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2006 教育の心理学

57 名前:仲間優美:2006/12/07 03:42 ID:eNOk9XRE

第7回講義録 12/4(月) 第2校時(No.1/2)

◆状況的学習論◆

 学習や行動の展開は、人と道具の配置や相互作用によって、大きく変わるという理論。

(EX.)日常の実践で要求される<能力>と、それを支える<人と道具>
  ●翻訳…………………ネイティブの知人・辞書
  ●教える(講師等)……教師・生徒・参考書・知識・筆記用具
  ●会計…………………客・店員・レジ・電卓・現金・カード
  ●記録測定/更新……競技者・測定者・コーチ・測定用器具(ストップウォッチ・メジャー等)
  ●連絡…………………発信者・受信者・電話・メール・連絡網

 ※バイトでは<人と道具>の限定(均質化)を図り、能力差が出ないようにしている。

◆越境◆

 学校等で得た理論は、現場において、いかに実践可能であるか。
 これまでは狭い領域の垂直的専門知識を身に付ければ良かったが、
 これからは広い領域の水平的専門知識を身に付け、活動出来なければならない。。
 学校は水平的専門知識を作り出す教育・訓練を考え、実践への転移を植えつけなければならない。

 (EX.)内科に来るウツ病患者
    →内科的視点で診ていては解決しない。
    →精神科医の受診・相談を得るという発想・行動力が求められる。
125.2.103.134 , ntkngw275134.kngw.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp ,


58 名前:仲間優美:2006/12/07 03:43 ID:eNOk9XRE

第7回講義録 12/4(月) 第2校時(No.2/2)

◆活動理論◆

 集合的活動システム(組織)の学習と、個人の学習は、織り交じっている。
 良い学習・意味のある転移は、これらの知識(理論)と問題解決(現場)の協同で成り立つ。
 これを『開発的転移』という。(詳細は次節)
 理論と実践の境界を表す『ZPD概念』(発達の最接近領域)が、キーポイント。
 この概念は、専門知識の水平軸−垂直軸を含むよう、拡張されていくべきである。

 (EX.)医療における、患者・薬の取り違い問題
    →病院内での原因解明・防止策協議(理論)/個人の防止策実行・徹底(現場)

 ※『個人の能力は社会的なもの=組織の能力』と、考えることが可能。

◆開発的転移◆

 知識(理論)と問題解決(現場)の、協同的な作り上げ方のこと。
 『転移は人間が自発的に行うことである』ということを、再定義している。
 知識・技能は状況に埋め込まれたものであり、絶対的なものではない。
 転移は、知識・技能を移送するための、『積極的解釈と再構成(=変革努力)』であって、
 知識・技能のパッケージ自体が、転移するものではない。

 (EX.)医療の知識・技能
    →全ての症例・患者には当てはまらない。各々に合わせていく必要がある。


ちょっと長くなってしまったようなので、分割して投稿させて頂きました。
補足等ありましたら、お願い致します。。。
125.2.103.134 , ntkngw275134.kngw.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp ,


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