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[院]ABBM080 生態学的学習論演習
- 1 名前:有元典文@管理者 ★:2004/04/13 11:55 ID:???
 
-  ABBM080「生態学的学習論演習」に関するスレッドです。 
  
 前期 2単位 1〜2年対象 1-405 
 
- 22 名前:きっしい その1:2004/05/23 23:19 ID:mtzeWhF6
 
-  >>20書き込みが盛んになっているので、おもしろくなって一言 
  確かにあの場面は、将来的な方向性の決まっている看護士さんが見ているのと、 
 我々素人が見ているのではその見えは全然違うものになるのでしょう。あの場面だ 
 けを切り取って批判的に見るのは問題だったかもしれません。私は高校の教師です 
 ので、どうしてもあの授業場面を高校生という視点で見ていてしまったようです。 
 それは、将来的な職業が簡単には予測不可能になっている状態としての高校生です。 
 こういう生徒に対する教育として私が心がけている事は、その教育内容が真に意味 
 のあるもとのとして受け止めてもらえるかという事、いわゆる(Authenticity) 
 正当性の問題です。おそらく看護学校では、この正当性の問題はあまり考慮されな 
 いのではないのでしょう。その技術実践自体が意味のあることとして自明視されて 
 いるからです。であるならば将来の方向性が決まっている看護士の卵たちにとって 
 は、ベテラン教師の技さえ見せておけば(劇場型)、学生は自然にその文脈から学 
 習内容が身につくものとなっていくことになっているはずです。しかし、看護教育 
 の場でも昨年度卒業された神原さん(看護学校の先生)のいわれるように、実技教 
 育の場においてさえも、学生達の学びがあまりにも不十分(看護技術修得レベルの 
 低下)になっている現実が報告されていました。(もちろんこれは、生活体験の不 
 足や、医療技術の高度化、現場体験時間の減少があるとのことですが)従来型の看 
 護教育では対応できない問題を含んでいるように思います。
61.211.114.36 , east96-p35.eaccess.hi-ho.ne.jp , 
 
 
- 23 名前:きっしいその2:2004/05/23 23:21 ID:mtzeWhF6
 
-  私はやはり、実践技術教育の場においても(教育という場においては)学習すること 
 の意味がわかるような話は必要であろうと思っています。要するに現実(リアリティ) 
 が見える場としての実践教育です。それを話すのはやはり現場を踏んでいる方でなけ 
 ればできないものがあるはずです。今回のビデオの中であの担当の先生は臨床の場か 
 らこられた方と伺ったように思います。どうして臨床の知をいっぱい語れる方が、学 
 校という場になると状況的でない基本的な話ばかりになってしまうのでしょうか。 
 もっともっとエピソードもちりばめられたはずなのに。学校いう場はやはり一般的な 
 知識を切り売りすることを要求する所になってしまうのでしょうか。 
 ・・・なんていろんな事を考えて話が収束しません。掲示板ということでご容赦を 
  
 臨床の知については 
 中村雄二郎1992「臨床の知とは何か」岩波新書(赤版)がとても参考になります。 
 私は今はまっています。是非ご一読を 
  
 CAUTION! 文章が長くなると分割しないと掲載できません。元に戻ろうとすると 
 すべて消えてしまいました。最初にメモ帳で下書きしてから、コピーした方がいい 
 との有元先生からのアドバイスをいただきました。長く書こうと思う人はご注意を 
 尤も、掲示板 メールでは議論はしない方がいいとの事でした。
61.211.114.36 , east96-p35.eaccess.hi-ho.ne.jp , 
 
 
- 24 名前:有元@管理者 ★:2004/05/24 08:45 ID:???
 
