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2007 教育の心理学
- 21 名前:細野 奈津美:2007/12/17 23:22 ID:gZ9S7IEA
- 第8回講義録
<配布物>ワークシート08
<内容>
○学習の観察
人は普段の生活で空気を意識することはない。しかし、実験や道具を使う(視
点を変える)ことによって、その存在を意識するようになる。
同様に、授業の場面でも、慣れ親しんだ空間(ファミリア)において他者の目
(ストレンジ)が必要になってくる。
[大学の大教室での講義]
(例)「なぜ、学生がやる気がないように見えてしまうのか?」
例えば、出席表を先に配ることによって、出席表を出してしまえば変えれる
という<授業デザイン>が出来上がってしまっていることにより、変える学生
が増え、やる気がないように見えてしまう。
一方で、ワークシートを配り、個々に課題を与えるような授業にすると、学
生にとって集中せざるを得ない空間をデザインすることができる。
⇒学生そのものではなく、周りの要因(デザイン)がそうさせている。
また、スウェーデンでは日本とは異なり、教室内でグループ学習をさせる。
これもまた、授業デザインの一つであると言えよう。
[フィールドノートを取る]
自分の授業を他者の目で見るために必要な作業である。授業開始からの時間
とキーとなる行動を書き込んでいく。
(例)「『ペン回し』を教える場面を観察する」
教え方には様々な方法があるが、この場面では観察学習ではなく、原理の説
明の後、課題を与えるという方法を取っていた。また、課題達成のポイントは
社会的にできたと見えるポイントではなく、安定して同じ作業を繰り返すこと
ができるようになった地点であると言える。
以上のように、フィールドノートという方法では他者の目を持つことができ
り、様々なことが見えてくる。
○まとめ
客観的に自分の授業を観察することにより、自分がどのような授業形態を行い、
どのような行動を取っているかなど、意識しないと見えてこないものがが見える
ようになり、今後の自分の授業デザインをよりよくしていくことができるだろう。
123.220.221.63 , p4063-ipbf2209hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp ,
21KB
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