■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50

2006 教育の心理学

53 名前:藤田考紀:2006/11/21 09:12 ID:YFXqXCjA

第5回講義録 11/20(月) 第2校時
前回の課題:「個人の能力」を可視的にする授業デザイン例
 身体測定、ディベート、グループワーク、前にでての発表、講義後のレポートなど。
学習の転移・・前に学習したことがその後の学習に影響を及ぼすこと。
 <正の転移>前の学習が後の学習を促進するとき。
 <負の転移>前の学習が後の学習を妨害するとき。
 <両側性転移>片側の手や足で練習した効果が反対側のそれらに転移すること。
例:ペン字を習うと筆の使い方が上手くなる・・<正の転移>
  バトミントンで覚えたスナップの使い方がテニスでうまくいかない・・<負の転移>
転移の測定・・前学習を行う実験群と行わない統制群を設定し、
  その後の学習における両者の得点を比較する方法が一般的。
 実験群の得点が統制群の得点を越える・・<正の転移>
 その逆の場合・・<負の転移>
転移に影響する条件:@二つの学習間において、学習材料、方法、態度などが類似
           あるいは共通していること(ソーンダイクの同一要素説)
          A一つの場面での経験が一般的法則として
           他の場面に適用されること(ジャッド Judd,C.H.の一般化説)
          B一つの場面で発見されたり理解された力動的な関係の
           一つの型を他の場面に適用すること(ゲシュタルト学派)
しかし、転移には、学習者の構えや能力、前の学習の練習量や学習間の時間間隔などの
要因も関係しており、上述した@ABといった説で転移のすべてを説明するのは困難で
あるとされている。学校教育では「転移」が大前提であるが、二つの学習間において類
似や共通であるかどうかを見極めるのは難しく、教育を応用することの難しさがわかる。
◎同型問題(論理的構造は同一であるが、カバーストーリーが異なる問題)
1.放射線問題→別々の場所から同時に低い強度の放射線をあてる。
2.要塞問題→少数の人間単位で違う道から一度に攻める。

220.104.200.68 , p5068-adsau04yokonib2-acca.kanagawa.ocn.ne.jp ,


48KB
新着レスの表示

掲示板へ戻る 全部 前100 次100 最新50