-  >>23 
  
 > 現実(リアリティ)が見える場としての実践教育です。それを話すのはやはり現場を踏んでいる方でなければできないものがあるはずです。 
  
 素朴教育学だと感じました。やはり教育は「話す」ものだと。 
  
 > どうして臨床の知をいっぱい語れる方が、学校という場になると状況的でない基本的な話ばかりになってしまうのでしょうか。 
  
 興味があります。「素朴教授法(teaching methidology of plain folks)」のような 
 概念を提案したいです。いまのわが国では<注入-試験-評価>型が多いと思います。 
 何かを教える段になるとこうやって教えてしまうことがあるとおもいます。 
 「話し」て教えてしまいます。 
  
 でも<ずっとつきそい>型も用います。自分の子供に教えるとき、ゼミ生を数年掛けて 
 教えるとき、何度もおなじことをくりかえし、急がず染み込ませませんか。 
 <未熟だと思い知らせ>型は?5階のO先生の前でギターのアルペジオをしたら、 
 変な弾き方するねと「笑われ」、こうじゃないのとプロの腕前を示されました。 
 バンド発表会で得意そうに"Venus"のイントロのB7sus4を披露したら、熟練者が 
 かるく首を振ってハイポジション(高難度の奏法)でレコードと同じ音を披露。 
 B7はこうじゃないとダメ、他のはローポジション「でもいいけど」、と。がっくり。 
 全部教え方だけの話じゃないですね。教えられる側と相手のダイナミズム。 
 俺は息子の先生ではないし、O先生やギター熟達者も俺の先生ではない。でも学びます。 
 「話」さない学びもたくさんある。 
  
 > 掲示板 メールでは議論はしない方がいいとの事でした。 
  
 場が荒れることが多いと言っただけです。 
 こういう少人数なら荒れるほど議論してくれたほうがありがたい。 
 
- 25 名前:トクマス:2004/05/24 15:33 ID:Oz4cxZIE
 
-  >>21 「意図したデザイン」は、教える側と教えられる側に「なんのための授業」か 
 ということについてコンセンサスが取られている、ということを言いたかったのかも…。 
 「無意図」がいけないのではなく、そのように見える、教えられる側が 
 そう思う、のがいけないのかも…。 
 「何のために勉強すんのか、わかんねー」という中高生は多いはず。 
 そういうことを私は言いたかった(はず、と思います)。 
 答えになってないですか?
133.34.73.141 , gkr05.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 26 名前:たかはら:2004/05/26 07:56 ID:3Iq3tz9Q
 
-  2004年5月25日 本日の議事録(司会:徳舛・森下) 
  
 ○掲示板でのやり取りから… 
 ・学ぶ側が知識、目的意識を持っているならば学習は成立する? 
   →教える際に工夫が必要なくなるのではという危惧 
  
 ○↑との関連から… 
 ・教える側の人は教えられる側から尊敬されることが重要である? 
 ・良い選手が良いコーチであるとは限らない。 
 ・尊敬されるという意味では、教育内容の実践者ではない学校の教師は不利? 
  (→しかし、二流の選手が監督業で成功し尊敬されることもある。例:トルシエ) 
  
 ○有元先生のコメントにおいて… 
 ・皆が「素朴教授法」をもっているのでは?(>>24参照) 
 ・いざ、皆「教える」となるとつまらなくなる。 
   →「教える」ことにについては学校の影響下にある。 
 ・言葉で伝える「素朴教授法」。では言葉で伝えられないものは…?(例:価値観、暗黙知) 
 ・教科書は教えることを構造化したものだが、最近では構造化されていないFAQのようなものも多く見られる。 
  
 ○今後の授業方向について 
 ・講義としてではなく、プロジェクトを目指す? 
  (様々な学習場面をデザインしていくプロジェクト…) 
  
 こんな感じでいかかでしょうか? 
 徹夜明けで書いているので内容に不安があります。。。 
 不足しているところはどんどん補足をお願いします♪ 
 
133.34.73.234 , insei01.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 27 名前:たき:2004/06/10 23:58 ID:6EQYwkrE
 
-  2004年6月8日 議事録(司会:大森・村井 書記:瀧澤) 
  
 ○講義の流れ 
 1.前回のまとめ⇒2.ビデオ@「看護教育の一場面(ベッドメイキング)」を見る 
 ⇒3.ビデオについて議論⇒4.ビデオ分析A「心理検査のインストラクター」を見る 
 ⇒5.ビデオについて議論 
  
 ○ビデオ@についての疑問・意見 
 ・デモをするだけでいいのだろうか? 
 ・どうせ始めにデモするなら、初回の講義はビデオを見せてもいいのでは? 
  → 人がデモするのとビデオではモチベーションが違うと思う 
  → 熟練の技であるだけでも実践者は見る価値があると思う 
 ・テキストと実践の違いが示されていてよかった。 
  → 前回までの看護ビデオに比べたらすごくいいと思う 
 ・「学生にやらせてみる→できない→では教えましょう」という流れの授業もありえる。 
 ・伝えたい内容と伝えている内容は異なるのではないか? 
  
