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2007 教育の心理学
- 26 名前:有元@管理者 ★:2008/01/09 10:06 ID:???
 
-  講義後に質問を受けました。前半と後半のつながりが分かりにくいと。 
 整理すると以下のようなことです。また分かりやすい説明を考えます。 
  
 主客が混淆してるのが現実→客体は主体の観察実践に依存する(また逆も) 
 
- 27 名前:金田依理:2008/01/23 10:49 ID:uV/XyVow
 
-  第10回講義録 
 <<配布物>> 
 ワークシート10 
  
 <<内容>> 
 ○心理学における人間の観測問題 
 心理学における「観測問題」は、 
 心理学が自然科学ではなく人間科学である場合に重要な問題となる。 
 人間科学においては、観測とその記述が「現実」をかえてしまうからだ。 
 観測者によってその分析単位の範囲は異なり、 
 したがって異なった意味と価値として現実は記述される。 
  
 【例】 
 同じ事象であっても 
 救急隊は「心配停止」、医者は「外傷性ショックによる死亡」、 
 目撃者は「ビルからの落下」、マスコミは「借金苦による飛び降り自殺」 
 とそれぞれ記述する。 
  
 ⇒私達それぞれ異なる“現実” 
  
 生きて社会文化の中で活動する人間を記述する限り、 
 私たちは無邪気に自然科学の非人称的な語り口を採用し続けることは出来ない。 
 誰からみた何のための記述であるか、ということは、 
 記述の実践においてまず宣言する必要がある。 
 こうしたことは、心理学における「星座」の描かれ方をしることであり、 
 そのプロセスを丁寧に見直すことである。 
  
  
 ○能力の社会的達成例 
 ColeとTraupman(1961)によって報告された、 
 アーチーと呼ばれる「おちこぼれ(LD)」の子どもについての事例から、 
 アーチーの有能さや無能さは環境によって決まるということがわかる。 
 授業では「問題児」であるアーチーだが、クラブでは、「社会的資源」、 
 ここでは他の子どもをうまく使い、 
 自分にもパートナーにもうまく作業を組織化している。 
 この違いは活動の目的にある。 
 教室は、「だれがよく知っているか」という問をめぐって組織化されていて、 
 つまり、お互い助け合うことはルール違反である。 
 それに対し、料理クラブは、いっしょに何かをつくることが主な目的であり、 
 助け合うことは問題にならない。 
 つまり、いくらでも環境や課題を変えることができるのだ。 
 よって、アーチの有能さや無能さは 
 以上の様な社会的な状況を背景にしたものであるといえる。
219.98.152.77 , p62984d.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 28 名前:有元@管理者 ★:2008/01/24 16:40 ID:???
 
-  >>27 金田さん、おつかれさまです。 
 まとめにご自分の意見も書いてもらうとさらにうれしいです。 
  
 ワークシート最後の問題のような応用編を試験問題に出すつもりです。 
 
- 29 名前:有元@管理者 ★:2008/01/28 06:18 ID:???
 
-  教育の心理学ワークシート一式 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/01.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/02.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/03.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/04.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/05.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/06.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/07.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/08.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/09.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/10.pdf 
 http://www.arimoto.com/doc/EduPsy2007/11.pdf 
 
- 30 名前:書けませんよ。。。:停止
 
- 真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
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