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2008生態学的学習論演習

1 名前:有元典文@管理者 ★:2008/04/08 09:54 ID:???

「生態学的学習論演習」に関するスレッドです。質問、コメント、議論歓迎。

2006年度はここ http://www.psy.edhs.ynu.ac.jp/bbs/test/read.cgi/arimoto/1144652417/

2004年度はここ http://www.psy.edhs.ynu.ac.jp/bbs/test/read.cgi/arimoto/1081824943/

26 名前:有元@管理者 ★:2008/07/24 06:22 ID:???

>>23-25 まとめてコメントします>鈴木さん、東さん、白石さん
講義のまとめにもあたると思います。
○主体と客体の不可分性:ユクスキュルの環世界、ヴィゴツキーの媒介理論、
がこのテーマで参考になります。
○精神は社会の総体:講義をノートにとろうとするとき、筆記具開発以後の
道具とセットになった「記憶」が使われている。社会の仕組みと精神は
往還している。
○学習は社会的構造:学習っぽい学習は社会的な仕組みがあって成り立つ。
日常ではまず最近接発達領域がつくられ、スキャフォールディングされ、
社会的に課題達成させてもらっている。

27 名前:有元@管理者 ★:2008/07/24 06:23 ID:???

最終課題
講義を通して学習とは個人内の変化である以上に社会的な事態であることを示した。
こうした学習の社会的性格を「スキャフォールディング※」という概念を用い、
身近な例を挙げながら説明してください。
※講義資料「座位の発達」参照のこと

28 名前:白石綾子:2008/08/01 11:34 ID:???

「スキャンフォールディング」
 他人の援助により学ぶことにより、あたかも自分で判断し行動しているよ
うになること
 ネットで調べると、語学習得場面に使われていることが多いようだった。
 今まで自分の中で模倣と考えていたことが、スキャンフォールディングの
概念に近いのかも知れず、再考が必要だ。

 ところで、スキャンフォールディングの例
 「1、2、3、4、5」が数えられること 幼児と周りの大人との関係

・指をおりながら
「1つ、2つ、3つ・・・」大人が言ってみせ、幼児と一緒にいう
・おもちゃやお菓子を数える
「1つ、2つ、3つ・・・」大人が言う
             次に、一緒にいう
 大人の質問「いくつある」
  幼児が数える。止まると、大人は援助し一緒に数える。
  数えおわると褒める。
 再び、違う場面で質問する。出来たら褒める。
・大人が遊ぶ時間がないときは、幼児番組をみせる
 番組のお姉さんやキャラクターを一緒に数え、褒められる
 「すごいね。よくできたね。」
・お風呂で、数えれれば、お風呂から出られる
 などなど、生活のあらゆる場面で、周りの大人から援助される
・数える数も増えながら同様のことを繰り返す。
・幼児は、質問されなくとも、物などがいくつあるか、数えられるように
なり、数を使いながら生活していく。
 
210.169.102.37 , V102037.ppp.dion.ne.jp ,


29 名前:岡崎ちひろ:2008/08/01 17:39 ID:g4Ylj6nE

私とスキャフォールディング

今、私は私の意志に従って自分の好きなように書いたり消したりしながら、文章を書いている。
本当に自分の意思か?本当に自由か?これは自律的なものか?

まず、PCが無ければ文章を書けない。掲載できない。
書く・掲載するを可能にする人工物があって初めて、こうして文章が書けている。
先生がこの掲示板を与えてくれて、どっかのおじさんがPCを与えてくれているから、
つまりスキャフォールディングをアレンジしてくれているから、書ける。

ん、ちょい待て待て。私の思考は自己制御のみでなされたものか?
例えば、授業がなければ、スキャフォールディングについて知らないし、考えない。
私の思考は、周囲の人・モノの中で、社会文化的に培われた思考。
私の知識・思考そのものもスキャフォールディングの上に成り立っている。

そうなると、私はスキャフォールディングまみれ。
自身の中に足場は深く浸透していて、自己なるものと足場は分離不可能である。
私は確かに自律的に文章を書いていると実感できるが、この自律性は社会的に達成されたものである。

寝るも、食べるも、みんなそう。 みつを
218.47.89.17 , i218-47-89-17.s02.a014.ap.plala.or.jp ,


30 名前:原田美枝子:2008/08/02 00:01 ID:???

私とスキャフォールディングとは、
スキャフォールディングとは学習者が他の援助をかりて今までできなったものができるようになる。
これは私の日々の実習指導そのものです。毎朝、ベットサイドに学生ともに観察に行きます。
観察に行く際、事前に学生が考えた観察項目とその根拠を確認しておきます。まず、ベットサイドいくと
学生は必要な観察をしながらバイタル測定をしていきます。学生がバイタル測定後、
不十分な観察方法を教員が具体的に追加質問と具体的な観察方法を学生の前で実施
しながら補足をしていきます。
そして、ナースステーションに帰り、学生の知識不足と不足測定方法の再度確認し
直します。
その後は、学生は日々繰り返し観察していきますが其の都度、不十分の部分を指摘
されながら確実に観察ができるようになります。それから、学生はバイタル測定は
学生自身が自信をもって測定できる一つの看護技術になります。
218.140.5.46 , softbank218140005046.bbtec.net ,


31 名前:東 宏乃:2008/08/07 13:37 ID:n9nM2M86

私とスキャホールディング(足場)
私は未熟児で生まれ、保育器の中で人工授乳によって育てられた。
親は放任主義のスパルタ教育で、私は野生児のように育った。
幼稚園と小学校低学年では、「体験」することが社会的発達の足場となった。
発語が増え、おはしが使えるようになった。
私にとってみれば、1つ1つのことを必死で「やってみて」できるようになることが重要だった。
「体験」とは何か。
状況論的学習論でも、発達の最近接領域論でも重要になってくる要素である。
その「体験」を補佐するのがスキャホールディング(足場)であると考える。
1人ではできなかったことが、外界との接点をもつことでできるようになる。
「挨拶」しかり「演算」しかりである。
学習とは、個人的な出来事ではなく、極めて、社会文化的な出来事であるといってよい。
鈴木大地選手が、ゴムひもで引っ張ってもらって速く泳ぐ感じをつかむ効果を研究した点もおもしろい。
つまり、スキャホールディングとは、
個人の自律性・主体性を社会的に達成されるものとみなす思想なのである。
有元は、スキャホールディングとは、
自己制御と他者制御の混交した生態学的な人間の姿を代表しているという。
 人という存在はおもしろい。
いかにして、ヒトは人間になるのであろうか?
人間の研究だけでわからないことは、チンパンジーとヒト、
人間との関係をみて解明していきたい。
その時に、スキャホールディングという思想もきっと役に立つ。




61.193.64.196 , Air1Aad196.ngn.mesh.ad.jp ,


32 名前:書けませんよ。。。:停止

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

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