 ○ビデオ分析Aについての意見 
 ・インストラクターは水平方向を見ようとするが、2年生(教えられる側)は 
  インストラクター側を見ようとしない。 
 ・講義の目的がわからない 
  → レポートの形式の学習、心理検査の理解、自己理解 
  → そうだとすると、実践的な目的とは異なるという問題がある
133.34.73.97 , psy03.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 28 名前:きっしいその1:2004/06/12 21:37 ID:GH46tLos
 
-  今回の佐藤さんのビデオの内容はとても興味深いものでした。 
 講義の時も少し話したのですが、自分でまとめておくために、書き込んでおきます。 
 私がとてもよいなと思ったのは、この授業用のテキストが非常にうまく活用されてい 
 るという点でした。生徒が学習活動において、非常に重要なリソースとしているテキ 
 ストの内容をどのように読みとるのかということを、実践的な動きの中で見せていた 
 からです。シーンの中に何度か見られたのですが、テキストを読む→自分の言葉で言 
 い換える→身体感覚として表現するというようなものです。 
 「(テキストを読みながら)・・「うーんこんなのよくわかんない。」「やった方がいいわ」 
 「(説明するよりも)こういうポジションをとると、こうならざるを得ないのよ」・・・ 
 メモがちょっと不十分だったために、細かな部分はやや曖昧だが、大体こんな感じだったと思います。 
 学生は、解説書の中に書かれたテキストだけでは、やはり十分には理解できないでしょう。 
 それを実際の身体感覚として説明がなされていたのは、まさに臨床の知だったように思います。 
  しかし、実際学校という場ではほとんど教科書的なもの(説明文書)が使われています。 
 (徒弟的学習の場には奥義的なものは、テキスト化されることはほとんどないようですね) 
 この学校的な場には必ず存在するテキストを全く無視して、身体表現だけで説明する学習は 
 学校という場では、やはり成り立たないのでしょうか。でも、時としてこのテキストの説明は、 
 上記のように、教える側にとってはじゃま(この言葉に拘泥しすぎるとうまく伝えられない 
 )にさえなっているようにも思えました。テキストも教える際の一つのリソースとして、 
 両者のバランスをうまく取りながらなされていたのが今回の授業だったように思います。 
 そういう意味から言えば前回のベッドメーキングはマニュアル的、テキスト的だったのかも 
 しれません。学校という場では、学習のための様々なリソースの使い方を教えなければいけ 
 ません。それを十分に可視化していた実践だったのではないでしょうか。
61.211.113.113 , east95-p112.eaccess.hi-ho.ne.jp , 
 
 
- 29 名前:有元@管理者 ★:2004/06/13 07:53 ID:???
 
-  >>28 デモとテクストがセットになって、お互いの意味を構成しあう 
 という指摘は大事ですね。テクストの「テクスト化」。 
 例:ギターに関するテクスト(入門書、雑誌、etc…)の意味は、 
 私の技術の変化と呼応して変化し続けてる。読み飛ばしていた箇所が 
 非常に重要な示唆であったことに気づき、驚く。解読し損ねていたのはない。 
 解読すべきテクストですらなかったということ。テクストは万人に同じように 
 テクストではない。実践がそこに在らざれば、テクストは見えども見えず。 
 まず教科書を「教科書化」しなくちゃならない。 
  
 例えば、教科書の記述がこうした「実践可変性」をもつことを、 
 子供/初学者/ルーキー/は知っているか? 
 熟練者は入門書を振り返ってどう感じるか? 
 実践のコミュニティ内で、テクストをめぐるやり取りがあるといい。 
 テクストの参加者デザイン。広い意味では、家永教科書訴訟や諸外国の 
 圧力なんかも、コミュニティによるテクストの問い直しの例か? 
  
