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2008 教育の心理学
- 38 名前:照屋林太朗:2009/01/25 23:56 ID:byrgfxjI
- 遅くなってすいません。
第12回講義録
●配布物
ワークシート10
「デザインド・リアリティ」U章より(教科書p.48〜51)
●社会文化的オーダー記憶(前回の続き)
パーソナルビューの身近な具体例
携帯電話、信号機、楽譜、大学における授業など
私たちは身の回りにある人工物がなくては生きていけない。
というよりも私たちが今生きていく上での「意図」や、「計画」、「欲望」は人工物があるからこそ
生まれるものであり、社会に出回っているツールがなくなるだけで私たちの意図や欲望といったものは、
大きく変化する。
○横浜から30km離れた東京の友達の家に行く。
→電車が必要であり、それがあるからこそ行く気になる。気軽に歩いていける距離ではない。
○日常のどうでも良い出来事を友達にメールで報告する。
→メールというコミュニケーションツールがなければ、わざわざそれだけの為に手紙を出す人はいない。
○友達の連絡先を確認したり、電話をする。
→携帯電話がなければ友達とのネットワークはなくなってしまう。
●アンサンブルとしての主体性
「観測問題」…現実は観測と相関する。
→物事は初め呼称すらならない。誰かがそれに呼び名をつけることで流通し誰もが使うようになる。
ex)活断層、ノイローゼ
WORK1 「スイーツ」「お菓子」それぞれの集合の要素を図示しなさい。
余談:あまりにもスイーツがどこから来たのか気になったので調査してみると、甘いものを指す時に
アメリカではdessert、イギリスではsweetやpuddingというらしい。
ただしsweetは飴や駄菓子程度のものを指し、比較的下層階級、労働者階級の人が使う言葉とのこと。
あくまでsweetは単数形。
61.199.25.103 , p5103-adsao01yokonib1-acca.kanagawa.ocn.ne.jp ,
- 39 名前:照屋林太朗:2009/01/25 23:57 ID:byrgfxjI
- 続き。
●非常事態心理学
ヴィゴツキーは私たちの心を社会の諸関係のアンサンブル(総体)だといった。
珈琲店や焼肉屋でも見られた主体性や自律性は、道具に頼り、仲間に頼り、ルールや制度に頼って
アンサンブルとして成り立っている。
そしてそれらの頼っているもの、また言葉ですら人工物であり、その人工物の制約の中で、
世界の本質は成り立っている。
テキストp.51宮沢賢治『春と修羅』序詩から。
●あなたの物語
自分自身が日々取り組んでいる活動は、当たり前であるが故に特徴を記述することは難しい。
→自分のあまり見慣れないコミュニティ(コスプレなど)と比較することによって
私たちのいる現実の成り立ちをとらえなおすことが出来る。再デザイン。
WORK2「手元にあって利用可能な人工物ひとつで、私たちの内なる「意図」や「計画」、
「欲望」は変わってくる」ことの身近な具体例を挙げなさい。
→次回へ持ち越し、[章の導入
以上。
●感想
自分は大学に入学するまで携帯電話をもっていないまま日常生活を送っていたので
アンサンブルから外れた異端児扱いをされていました。
持っているのが当たり前の世の中になったから持ってない人はおかしいと言うけれども、
数年前にはほとんど誰も持っていないまま日常生活を送っていた訳です。
実際持っていなくても対して連絡することもなく困っていましたが、逆に相手側から不便だと。
携帯電話のより社会が進化し便利になり、楽になったとは思いますが、
持っていない時より面倒なこともあります。
例えば「今すぐ来い」だとか「明日までに…」といったことで
いちいち連絡が来て、シカトをすれば後で怒られるとか。
自分はこれを手に入れてから、自由と制約とどっちの為に
持つようになったのか未だに疑問を感じています。
感想なのかなんなのかよくわからなくなってしまいましたが…長々失礼しました。
61.199.25.103 , p5103-adsao01yokonib1-acca.kanagawa.ocn.ne.jp ,
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