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2008学校教育総合研究

16 名前:杉本 季穂:2008/06/02 15:55 ID:5+50GCQg

5月29日の講義録です。発表テーマは「小学校英語の導入について」でした。発表の流れは以下の通りです。
@小学校英語の現状:都内、荒川区の小学校例。
A新しい学習指導要領:小学校の導入される『外国語活動』のねらい・内容
B小学校英語における問題点と論点:例.教員の質、ALTの派遣、国語や中学英語との兼ね合いなど。
C考察・感想:英語をコミュニケーションの手段と考える、教員もともに学ぶ姿勢で授業に取り組む。

議論では、なぜ小学校で英語を勉強するのか?なぜ英語教育だけがその賛否を問われているか?
あるいは算数や理科など他の教科でこの疑問は問われないのか?という疑問点が挙がりました。
また、現行の中・高・大学での入試制度や成績評価では、結局英語も教科化し、小学校英語の目指す
コミュニケーション(しゃべる英語)のための手段ではなくなってしまうのでは?という意見も挙がりました。
それらを踏まえて、今回特に重要に感じた意見としては、「児童に英語を話す人々(外国人学校の生徒など)に
直接会わせる」といった場面作りを教員側が行い、英語を言語とする人に直接触れさせる授業が
必要ではないかという意見です。
文化の違いを外国語活動で生かすことや地域性を重視するのであれば、英語に限らず
各地域に関連の深い国の言語を授業に取り入れていくことで、コミュニケーションの手段としての
外国語学習となるのでがないかという意見をいただきました。
小学校英語を考える際に、導入の背景や目的・ねらいだけでなく、英語に触れる授業内容の編成や
児童の活動といったことを考慮していくべきだと思いました。
今後の研究では、上記の内容に着目しながら研究を行い、小学校における英語教育の授業案を
作成し、実践的な授業を考えていきたいと思います。


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