 教える人のためではない、実践者のための「学習心理学」を創案しなくちゃね。 
 
- 30 名前:きっしい その1:2004/06/16 00:05 ID:Cu9RTcLg
 
-  6月15日 講義録 
 司会 柳さん 千さん 記録 岸本です 
 オーディエンスがそろう前に。 
 有元先生:大学での一般教養科目として、非常勤講師体験談 
 「群集の中での説法気分」を味わう。その実態を知りたいという要望が強く、 
 明日の講義が録画されます。次回期待・・・ 
 ◎有元先生の授業ビデオの視聴(15分間) 
 授業内容は学部生対象の状況論的心理学 
 用語解説「認知的人工物」(学生には、試験にでると通告済み) 
 ビデオを見て出された意見 
 ・これまでのビデオと違って、学生とのやり取りが多かった。 
 ・手を挙げて発言を促すなど、いかにも教えているという授業的なパフォーマンス 
 が目についた。 
 ・発言に対して、教師的な評価を与えている。 
 ・発言を促すような質問をあえて与えている。小学校的な授業のような感じ 
 ・発言者は特定の10人くらいで、あとの学生は沈黙している。積極的な授業の 
 参加者は多くない。 
 ・IREシークエンス(質問ー応答ー評価という一連の会話:Mehan1985)が目立 
 った。(この会話が生徒と教師との間で協同的に実行される事により、「授業」 
 という場のデザインがなされている。又、教師=知識授けるもの、生徒=知識を 
 受けるものという関係が作り出されている:まさに学校的会話の典型 
 日常的な会話ではとっても失礼な関係になってしまう。徒弟的な学びはこの学校 
 的シークエンスを起こさないようにすること。答えが見えない問題に対して、教 
 師が一緒になって支援していく活動が必要になる。:ちょっと補足しておきました。 
 参考 加藤・鈴木:認知的道具のデザイン 金子書房) 
 ・その場がゲームであると学生がわかっていたから、発言するというように感じ 
 ていた。 
 有元T:時間や、回数をカウントした人はいなかったのかな 
 ・同じような質問が何回か繰り返されていた。(全部で5回やった) 
 ・以前の英語のビデオと共通性があったが、それに比べると和やかな雰囲気があった。
61.211.114.39 , east96-p38.eaccess.hi-ho.ne.jp , 
 
 
- 31 名前:きっしいその2:2004/06/16 00:07 ID:Cu9RTcLg
 
-  有元T:日常的な場でも、学生との関係性は作ってきている(耕してきている)。 
 挙手してやれば、学校ゲームだということがわかるデザイン。このことに一つだけ 
 でも授業の形が変 わってくるのだということを経験してもらいたい。 
  
 書記感想:学校的な場を再現するためには、どういうパフォーマンスをやればそれ 
 が可能なのかがよくわかるデザイン。学校文化にどっぷりとつかっていると、その 
 奇異さにはほとんど気付く事がない。しかし、この誘い出しシークエンス(教師と 
 生徒)の間では、学習者の持っている知識と生徒の知識が一致することは行われて 
 いても、生徒間は言うまでもなく、インタラクションによる知の創造ということは 
 やはり起こっていかないであろう。一見賑やかに子ども達が元気よく挙手をしてい 
 て、活発な議論がなされているような小学校において、授業のあり方を考えてみる 
 事が必要であろう。それをよく可視化させてもらえる実践でした。 
  
 お詫び:前半はまじめに取っていたのですが、自分がしゃべり出すと、 
 記録を疎かにしてしまいました。発言が漏れていた方ごめんなさい(-_-;) 
  
  
 次回は、授業崩壊のビデオ特集です。一つは岸本所有。もう一つは、 
 大学の授業が加わるかどうか。楽しみです。 
 
61.211.114.39 , east96-p38.eaccess.hi-ho.ne.jp , 
 
 
- 32 名前:もりしたさとる:2004/06/22 20:08 ID:Mev95Ti+
 
-  6月22日 議事録(司会:佐藤・中村 書記:森下) 
  
 岸本さんの話 
 「県立某高校の授業」のビデオを見ますた。 
 内容は、音楽の授業でした。生徒達は、すばらしく個性的な行動(無限音を鳴らす地獄、 
 携帯いじり地獄、遅刻して堂々としている地獄等など)を取り続けました。 
 教師の指導に対して、全く従いませんでした。 
  
