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2007 学習心理学講義(-特論)

53 名前:「弱い方略」小清水宣雄:2007/07/10 16:39 ID:???

第9回講義録 7月3日
『状況に埋め込まれた学習』p139−p147
W 失われた実践−行為者の抹殺と再導入
遅くなって申し訳ありません。
講義では「観察者の視点の問題」がクローズアップされた
と記憶しています。「何を、どう観察するか」という、観
察のテクノロジーについて有元先生からお話がありました。
「次回星座の論文あげる!」とのことでした・・・。

□本文について(「弱い方略」でまとめたレジュメを参考
にしてください)
・レヴィ=ストロースの構造主義的な手続きに対する批判
p141.l6
 見たいものを見てまとめるだけ。/見ようとしたら見え
るだけ。/観察者の目論見とセットになって、見えないも
の、見なくていいものを可視的にしているだけ。
【観察者の視点の問題】
・しかし・・・「構造化された側面が見出されるのは否定しが
たい事実」p142.l1であって、問題は「対象の構造的把握が
可能となるとすれば、それはどういう条件下でなのか、と
いう点を明確にすること」(p142.l2)で、「構造の問題は、
無意識におけるある抽象化された原理の問題ではなく、社会
的実践の様々な表出の問題」(p142.l7)ということになる。

59.143.59.133 , KHP059143059133.ppp-bb.dion.ne.jp ,


54 名前:「弱い方略」小清水宣雄:2007/07/10 16:40 ID:???

長すぎました。続きです・・・
・そこで・・・
社会的行為者を議論の中心に再導入すると
「心的構造という概念の中の社会的活動の、相互に異なる諸
相が見えてくる」(P142.l9)ので、「心的構造のかわりに社
会的行為者というものを分析の中心におき、彼らの実践的な
活動というものを軸に分析してみると、心的構造という発想
を支える暗黙の前提を、言わば再文脈化する事が可能になる」
(p143.l9)
 ↓
社会的行為の全体的スペクトラムの「何処に焦点を当てるか
によって、構造的なパターンがどのレベルで観察可能になり、
それが社会的行為との関係でどう位置づけられるか、再文脈化
可能になる」(p144.l14 )
つまり・・・
◎「構造的パターンを社会的実践の文脈の中に置き換えてやる
事が大切」(p146.l9)
 「構造として見る」のと同時に「個別のケースを見る」こと
が大切ということ。
 EX)ADHDの子
    構造として見る(=診断名を先行させる)と、関わる
担任としては心の構えができてある意味対応が楽になる。しか
し、ある種のレッテル張りになり、個別のケースを見失う可能
性がある。


□「星座の論文」について
「星座コンストレーション」?
 星座とは、人間的、文化的なフィルターを通し図形を見て
いる(本物ではない)ものであり、人間は星座づくりを組織
的に行っている。(オリオン座 = 酒桝座  同じもの)
59.143.59.133 , KHP059143059133.ppp-bb.dion.ne.jp ,


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