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2008 教育の心理学

30 名前:小野修嗣:2009/01/14 08:32 ID:TWn8MNng

(2007年度に書き込まれていたため、こちらに再掲します。)
第11回講義録

配布物:ワークシートNo.9

内容:まず、人間は様々な道具を使うコトで活動の対象を新たに作り出している。

例えば携帯の電波は、携帯が作られた当初は目に見えないものだったが
これを可視化したことで、今は電波を求めて彷徨うような行動をよく見る。
これは電波を活動の対象にし、対象化と呼ばれている。

このような、道具と行動をセットとなるものが実生活の仕事の場面でも現れている。

一例として、今回はある焼き肉店のオーダーコールが挙げられた。

オーダーコールが、ボタンを押したとき、掲示板に10秒以内で消えてしまうものは、
[消えてしまう]ということで店員は、どこの卓か、誰が行くか、もう行ってしまったかを自分で判断しなければならない。

しかしボタンを押すと誰かが消さない限り掲示板に卓番がずっと表示されるオーダーコールの場合
、卓番を記憶する必要もないし、消した店員が卓に行くため、考えて行動することがなくなる。

つまり前者のオーダーコール比べて、後者のオーダーコールは主体性、自律性が失われていると言える。

オーダーコールのシステムは単に表示が消えるか、消えないかの差ではあるが
それを扱う人間にとっては内からくる主体性、自律性に影響を与えている。


このオーダーコールの消えるか消えないかという差のような、外側からの見方をシステムビューと言い
これに対し、それを扱う人間がどのように捉えるかという見方をパーソナルビューと言う。




課題:教科書p46-48の[パーソナルビュー]の身近な具体例を挙げてください。
133.34.73.112 , psy18.edhs.ynu.ac.jp ,


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