 〜それに対する感想〜 
 ・自分がどんなに世間知らずのエリートだったか初めて知った。 
 あんな授業をみたのは始めて。 
 ・やる気のない人になにかをさせる難しさを感じた。 
 ・すごくかなしくなった。 
 ・ビデオの授業は、もともと楽しくなかった。 
 ・生徒のもっと好きなことをやらせたら、授業が成立するのでは・・・ 
 ・このビデオを見ると、もともと授業っていうものが、生徒たちの善意(我慢) 
 によって成り立っていることに気づかされる。 
 ・あそこで、まじめに授業を受けると逆にすごく浮く。あの状態は、もはや 
 教室とは呼べない。 
  
 書記感想:今回の授業と世間で言われる授業の違いが面白かった。それは、 
 生徒に同一のリソース(資源・教材)がない。そして、一度に全体に対して 
 教示できる机の配置ではない。このデザインを変えてあげれば、一般的な 
 授業スタイルに近づくと思った。まあ、それが、本当にいい授業デザイン 
 なのかはこれからの課題ですが・・・。ほんとにこのビデオは刺激的だなあ(笑) 
  
 次回は、有元先生の学習院での授業のビデオ分析です。 
 
133.34.73.234 , insei01.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 33 名前:きっしい:2004/06/23 23:21 ID:M8zwNPYY
 
-  昨日は、ビデオを見ていただいて貴重な意見をありがとうございました。 
 「あんなのは授業じゃない」「教師の対応は問題」だという感想を持たれた方も 
 多かったと思います。確かに事実としては、そのとおりなのですが、あの場面を 
 見ていた教師にとってはあまり問題性の指摘はできませんでした。というのも、 
 あの場が多くの教師にとっては現実の場だからです。音楽という具体的な活動を 
 していなければいけないという困難性を多くの教師が知っていたからです。私の 
 ような座学中心の授業では、少なくとも大人しく座っていてくれれば、聞いてい 
 ようが、聞いていまいが何となく授業に見えてしまいます。 
 ところが、音楽の時間は楽器なり、歌という道具を活用していなければ、授業的 
 光景にならないという困難さを誰しも知っているからです。(ひたすら音楽を聞 
 かせっぱなし、音楽ビデオをひたすら見せていたという教師の話も聞こえてきて 
 います)そうは言っても、楽器が全員になかったり、男子だけを相手にした時、 
 女生徒をほっておいた事など問題点も多々あったことも事実です。そういう問題 
 点を他人に指摘してもらう事によって、何とかしようという気持ちを持てた事が、 
 この先生にはとても大きな意味があったと思っています。この現実に対して、心理 
 学という理論は何を提供してくれるのでしょうか。皆さんも是非考えて見て下さい。 
 ちなみに、今、この学校は恐らくこういう光景はなくなっていると思います。今年 
 の4月から他校との統合によって、新しい総合学科高校としてスタートしました。 
 それによって変わったことは、偏差値が上昇した事です。最も下から、中の下ぐら 
 いになったと思います。 
 意欲的な生徒が入ってきたという嬉しそうな教師の話も聞こえてきます。でも、 
 これによって別の学校が一番下になってしまっています。来年からは、神奈川県は 
 学区を廃止して、全県1学区になります。
61.211.114.33 , east96-p32.eaccess.hi-ho.ne.jp , 
 
 
- 34 名前:有元@管理者 ★:2004/06/24 07:41 ID:???
 
-  ちょっと迂回した例を挙げます。 
 デフォルト状態のメカニズムを自覚することを書きます。 
  
 自販機の商品を取り出し口に搬送する原動力は重力です。 
 当たり前なので「搬送する原動力」とは思いがたいかもしれないが、 
 それは重力の小さい場所、たとえば宇宙ステーション等に行けば分かる。 
 「搬送する原動力」なしには、現行の自販機は使えない。搬送用の 
 ベルトコンベアが必要です。 
  
 エンジンオイルがバルブやカムシャフトを潤滑して下にあるオイルパン(溜皿)に 
 戻ってくる原動力も重力ですが、レース用の車では強い遠心力という別の力が 
 掛かるので、問題です。現代の車はオイルポンプ※で強制的に回しています。 
 たぶん宇宙でも同じ。 
  
 いままでうまく作用していたことが、じつはデフォルトの環境要因のおかげだった 
 ということです。ベル・ランカスター方式の画期的な集団講義の形式を 
 成り立たせていたデフォルトの環境要因は、何でしょう。 
 教師への尊敬の念、目上への服従心、伝達される知識の有用性、若者の忍耐力…。 
 いま全部ない!デフォルトの力が働かなくなったのだから、現行のシステムを 
 維持するには別の工夫がいるのです。またはシステムを新しいデフォルトの要因に 
 合わせて、組み替える。ここらへんはエンジニアリングです。 
  
 どうですか? 
  
