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2006 学習動機づけ論

31 名前:高井 聡美:2007/01/26 03:27 ID:FQrO1tNE

2007年1月24日の講義録です。今年最初の授業です☆

まずは前回までのまとめとして、人間は環境から独立してはおらず、
人間と環境とは分かつことの出来ない関係であるという話から入りました。
人もものも、決してそれ自身だけでは存在せず、
まわりとの関係があって初めて存在し得るのです。

北海道では「家畜に名まえをつけてはいけない」というルールを
子どもの頃に教えられるというお話、興味深かったです。
確かに、名まえをつけることでその動物は“食べる対象”というよりか
“愛情をそそぐ対象”としての動物となってしまいます。
人間の行為が、その動物の意味を変えてしまうのですね。
家で飼う犬にしても、名まえをつけたり芸を教えたり服を着せたりすることで
“ペット”あるいは“家族”や“友達”としての犬の存在を人間が創り出しているわけで、
そうした人間の行為がそこにその犬を存在させているのです。

そこから、ネイチャー(本質、特質)という話にも発展しました。
全てのものがまわりとの関係によって創り上げられたものであるなら、
まわりの環境と切り離したときそのものは存在し得るのでしょうか。
哲学っぽくもある、おもしろくて難しい問題だと思いました。
また、この話を聞いて、「私(自分)」のネイチャーというものも
社会の中でこそ出来ているのだと感じました。
自分ひとりの中だけで自分を理解するのはきっと不可能で、
例えば私の場合は “大学生の自分”、“末っ子の自分”、
“「あほそうだね」とよくいわれる自分”というように、
社会的な役割や地位や他人の自分に対する反応などから
自分というものを理解し存在させているのだと感じました。
鏡映的自己というのも、この話に近いものですよね?

後半は、期末試験予想問題についてグループで討議をしました。
講義で習った事項を用いて実際の教室場面の現象を説明するというものでした。
私たちのグループは、「発達の最近接領域」を使って、
基礎問題から発展問題へ、個人からクラス全体へという算数の授業を考えたのですが、
普通すぎるというご指摘をいただきました。
確かに・・・。
みなさん、本試験ではナチュラルかつロマンチックな素敵な案を考えましょう!!


61.125.37.177 , z177.61-125-37.ppp.wakwak.ne.jp ,


32 名前:ありもと@管理者 ★:2007/01/28 08:16 ID:???

>>30 鈴木さん、>>31 高井さん、ごくろうさま。
正統的周辺参加のアイディアを味わってみてください。
ホンモノの活動で勉強する、という単純なアイディアです。
今までは、勉強用のニセモノの活動で勉強してたわけ。
理論を現場に活かすのはみなさんの世代です。
高井さん上手なまとめをありがとう。
ネイチャーの話深く理解してもらったようですね。
実利的な話や実践上の問題は仕事についてから考える。
ここは大学だからうんとロマンチックなことを夢想する場所です。

33 名前:書けませんよ。。。:停止

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

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