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[院]ABBM080 生態学的学習論演習

28 名前:きっしいその1:2004/06/12 21:37 ID:GH46tLos

今回の佐藤さんのビデオの内容はとても興味深いものでした。
講義の時も少し話したのですが、自分でまとめておくために、書き込んでおきます。
私がとてもよいなと思ったのは、この授業用のテキストが非常にうまく活用されてい
るという点でした。生徒が学習活動において、非常に重要なリソースとしているテキ
ストの内容をどのように読みとるのかということを、実践的な動きの中で見せていた
からです。シーンの中に何度か見られたのですが、テキストを読む→自分の言葉で言
い換える→身体感覚として表現するというようなものです。
「(テキストを読みながら)・・「うーんこんなのよくわかんない。」「やった方がいいわ」
「(説明するよりも)こういうポジションをとると、こうならざるを得ないのよ」・・・
メモがちょっと不十分だったために、細かな部分はやや曖昧だが、大体こんな感じだったと思います。
学生は、解説書の中に書かれたテキストだけでは、やはり十分には理解できないでしょう。
それを実際の身体感覚として説明がなされていたのは、まさに臨床の知だったように思います。
 しかし、実際学校という場ではほとんど教科書的なもの(説明文書)が使われています。
(徒弟的学習の場には奥義的なものは、テキスト化されることはほとんどないようですね)
この学校的な場には必ず存在するテキストを全く無視して、身体表現だけで説明する学習は
学校という場では、やはり成り立たないのでしょうか。でも、時としてこのテキストの説明は、
上記のように、教える側にとってはじゃま(この言葉に拘泥しすぎるとうまく伝えられない
)にさえなっているようにも思えました。テキストも教える際の一つのリソースとして、
両者のバランスをうまく取りながらなされていたのが今回の授業だったように思います。
そういう意味から言えば前回のベッドメーキングはマニュアル的、テキスト的だったのかも
しれません。学校という場では、学習のための様々なリソースの使い方を教えなければいけ
ません。それを十分に可視化していた実践だったのではないでしょうか。
61.211.113.113 , east95-p112.eaccess.hi-ho.ne.jp ,


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