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5110102 教育の心理学
- 16 名前:きょんこんこん:2004/12/07 00:17 ID:lu2p/q66
- 第8回講義録 12月6日
【前回の復習】
心理学は、文化歴史と私たちを切り離して考えてきた。
しかし、ギブソンのアフォーダンス理論では、情報処理の場面において、
私たちが環境から意味を読みとっていると考えられた。
つまり、人間のふるまいと文化歴史は不可分であり、環境には意味が含まれている。
その環境の意味が、私たちのふるまいを決める。
【アフォーダンス場面】
・ある高さの椅子に手を使わずに座れるか座れないかの判断は、
直接目にするだけで分かる。
・物を持つときの持ち方は、
判断するまでもなく手にとるときに分かっている。(=直接視覚)
・異なる長さの棒の図をみて、割り箸と同じ長さはどれか、
視覚的に判断することができる。
・平均身長190cmと160cmどちらの群も、
離れたところからみて判断した、足だけで手を使わず上れる高さは、
股下の長さの0.88倍
・隙間をすり抜けるとき、その幅が肩幅の1.3倍を下回っていると
体を回転して隙間に入る。(=生物学的測定法;エコメテリックス)
・椅子をまたげるかまたげないかの判断は
脚の0.9倍の長さで決まる。
・7m先のバーをくぐれるか、またぐかの判断は
知覚者の脚の長さの1.07倍の長さで分かれる。
・同じことはカエルやカマキリなど動物の場合にも言える。
【アフォーダンス(affordance)の定義】;動物にとっての環境の性質、行為の可能性。
・それは物理的な性質や、知覚者の主観ではなく、
不可避な行動も起こさないので刺激でもない。
・また現れたり消えたりするもので、環境の中に実在するものだ。(実在論)
例えば佐々木マサトによれば、100`のひとが渡れない橋に
50`の人が50`の重りをつけて渡ろうとしたとき、
探索することによりその人は100`の人のアフォーダンスが分かる。
その反応は公共的である。
・人間はアフォーダンスとセットで生きている。
そのものをどう扱うかは環境が教えてくれる。
文化歴史が私たちの行動を変え、
私たちはやり取りの経験からどう振舞うか(環境の意味)を見定める。
202.161.214.4 , eo4.ade3.point.ne.jp ,
- 17 名前:0351047 大西恭子:2004/12/07 00:19 ID:lu2p/q66
- >16
失礼しました。名前の入力ミスです。
202.161.214.4 , eo4.ade3.point.ne.jp ,
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