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2006 教育の心理学
- 1 名前:有元典文@管理者 ★:2006/10/01 12:50 ID:???
 
-  後期月曜2限教育の心理学講義録及び対話用 
 
- 66 名前:深澤亮太:2007/01/15 16:19 ID:D3KepL1U
 
-   第9回講義録 1/15(月)第2校時 
  
 ◎正統的周辺参加 
  J.LaveとE.Wengerは学習を正統的周辺参加という概念で捉えた。 
  ここでは、学習とは参加すること、共同体のメンバーになることとする。 
 知識や技能はその結果として、副産物として出てくるものとして身についてくるものである。 
 その利点としては、誰でも一人前になれる、特別な教授の機会が不要、 
 苦労がないなどということが挙げられ、 
 学習を知識・技術の蓄積と捉える現在の教育と対比される。 
  
 大切なことは当たり前にそこにいること=「参加」することである。 
  EX)バイト 
   バイトをするからには一人前になろうとする気持ちはある。 
 というのも、どんなに嫌なバイトであれ、 
 一人前にならなければ使い物にならなくなってクビにされてしまうからだ。 
    野球選手 
   少年野球をやっている子どもは少年野球チームという集団に属している。 
 その中で一人前になること=プロ野球選手になることである。 
 何らかの共同体に所属している人は目標が立てやすい。 
  
   それに対して、学校は人が雑多に集められた集団である。 
 その中で参加したくなるような場面を設定するのが難しい。 
 例えば、分数の通分を行うのにあたっては、子どもたちをどう向き合わせ、 
 初心者にするかの問題がある。参加して初心者になれば、 
 教えることも容易いのだが、算数が苦手な子もいるから中々そうもいかない。 
 ここでは不参加の場合は無関与な人になってしまう。 
 そこで求められるのはみんなが取り組みたくなるような課題を用意することである。 
  
 小学生は何を目指して学習するのか(何が一人前なのか)? 
 大人になるため?先輩(6年生)を目指して?先生になるため? 
 …教室では具体的に大人になるための勉強はしていない。 
  
 先生が講義の中で仰っていたことを自分なりにまとめてみたのですが、 
 間違っている箇所もあると思いますので、そのときは訂正をお願いします。 
 正統的周辺参加の考え方はなるほどと思いました。 
 自分が将来先生になった時に、子どもたちみんなが進んで問題に 
 取り組めるような課題作りを模索していきたいと思います。 
 
133.34.235.43 , pc-k013.ipcf.ynu.ac.jp , 
 
 
- 67 名前:有元@管理者 ★:2007/01/16 11:40 ID:???
 
-  >>66 深澤さん、講義録を有り難うございます。よくまとまっています。 
 授業のデザインというのは、子どもを誰にするかというデザインでも 
 あります。ただ計算問題を解く<小学生>にするのか、身の回りの問題に 
 計算を積極的につかう<生活者>にするのか。先生が誰なのか、という 
 問題でもあります。考えてみてください。 
 
- 68 名前:書けませんよ。。。:停止
 
- 真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
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