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2008学校教育総合研究
- 1 名前:有元典文@管理者 ★:2008/04/08 09:56 ID:???
 
-  院 学校教育総合研究の連絡、講義録、コメント、質問、対話用。 
  
 2007年度記録 http://www.psy.edhs.ynu.ac.jp/bbs/test/read.cgi/arimoto/1176101662/ 
  
 2005年度記録 http://www.psy.edhs.ynu.ac.jp/bbs/test/read.cgi/arimoto/1113275065/ 
 
- 30 名前:上田梨愛:2008/07/24 16:18 ID:5CF+c/Dw
 
-  学校教育専攻の上田梨愛です。 
 7月10日の講義録です。遅くなってしまい申し訳ありません。 
 持続可能な社会の実現を目指す視点による家庭科の教科書分析について発表しました。 
 発表の内容は、持続可能な社会の実現を目指し 
 @生活課題の自覚、A個人的解決、B社会的解決、C主体的参画の4つの視点を定め、 
 それによる高等学校「家庭総合」の教科書分析の結果と考察です。 
  
 議論では家庭科で何を教えるのか、学校で何を教えるのかという論点が出ました。 
 勉強は受験のためという意味合いが強ければ、生徒が勉強は何のためにするのかという 
 疑問を持つのも当然だろうと思います。 
 受験のためではなく、生徒の役に立つ勉強とはどんなものでしょうか。 
 先生の生物で白血球や血小板などの成分を勉強し、その後転んで出血したときに、 
 生物で学んだことが初めてわかったというお話がすごく印象に残っています。 
 私自身もそのような体験がないか思い出そうとしましたが、 
 残念ながら思い出せませんでした。 
 でも、科学がおもしろいと感じたことはあるように思います。 
  
 実は私は日頃から、学校で何を教えたらよいのだろうという疑問を持っていたので、 
 今回そのような問いが出たときはどきっとしました。 
 勉強に対する考えがいろいろと聞けたのでよかったです。 
 家庭科に関していえば、家庭科はそのまますぐ実生活に役立てることが 
 できる内容がたくさんあります。 
 それは受験のための勉強とは違うものですが、 
 ただ実生活で使えるだけというのも、 
 学校で教えるべき勉強とは違うという気がします。 
 勉強が机上のものだけでなく、実生活で科学が実感でき、 
 生徒の思考を促すようなものを教えることが必要ではないでしょうか。 
 またそのような学習のためには、授業の方法も工夫しなければならないと思います。 
 学校で何を教えるか、科学と生活をどうつなげるか、 
 これは私の興味関心と関わるところなので、 
 もっと発展させて、修論にもつなげていきたいと思います。 
 ありがとうございました。 
  
 
118.15.1.4 , p2004-ipbf2606hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 31 名前:有元@管理者 ★:2008/07/29 06:18 ID:???
 
-  >>30 上田さんごくろうさま 
  
 科学と生活をつなげる、というのは重要ですよね。 
 学校で教えるのは科学者になるための科学ではないと思うのです。 
 将来生活するための科学。運動法則の初歩を理解していたら、 
 子供にシートベルトさせない親はいなくなるはずですが、 
 相変わらず後を絶たず。結局大学に行く人のための授業であって 
 残りはアラビア語の呪文を聞いてる内に学校が終わってしまって 
 生活に使えない。もったいないですね。 
  
 小学校までの理科を呪文じゃなくてしっかり理解させたら、 
 へんな健康食品をだまされて買ったり、過激ダイエットで身体こわしたり 
 ノーヘル運転でけがしたりしなくなると思うのです。 
 科学的な国民を育成できたらいいなと思います。 
 そうでもないと、学校やってる意味がないと思うのです。 
 
- 32 名前:遠藤 光泰:2008/07/31 16:28 ID:gzrrceDg
 
-  7月17日の最終回担当、学校教育専攻の遠藤です。遅くなりました。 
  
 発表の内容は、「モラトリアムについての考察」ということで、 
 ニートについてのアンケートを導入に、モラトリアムについての 
 私の見解と、先行研究から教育の中で関わりについて短く紹介させて 
 いただきました。 
  
 議論の中から印象に残っているものについて取り上げてみます。 
 ・「だれがモラトリアムを否定しているのか?」 
 発表は、アンケート結果や新卒偏重のシステムを指摘し、モラトリアム 
 が社会で疎まれていることを前提に進めていきましたが、実際あの回に 
 参加されたみなさんは「モラトリアム肯定派」だったことから指摘を受けました。 
 2006年に猪口前少子化・男女共同参画担当相が「負け組は立派だ。その人たちは 
 戦ったのだから。本当に反省すべきは『待ち組』だ」と発言し、波紋をよびました。 
 こうした「モラトリアム=怠惰な若者」と一義的に解釈されることに違和感を 
 覚えたのが研究のきっかけになったのですが、常に変化している社会の中で、 
 モラトリアムに対する見方も変化していることを常に自覚していく必要性を再認識 
 しました。あることを自明視することや安易なラベリングの危険性はこの種の問題には 
 特に注意を払うべきだと感じます。「ニート」というラベリングについても議論で 
 指摘を受けたかと思います。これについては、「ニートって言うな!」という 
 本が的を射ていると思うので興味がある人はどうぞ!希望でしたらお貸しします。 
  
 
203.181.32.175 , q032175.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp , 
 
 
- 33 名前:遠藤 光泰:2008/07/31 16:29 ID:gzrrceDg
 
-  <続き> 
 ・理論と実践の問題 
 「自分の子供がモラトリアムを享受したいと言い出したら?」この問いは本当に困惑 
 してしまいました。笑 
 自分の子供が社会に出るときには願わくばモラトリアムが社会的にもう少し許容されていたら 
 いいなと思います。でもそれでは答えにはなっていないでしょう。 
 研究者が避けては通れない問題ですが、考えてみると難しい。議論でも伊藤君の「語りのコンテクスト」 
 という立場で理論的立場を、鈴木君がそれに対する実践的立場を代弁してくれましたが、 
 モラトリアムという問題でこれからその両視点を忘れないようにしていきたいと思います。 
 研究を机上の空論や夢物語にしないように。 
  
 この授業では、みなさんがおっしゃるとおり、いろいろな人の意見が聞けて有意義でした。 
 思うところはあっても、人に伝えることの難しさを感じたことも多かったです。 
 これからもっと…というところで最終回を迎えてしまったのは残念ですが、 
 各々専門を深めていく中で、またこういった場に出会えたらと思います。 
 半期の間でしたが、ありがとうございました。よい夏休みを! 
 
203.181.32.175 , q032175.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp , 
 
 
- 34 名前:有元@管理者 ★:2008/07/31 17:15 ID:???
 
-  >>33 遠藤さんごくろうさま 
  
 > 思うところはあっても、人に伝えることの難しさを感じたことも多かったです。 
 > これからもっと…というところで最終回を迎えてしまったのは残念ですが、 
 > 各々専門を深めていく中で、またこういった場に出会えたらと思います。 
  
 大学院の授業は学問の本番の練習編です。 
 まさにその「これからもっと」というところを、大学を飛び出て、 
 研究会や学会や実践の場で研鑽し、また楽しんでください。 
 
- 35 名前:書けませんよ。。。:停止
 
- 真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
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