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2010学習心理学講義(-特論)

30 名前:中塚圭二郎:2010/07/05 10:19 ID:7irWBqz6

『脱学校化の社会』イヴァン・イリッチ
2章(6月22日)

(まとめ)
●学校は,(1)特定の年齢層を対象に,(2)履修カリキュラムにフルタイムで出席を求められる,(3)教師に関連のある過程,である
(1)に対する批判
・「子ども時代」は最近生まれたもので,学習する意欲のない年齢層に資金や人材を割くべきではない
・学校によって「子ども時代」が作られ,教師の権威を強化している
(2)に対する批判
・「学習は教授の結果である」ということが誤っているのに,公理のように扱われている
・学校から得るものは,知識技能ではなく,学校を卒業したという免状だけである
(3)
・教師は閉鎖された環境で,集中した権力を持っている
・学校はブラックボックス化しており外からではその非日常性が見えない

●学校制度という儀礼的なシステム自体がこのような歪みを持たせる原因である.
・専門家主義への批判.専門家でないとその職業を行ってはいけないのか,民間でも十分できることじゃないか.
・自分の面倒は自分で見る,当事者主権の考えにもつながる
・そもそも,同じ学年で同じ時に,すべての子どもが1つのことに動機があるのは不自然
→課題に沿って勉強すること自体が動機になっているようだ.

(感想)
・hidden curriculumの内容は,学校がなかった時代ではhiddennといわれるものではなかった.
 このようなことに気づけない自分も学校化されていたことを感じた.
・教師に権力は集中しているが,同時に仕事や責任も集中している.
学校はもっと民間と協力し,協力される関係を作った方が子どものためになるのではないかと思う.
116.65.45.248 , 116-65-45-248.rev.home.ne.jp ,


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