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2006 教育の心理学

49 名前:水口一徹:2006/11/06 16:03 ID:BSqBTfOY

第4回講義録 11/6(月) 第2校時

前回課題 ワークシート03 「社会的に構成された現実とその構成要素」
 解答例)学力、おしゃれ、信頼性、アイデンティティー、ブランド、におい、
     お金、仕事、ジーンズ、児童生徒 etc
 ここで挙げた「現実」の例は、いずれも当たり前に見えているものではなく、
社会の工夫によって維持されているものである。

本講義 ワークシート04 「社会構成主義2」
・社会構成主義は教育を捉えなおす契機・・・「能力」という現実への疑い
教育とは能力を測定しそれを伸ばす営みであるが、社会構成主義にふりかえると、テストなどの
デバイスで能力を測定することが、学校における「能力」の可視化、物象化を引き起こしている。
・「学力」という現実・・・「学習環境のデザイン」によって社会的に構成
(例:学校において児童が見せる対照的な側面)
 教室では落ちこぼれの子どもが、料理クラブでは上手く振る舞える。
→教室が個人の学力的「能力」を浮き立たせ、料理クラブでは個人の学力的「能力」に
 スポットライトが当たらないことを示している。
(cf:「学習環境のデザイン」は物理的なものだけでなく、社会構造的なものを含む。)
・どんな現実を教育において構成するのかという問題・・・教育の「現実工学」
1次の学習環境のデザイン・・・教育実践の組み立て(どんな授業にするか)
2次の学習環境のデザイン・・・教育実践を社会構成主義的に相対化する作業
               (どんな意味を持たせるか)

課題:ワークシート04下部
「個人の能力」を可視的にする授業デザインの列挙と、その実地理由の説明。


133.34.235.34 , pc-k004.ipcf.ynu.ac.jp ,


48KB
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