 ※詳しい方教えて。20年前レースに出るにはオイルポンプの取り付けが 
 義務付けられてました(JAFのレギュレーション)。いまはデフォルト? 
 
- 35 名前:佐藤:2004/06/30 06:06 ID:wycczTnY
 
-  本日の授業概要   2004年 6月29日 
 ○岸本氏より提供題材 前回のビデオに関連してフライデーの記事より「不採用高校リスト」偏差値45以下は・・・・の記事 
 記事内容についてのコメント各種 
 ・某社の見解としては、偏差値=仕事とみている。 
 偏差値が低い(頭が悪い)=悪いことをする=万引きが多いとなる。 
 偏差値が高い=良いとする考え 
 ・精神病者と犯罪を結びつけた例もあるが、 
 精神病者の犯罪者数と精神病以外の人の犯罪者数は比べることはできない 
 (母集団の違い)また、1940年代(米)黒人の例もあったが、 
 結果として知能が低いということのみ可視化されたのみ 
 ・現実的には、某高校の万引き率は高い。 
 また、周辺の喫茶店は入店禁止やアルバイトお断りなど差別されている。 
 ・偏差値の低い或いは、学歴の低い人を結婚相手に選ぶか? 
 自分の会社だったら採用するか? 
 ○岸本氏提供ビデオ第2「物理(仕事量)の授業」を視聴 
 ・前回とは違い授業に参加している。授業になっている。(ほっとした) 
 ・今回の教師は、授業の準備として 道具を作成してきており 
 同時に身近なことに結びつけ、話術も上手であり、緊張していず、 
 テンポもよい、これらが結果的に学生を夢中にさせている。 
 (授業の結果を予測して進行もしている) 
 ・同一の材料であればどの教師でもできるとは限らない。 
 授業力、適性が問われるか? 
 ・拒否している学生が2名――何のためにいる、教師の対応に丸無視の態度(カウンセ 
                                 リングしたい) 
                  教師もさりげなく対応していく???? 
   学習、教育となるもの(ならしているもの) 
 授業の構成や内容、環境、学習者の準備状況や受け入れ 
            教師の質(人間)・・・・・・・ 
 
61.214.163.80 , p080-dnb03yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 36 名前:のりふみ@管理者 ★:2004/07/06 19:47 ID:???
 
-  あー、誰にも書記を頼まなかった! 
  
 20040706 ひたすら議論。「女は産む性」問題。ものわかれっぽい。 
 有元は、無理を承知で人類の理想を追求するのだとぶち上げた。 
 それが人権だと。この議論の本スレッドはこちら。 
 http://www.psy.edhs.ynu.ac.jp/bbs/test/read.cgi/graduate/1086012829/52- 
 参加者求む。 
  
 
- 37 名前:せりがの:2004/07/07 23:10 ID:XIIt1y+M
 
-  はーい、書記やります。 
    7月6日 
 1.大学院研究会での岡部先生の発表について 
  デザインについての発表そのものがデザインされていた。 
  デモンストレーション的な色合いが強く、講演というかたちにとどまらない新しい形態。 
  深津先生の講演との相違点。 
  
 
218.110.220.4 , p6edc04.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 38 名前:せりがの:2004/07/07 23:11 ID:XIIt1y+M
 
