けませんよ。。。:停止

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

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