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2005 教育の心理学

16 名前:和田美央:2005/12/06 19:13 ID:mfotqHp6

 12月5日の講義録です。

状況的学習論のプリント後半1/4から、先週に引き続き状況的学習論のまとめ。
状況的学習論が対象とする学習とは、
 ・コミュニティへの参加
 ・人工物
 ・実践
の3つの要素を必要としている。
「使うために学ぶ」という、一人前になることが動機付けられている学習である。

一方、学校では学ぶこと自体が生活と文化的距離を持っており、そこでの学習が
社会的意義のある実践なのか、学校の中で一人前になるとは如何なることかがわか
りにくい。これでは「学ぶために学ぶ」という皮肉な結果を招き、学校での学習に
うまく乗れるのは、学習というゲームのやり方に習熟した子だけとなる。

こうした文化的距離を埋める方法として、状況的学習論は、学校を相対化する視点
を与え、社会的実践の実践者としてのアイデンティティを得られるような学習環境
のデザインの方向性を強く示す。

●ワークシート 人工物と現実のデザイン
認知的人工物について (空欄に入れる語句→強化・変化)
※プリント参照のこと
○人工物と可視化 (人工物またはそのセットがあるために特に知覚可能な現実を
列挙)例:音程(チューナー、楽譜)、服のサイズ、学力、自分の外見(鏡、写真)
、体重、体温、過去(ビデオ、アルバム)、距離、乱暴運転(ウィンカー)など。
人工物が現実の見え方に影響を与えている。=(認知的)人工物は現実に見えを与え
る〈インタフェース〉の作用を持つ。

正統的周辺参加のプリント配布。次回持参のこと。
以上
133.34.210.23 , pxysrvky01.ipcn.ynu.ac.jp ,


15KB
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