■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50

2007 教育の心理学

19 名前:溝口功一:2007/12/14 21:32 ID:gdrIOvFg

第7回講義録

《配付物》
 ワークシート07
《内容》
○心理学における人間の観測問題(The Problem of Observation)

 人間の精神の記述は、個人の内側の記述と個人を含んだ外側の記述が併存し
ている。
【例】内側としての計算能力と外側としての筆算のルール
 それではどのような分析の単位を採用すれば、人間を描く上での正しい記述
ができるのか?

 これまで心理学は客観的実証を求めてきた。そのため、哲学的とも言える単
位の変更は問題にされてこなかった。
 そのような中で、誰の何のための記述なのかという観測上の問題を分析の単位
の変更は露わにした。
【例@】事故が起こった場合、保険会社、警察、被・加害者が事故(現実)に対
し異なった記述を行う。
【例A】香川県の祖母と孫二人の行方不明事件において、マスコミは犯人が父
親であるかのように解釈できる報道を行った。
【例B】日・中・韓共同の歴史教科書を作る上で、共通の客観的な歴史認識を
持つことは難しい。さらに、事実が客観的だとしても、どの事実を取り上げる
かという問題がある。

 また、教育現場においても、子どもをどのような様式でとらえているのかに
ついてもっと考えるべきではないだろうか。

61.211.61.27 , pd33d1b.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp ,


21KB
新着レスの表示

掲示板へ戻る 全部 前100 次100 最新50