■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50

2010教育の心理学

52 名前:近藤飛鳥:2011/01/28 18:53 ID:4kfOV336

講義録担当の近藤飛鳥です。

2011年01月24日(月)の講義

@文化的衝動
例:バレンタインのチョコレート。化粧。サプリメント。
…衝動を喚起すれば商売として成功。
ヒトがモノを作り、モノが衝動を作ったともいえる。
例:階段やエレベーターを使って高いところへ行く。行きたい。

文化とは思考というよりも衝動なのでは。⇔デカルト

A文化を定義する
価値(「よい」とされるものごと)の発見⇒共有⇒生産⇒普及 「文化的実践」(佐伯 1983)
※「よさ」とは相対的なもので、論理的価値観を含んでいない。
『2001年宇宙の旅』でサルが道具を使ってヒトとなるシーンは、「文化」の誕生の場面とも言える。

B学習理論
50年代〜70年代:条件付け、S-R、認知理論…個人に焦点
1991年:正統的周辺参加「参加こそが学習だ」…社会に焦点

学校:ボトムアップ/簡単なものから難しいものまで並べて、難易度順に教える。
師弟関係:トップダウン/師匠(なりたい自分)がいるコミュニティーに属し、参加することで学ぶ。
「学校は超不利」…参加したいという衝動が皆にあるわけではない。興味・関心はバラバラ。
133.34.73.42 , eng22.edhs.ynu.ac.jp ,


53 名前:近藤飛鳥:2011/01/28 19:24 ID:4kfOV336

○感想
「学校は超不利」という言葉が印象的であった。本来子どもたち一人ひとりに先生
がついて、その子にとって必要な教育をしてあげるのが理想的である。しかしながら、
実際には経済的に無理である。それだけの教師を雇うお金はない。教師も子どもも
学校も全部、市場経済の「商品」として扱われているから、学校教育には限界がある
のだろう。
だからといって、学校教育の理想を追い求めることを諦めてはいけない。一人でも多
くの子どもが自分の興味・関心を見つけ、「衝動」にかられるような授業を展開して
いけばよい。そういう姿勢が大切だと思う。
133.34.73.42 , eng22.edhs.ynu.ac.jp ,


48KB
新着レスの表示

掲示板へ戻る 全部 前100 次100 最新50