■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50

2011学習心理学講義T

54 名前:松尾健一:2011/07/05 15:41 ID:8XDCoN+s

6月21日講義録
レイブ&ウェンガー『状況に埋め込まれた学習』第1章

要約:知識や実践の修得には,新参者が共同体の社会文化的実践の
十全的参加(full participation)へと移行していくことが必要である。
「正統的周辺参加」は学習を共同体への参加と捉え,
学習を必須の構成要素とする社会的実践へのかかわりを
記述する手段を提供している。

状況に埋め込まれているという性質
・知識や学習が関係的であること
・意味が交渉(negotiation)でつくられること
・学習活動が,そこに関与した人々にとって関心を持たれた
(のめり込んだ,ディレンマに動かされた)ものであること

正統的周辺参加は社会実践的視点に立ち,
特殊と抽象の両方から具体へ上向する
→正統的周辺参加の理論化は,共同体における学習の営みにおける
具体的な関係を探究する試みの一つである

議論:学校における正統的周辺参加とは?
・少年サッカー:やりたい人が集まる
 →動機づけられている
・学校:同じ地域に住む同年代の人の寄せ集め
 →動機づけられているとは限らない
・教師は,共同体に参加するのと同時に,
 その共同体に参加する人々の動機づけも含めて
 デザインしていかなければならない。
・正統的周辺参加しているということは学ぶ上で幸せなことである。

133.34.76.128 , sciedu1-11.edhs.ynu.ac.jp ,


66KB
新着レスの表示

掲示板へ戻る 全部 前100 次100 最新50