■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 最新50

2005 学習心理学講義(-特論)

44 名前:のりふみ@管理者 ★:2005/05/19 17:18 ID:???

>>42
千さん、あなたは最高に頭が良い。感服しました。まいった。
飛行機の例はシビれました。あなたは説得の神様だ。
科学の「ロマン主義」だと思いました。それは科学する人の動機としてとても正しい。
おかげさまでこの議論の行く末が少し見えてきました。まとめてみます。
自然科学は普遍性・一般性を主張する。
一方、社会構成主義は実践性を主張する。
そこへ、千さんは自然科学も実践だと主張する。だって人間は科学のおかげで空が飛べた。
まったく同意。
すると、実践には「価値」がつきまとう。研究の知見は価値中立的ではあり得ない。
良い実践、悪い実践という問題。
おしえこみ教育の基礎となる短期記憶研究は?原子爆弾の基礎となる核融合研究は?
クローン人間の基礎となるクローニング研究は?
研究の知見は価値中立的でしょうか。

こうなると研究の「価値」を問うことになる。
ではそれは誰にとっての。万人に共通の価値など無いのだから。
万人を利すると思われがちな医療にしても、拒否する理屈や権利はある
(例:植物状態になったときの安楽死、抗ガン剤治療の拒否等)。
こうした価値の問題は、研究者の素朴な視界と想定を越えている。
それは広く社会・歴史に問うべきこと。つまり研究するとは
社会の議論に投げ込まれるということだと思い至りました。
あたりまえですかね。いや、社会構成主義という毒が投げ込まれたから、
このことが分かってきたのではないですか。

79KB
新着レスの表示

掲示板へ戻る 全部 前100 次100 最新50