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2009学習心理学講義(-特論)

34 名前:森井:2009/06/22 16:45 ID:Qh+Ic15k

誠に遅くなりまして申し訳ございません!

分散認知第1章 「分散認知への文化・歴史的アプローチ」の回を担当しました。

ヴントの二重システム理論、ミュンスターベルグの二重心理学理論を経て
個人間に認知は分散しているという分散認知の考え方が現在の主流です。
その際に文化・歴史的な考え方からの分散認知へのアプローチが主であり
この章では述べられていました。

具体的にはBateson,White,Geertz・・・・ら先人の分散認知に対する
見解が記されており、素敵な言葉ばかりでした。

特にMacfarlaneの赤ちゃんの例
(時間の中での心の分散:
まず過去の文化的経験からの情報にさかのぼり、子どもの未来を想像し、
それを現在の子どもとの相互作用に発展させるという
「水平」と「垂直」の認知の時間的分散)
が興味深かったです。

原体験が未来、現在に反映されるということは
時空をこえて認知が分散しているということを示唆し、
とてつもなくファンタジっくな気分になりました。


これに加えてこの文化・歴史的アプローチに対する考え方を用いた
プロジェクトの例が2つあげられてました。


人工物によって認知は媒介される!
という一言につきる章でした。



臨床M1 森井沙織




133.34.73.110 , psy16.edhs.ynu.ac.jp ,


42KB
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