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2008学校教育総合研究

9 名前:塩村 光正:2008/05/10 14:44 ID:ImtrDBmM

5月8日(木)の講義録です。担当は学校教育心理学の塩村です。
今回は私の卒業研究である
「大学生の被服行動におけるおしゃれ意識、着装規範意識、自己意識の関連」
について発表させていただきました。

研究の目的としては、先行研究の疑問(おしゃれ意識と着装規範意識は相反するものなのか)と、
自分自身の意識(おしゃれ意識と着装規範意識の両立)を検討することを主としました。

○授業の中で○
そもそも、おしゃれ意識と着装規範意識を比較するものではないのではないか。
 →集団に属していることにより、何らかの規範に追随しなければならないが、
 その中で独自性を追求するといったおしゃれ意識が関わってくるのではないか。これがしっくりきました。
(例)制服の着崩し、スーツに合わせるネクタイ など
規範のないおしゃれはない。おしゃれは一人歩きするものではない。

そして、前々からの課題である、「おしゃれ」とは何か。
 →選択すること(タンスの中から今日着る物を選び出すことがおしゃれの始まり)
 →他人の評価が伴って決まるもの(自分がどんなにおしゃれだと思っていても、
 周りの人が認めてくれなければそれはおしゃれではない)

○感想○
単に言葉の意味ひとつをとっても、自分の解釈が先行して卒論を進めていたことを実感しました。
研究する上でこれは慎重にならなければいけないことで、自分の研究の甘さを改めて感じます。
「衣服」というものが、そもそもは、護る、隠す、防ぐといった基本的な機能を目的としたものであったのが、
今ではその人の印象形成に影響するものとなっています。むしろ、印象形成に関して衣服は大きな力を持っていると思います。
このことに興味をもち、「衣服」を研究の題材に取り入れました。
今回の授業でたくさんのご意見・ご指摘を頂いたことで、さらに興味がわきました。
「研究の意義」を考えつつ、今後につなげていこうと思います。
ありがとうございました。



133.34.73.97 , psy03.edhs.ynu.ac.jp ,


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