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2006EXPSY

50 名前:鈴木:2006/11/17 20:24 ID:vpwoBga2

重富:私たちは、マジョリティーが正しいとする事柄、この場合科学的根拠に
基づいた事物のみが正しいことだと思い込んでいると思う。
私たちが客観的事実だと思っていることだけが真実なのか?
その客観的事実は、誰かの主観に流されてはいないか?
エリンが言うように、そこに他の可能性を見出すことはできないのか?
この映画についても、それ自体に製作者の主観が入り込んでいて、私たちの思
考に間違いなく作用している。
もし、製作者が検察側の視点に立ってこの映画を描いていたら、見方が全く違
ってきただろう。
全く違った見方や真実が存在する可能性があるということを、私たちは常に心
に留めておく必要があると思う。

上野:本人の考えている世界がすべて現実とは限らないが、エミリーが悪魔を
信じる気持ちが最終的には裁判で勝利した形になったので、病気であるかどう
かという現実問題よりもその人の信念の方が大切にされるものなのかな、と思
った。

小出:科学と宗教という西洋の永遠のテーマであるが、現在世界のあらゆる現
象は科学を根拠に成り立っている。しかし今回のように科学で説明できないこ
とは数多くあるわけで、科学以外の根拠がよりどころとなる。宗教観が薄い日
本人にとってはどういった根拠が存在するのだろうか?

松枝:私があの裁判に携わっていたら、悪魔の存在を信じたと思う。このよう
に何を信じるかは個人の自由だ。何が正しくて何が正しくないかは誰にも判断
できないと思うからだ。もしかしたら、この世だって人の思い込みだけででき
ているのかもしれない。この映画をみて、こんな不思議な気持ちになった。

山田(真):この映画の怖さは悪魔に憑かれるとか、病気になるとかじゃない
気がした。一番怖いのは人間が個人個人持っている価値観だと思う。

鈴木(雅):客観的事実とは個人の直感や推論に偏ることなく多くの人に認め
られる事実だが,この映画を見て全く主観が介入しない事実は本当に存在する
のだろうかと疑問を感じた。情報が溢れている現代で何が真実かはわからない
ことが多いだろう。ただ,大事なことは自分が何を信じていくかをということ
をしっかり考え,相手の考えもしっかり受けとまることだと思う。

121.2.50.7 , p023207.tkyoea00.ap.so-net.ne.jp ,


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