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2007 学校教育総合研究

1 名前:有元典文@管理者 ★:2007/04/09 15:54 ID:???

院 学校教育総合研究の連絡、講義録、コメント、質問、対話用。

2005年度記録 http://www.psy.edhs.ynu.ac.jp/bbs/test/read.cgi/arimoto/1113275065/

2 名前:有元典文@管理者 ★:2007/04/09 15:57 ID:???

4/12(木)休講、初講は19(木)です。

3 名前:学教M1 大西:2007/04/19 22:42 ID:46Lfqtec

講義録 4月19日(木) 6限
【授業内容】
@ 有元先生の自己紹介
⇒先生の専門分野である「認知心理学」や「学習環境のデザイン」について、
例を交えて説明
A 授業方法について
⇒「いじめ」「不登校」「学級崩壊」「学力低下」「各自の研究テーマ」の
うち、いずれかでレジュメ(A4一枚)を作成し、指定の日に発表(各自30分程度)
する。毎回2名ずつ発表する。各自でPCを準備すればプロジェクターの使用が
可能
B 心理学の目的や歴史、その他学校教育に関する問題について
・ 心理学の目的
→行動のメカニズムの記述
・ 心理学の歴史
→機械論的立場をとる伝統的な実験心理学を経て、現在は生態学的立場をとる
状況論的心理学へ
・ その他
e.g.「学校のカプセル化」について
【連絡事項】
本時の授業欠席者は、自分の発表日を確認して下さい。

60.46.58.172 , p14172-air01hon32k.tokyo.ocn.ne.jp ,


4 名前:ありもと@管理者 ★:2007/04/22 11:48 ID:???

大西さん、講義録ありがとう。「心理学の歴史」について補足。
状況論的心理や社会文化的アプローチに宗旨替えしたのは一部。
大勢は変わらず。それは教科書をみれば分かるとおり、相変わらず
個体主義的心理学が主流派。

5 名前:M1東 :2007/04/30 22:21 ID:KVbZ1ybA

2007年4月26日 木曜6限
★出会いのワークショップ
共育(ともいく)ワークショップ、共育ファシリテーターの実践を知ってもらうために、とにかくWSを体験してもらう。
この講義が互恵的な学びの場になるためにも、まず、受講生同士がフランクに知り合う、こともその目的。

<ワークショップのプログラム>
(1)部屋の四隅で自己紹介(→6人×3班=18人に分ける)
(2)4分割シートを使ってグループ内で自己紹介
(3)全体で共有とふりかえり

<コメント>
有元→東の役割は、場にターボエンジンをつけるようなもの(?)。
東 →参加者の考えや知恵を引き出さずに、参加者をPushしている面が
   目だったのであれば、ファシリテーション(促進)としては成功ではない。
有元→大学院なのだから、実践だけでなく理論的背景を3分で言うべし。
東 →筑波大学環境科学研究科で川喜多二郎先生に野外科学を習ったが、
   発想法・KJ法にもある「衆目評価」法に近い考えを、
   NGOの仕事で行った途上国の地域開発の現場で体得した。
   Robert Chambers(ロバート チェンバース)の
   PRA(主体的参加型農村調査法)のコンセプト、
   Putting Last First(一番弱い者を最初にもってくる)
   ワーショップ的”学びの場”でもこのコンセプトを
   私は方法論の根拠としている。
   WS型授業で生徒同士が学びあう意味を検証していきたい。
   修論(仮題)『「学びの場」の創出に関する教育人間学的研究−関係論的アプローチ』(高橋勝ゼミ)







133.205.134.57 , Air1Aba057.ngn.mesh.ad.jp ,


6 名前:M1東 :2007/04/30 22:37 ID:KVbZ1ybA

<蛇足>
出会いのワークショプ(3)共有とふりかえり。
(A)共有:4分割で自己紹介の項目から「自分を元気にする格言」抜粋
(*時間があれば「修論のテーマを選んだ初心」を共有したかった。)

@夢はでっかく根は深く   Aいつも喜びいつも感謝
B百聞は一見にしかず    Cあたま空っぽの方が夢つめこめる
Dどーでもいいよ      Eがんばりすぎない、でも、あきらめない。
F失敗は成功のマザー    G人事をつくして天命を待つ
H活動の対象は活動の真の動機である

(B)WSの自己紹介が一般の自己紹介と違う点
@気楽(笑い)→よく知り合える。
A1人でやる自己紹介ではなくグループで行う。円形に座って。
B四隅や記入シートなど、各種の方法を重ねていくので、覚えやすい。
 手法や参加個人など、お互いがつながりあっているかんじ。

*頭(知恵)もいっぱい胸(気持ち)もいっぱい、だと夢が描けないのか?
まあ確かに、モノゴトには余裕がほしい。




133.205.134.57 , Air1Aba057.ngn.mesh.ad.jp ,


7 名前:有元典文@管理者 ★:2007/05/02 21:21 ID:???

>>5-6 東さん、講義録ありがとうございます。
確かに経験してみるとWS型は話が弾む。
だが、小生ひねくれ者なので、よさそなことだと疑いたくなる。
「生徒同士が学びあう」という見えの言語ゲームではないのか、など。
内発の促しをもった学びの場のようでいて、実は政治的誘導だったり
というような場面はないのか、などなど。ひねくれてますか?

8 名前:M1東 :2007/05/06 11:59 ID:xXVvA1Xo

ゲームの特徴って何ですかね。
ワークショップをゲームとの比較で見直すのも有効かもしれません。
しかし、参加者が予定調和と感じるワークでも、
やる側にはそうではないことの方が多いです。
そこに、参加者がその場に作用する余地があって、
生徒同士が学びあう場が生まれる可能性がある、
という仮説を、私はもっています。

前回のワークで言えば、先生が35分までに終わって、と指示されたので、
私は急遽、質問4の「修士論文テーマの初心」ではなく、
サクサク終われそうな、質問3「私を元気にする格言」でまとまました。
そうしたら、「頭からっぽの方が・・・・」というドラゴンボールからの引用句を、
参加者は共有し共感しあって、場としては成り立っていました。

さて、どうしましょう。
「内発の促しをもった学びの場」の力動の源がどこにあるのか?
ヴィトゲンシュタインやヴィゴツキーを読まなくてはならないのでしょうか?
フィールドワーカーには文献研究はキツイです。
教育心理学にも、教室での教師と生徒との相互作用には、
山のような先行研究があるようですが、どれもぴったり来ません。
どうぞ、ご指導ください。





203.136.104.52 , Air1Abq052.ngn.mesh.ad.jp ,


9 名前:有元典文@管理者 ★:2007/05/07 11:53 ID:???

>>8
私は現象のWhyに興味がないのです。
Whyは解釈であり、仮説であり、視点だからです。
現象のHowには興味があります。例えば「家族」はどうしたら(how)
「家族」として成立可能か、と問います。そのhowは誰かの解釈ではなく、
誰にとっても観察可能な具体的なものことで作られているはずだからです。
「内発の促しをもった学びの場」も、仮にそういうふうに見えるからには
参加者にとって目に見える振る舞いの具体的howがあるはず。
こういうひねくれた見方をする学問は社会学の中でも「エスノメソドロジー」
という領域です。「豊かなワークショップ」成立のhowを記述したら
研究者も実践家も利するすごくおもしろい研究になるでしょう。

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