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2007 学習心理学講義(-特論)

34 名前:M1 青崎:2007/06/08 22:11 ID:DDhOgMkg

『状況に埋め込まれた学習』講義録 p.71〜76
「実践における学習のための構造化の資源」

◎ 親方−徒弟の関係と正統性
・ 親方−徒弟の関係は多様であり、学習に偏在しているものですらない
・ 正統的なアクセスが徒弟に保証される形態は、実践共同体が位置づいている社会的環境での分業の特徴に依存

◎ 学習=即興で生み出される実践
・ teaching⇔learning
・ 教育のカリキュラム⇔学習のカリキュラム(教授学的ではない)

・ 徒弟制=学習者同士の学習関係で多くを学ぶ
cf.『優しい共同体の無視』(benign community neglect)について
本番の空間⇔本番から離れた空間(ex.仕立屋→余った布で徒弟たちが何かを作る)
※ 共同体=<学習者同士の関係>と<学習者と古参者の階層的関係>との結びつきが強固なものという前提があることになる

◎ 状況的アプローチにおける脱中心化方略
・ 学習・・・個人の学習者の概念→実践共同体における正統的周辺参加の概念
・ 徒弟−親方の関係・・・熟練=親方の中→親方がその一部である実践共同体の組織の中
・ 教育者としての親方・・・教える行為→共同体の学習の資源の複雑な構造化
※ 脱中心化について
the central motive(p.74,l.13「中心的原動力」/p.75,l.2「中心的な目的」)
 ;「誰かの意図(motive)がある」と考えることも中心的
中心があることの否定→関係論的p.30,l.8〜l.13
124.86.120.111 , p2111-ipbf508hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp ,


35 名前:M1 青崎:2007/06/08 22:20 ID:DDhOgMkg

言葉の意味や、過去に出てきた内容などを消化しきれていないまま発表してしまって、
混乱を招いてしまったかもしれず、すみません!
本書に対する自分の立ち位置も、きちんと言えるようになりたいと思います。

野田頭さんが担当なさった箇所では、
知識やその在処は実践の中にあり、実践共同体が「〜時間を通しての関係の集合」
という部分が先生の説明を聞いてしっくりきました。
前にも言ったように学部時代にスポーツ新聞を作っていたんですが、
「こういうレイアウトをしてはいけない」「こういう言葉で締めてはいけない」
等様々なルールがありました。
周辺参加しているうちに当たり前の知識になるんですが、
それは必ずしも他の新聞と共通のルールではないのです。
先輩方が新聞を作る中で、かっこ悪いレイアウトになってしまったり、
記事同士が似たような内容になったりする失敗を通じてわかってきた、
歴史を伴う知識だなぁと実感していたからです。

124.86.120.111 , p2111-ipbf508hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp ,


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