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2007 学習心理学講義(-特論)

51 名前:名無しさん@有元掲示板:2007/07/10 10:27 ID:1Cj0TWmo

第9回講義録 7月3日
「状況に埋め込まれた学習」 p.127-139
主に、「V プロト認知主義としての構造主義」における
重要点が講義で取り上げられました。その中で、捉え方が
間違っているかもしれませんが、まとめました。

(p.136 L4)「暗黙の思考の活動の痕跡」について、目の
前でみている事象が文脈から切り離し、構造だけ見ること
ができるかどうか、意見が対立している。

○暗黙の思考をプログラムに捉えようとしている、計算主
義的な意見。
Ex.)Skinner,B.F.のスキナー箱で見られる行動は、作った
行動である。いかにその行動が可視的なのか。ここでは、誰
が見ているのか、言わない。
↑ レイヴ:「頭の中だけで見ているのは変」と批判。

○レヴィ構造のように、誰に見えるか、を意識した捉え方。
レヴィは野生での認知結果より“まなざし工夫”を指摘した
ように、どういう条件からどういう時にそう見えるのか、ポ
スト-モダンな考え方をした。
 Ex.)記憶実験…無意味つづりを使用し、誰から見た記憶な
のか、可視的になるよう工夫している。
計算主義的な立場からみると、「どうして記憶が可能なのか
?」という疑問になる。
⇒これを教育現場に置き換えると、「どうして個人の学習が
見えるのか?」「どうして評価が見えるのか?」という考え
になる。

レヴィ流の構造主義の、認知心理学との対応づけ
実験室=遠くからみることで、個々の事例をみないようにし
ている。
   →“野生の実験室”=野生に出て行っているが、やっ
ていることは実験室的。
      ↓
    野生の思考の純度が保たれる。

すみません、2つに分けます。あと少し続きます。お願いします。
133.34.235.143 , pc-j013.ipcf.ynu.ac.jp ,


52 名前:学校教育臨床分野M1海原美香:2007/07/10 10:32 ID:???

上の名無しさんも、私です。学校教育臨床分野M1の海原です。
書き込みが遅くなってしまい、すみません。ご指導、ありがとう
ございました。
書きながら考えたのが、レヴィ構造での暗黙の思考の活動の痕跡
の捉え方です。学校で、例えば学力や知能など、そのきちんとし
た具体的な定義は知らないかもしれないのに何となく使用してい
る言語があると思います。目に見えないけれど、それは確かに生
活に影響しており、我々が試験など、レヴィの捉え方のようにあ
る条件からの一側面を見て、それがその子の学力の全てだと思っ
ているものではないでしょうか。そして平均値を算出するなど、
個々を1つのクラスとして遠くから見る面もあると思い、学校で
はレヴィ構造に近いものがあるかもしれないと考えました。
しか、欲張りかもしれませんが私は対立しているどちらも臨機応
変に使っていくのがよいかと思います。2つの対立など、同じ対
象をみているのに別々の異なった見方があるのは面白いと感じま
した。

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