-  2.現在進行形で心理科HP院生室にて繰り広げられている「女は産む性」議論 
  瀧澤くん「自分が将来結婚したら、家事育児は妻にやってほしい。自分は仕事をする。」 
  山口さん「同窓会で男性の先生に、あなたは子どもを産んでないから、働いて税金を納めていても 
       国のためにはなっていない、と言われた。」一同、ブーイング。 
  千さん「中国では夫婦2人で相談して育児をする。職場に託児所のようなところがあり、 
      子どもを連れて出勤。生まないという選択はイビられる対象となってしまう。 
      男の子を産め!というプレッシャーが大きい。」 
  佐藤さん「自然淘汰率では女性よりも男性の方が高い。女性は強い。その分男の子が生まれる確率が高い。 
       つまり(医療が発達した現代では)男性が余る。」 
  岡部先生@乳児の育児真っ最中「自分の子どもは現在いわゆる8ヶ月不安の時期。母親を求める。 
       そんなとき、女性の身体がほしいと思うときがある。」 
  芦澤さん「子どもを産んだ後、7年間仕事から離れた。夫が仕事を休むとプライドを傷つける。 
       夫の『男のプライド』を立てるかたちだった。」 
  山口さん「同僚で子どもがいる人も、今は昔のように辞めたりしない。お給料がいいから、 
       夫に『やめないで』と言われる。かと言って、育児の中心はやはり女性。 
       保育所で子どもが熱を出したと電話がくるのは父ではなく母。」 
  高原くん「専業主夫はいや」←一同、「それはそうだよな」と同意 
  佐藤さん「NECに勤務する夫婦の例。育児休暇を夫婦で分割して取得。」 
  岡部先生「子どもを抱っこして歩いていると人目が気になる。」 
  有元先生「スーツに抱っこひもはかっこ悪い。 
       (話題転換して)シングルマザー・できちゃった結婚は反対。 
       無理を承知で、黒人も男女もみんな平等だ。」 
  
 書き留めた発言をそのまま載せたので、書き漏れがありましたら補足お願いします。
218.110.220.4 , p6edc04.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 39 名前:かずま:2004/07/09 05:20 ID:dUAXY/CE
 
-  >>38 
 >高原くん「専業主夫はいや」←一同、「それはそうだよな」と同意 
  
 「専業主夫はいや」なんて一言も言ってないですよー。 
 家事ばっかりすることについてどう思うか聞かれて、でも想像の域を出ないので、「よくわかんないです」って言いました。 
 それに対して、笑いは起きましたが同意してたかとかはわかんなかったと思うよ? 
  
 あんまり主観で書かないよーにぃ(-_-メ) 
 
133.34.73.234 , insei01.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 40 名前:かずま:2004/07/09 05:29 ID:dUAXY/CE
 
-  ちなみに、結婚して家事をすることについてですが、 
 結局、結婚した相手とよく話し合って決めることだと思います。 
 だから、どちらかが全部するとか、平等に均等に分けるとかは、 
 二人で話し合った上でそうなることはあっても、6:4とか7:3とかも全然ありだと思っています。 
 でも、「育児」の分担については難しいとこもあるかもしれませんね…。 
  
 ごめんなさい、付け足しでした〜以上です! 
 
133.34.73.234 , insei01.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 41 名前:のりふみ@管理者 ★:2004/07/10 22:44 ID:???
 
-  いや、実際若い男は専業主夫は嫌でしょう。いろいろ野望もあるだろうし。 
 てことは、女は野望を持たないようにしてるってことかね、野望があったら専業主婦はきついべ。 
 
- 42 名前:せりがの:2004/07/11 17:29 ID:t/dsJ6dY
 
-  >>39 
 はっ!!! 
 今ノートを見直したら、かずま発言のところには、「わかんない?」って書いてた! 
 「専業主夫イヤ」は、そのときの雰囲気を私が書き留めてたメモだったです… 
 殴り書きのノートだからごっちゃになってたよ、ごめんなさいかずまさ様。 
  
 >>41 
 「自己抑制」ということについて論文でなく書籍からで恐縮ですが興味深い記述を見つけました。 
  
 幼児の行動観察から、「自己主張・自己実現」の行動制御の面においては、男女差はそれほどないが、 
 制御機能のうち、「自己抑制」についてはすべての年齢において女児が男児を上回った。 
 男女間の自己抑制機能の差は、3歳未満の段階からすでに存在する。(柏木恵子) 
 2歳の時点からすでに男児も女児も、自分のジェンダーの型付けをされた玩具で遊んだあとでは 
 自分の行動が「よい」ことだと思い、反対のジェンダーの型付けをされた玩具で遊んだあとでは 
 その行動を「わるい」ことだと評価する。(バンデューラ)
218.221.234.221 , pddeadd.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 43 名前:せりがの:2004/07/11 17:30 ID:t/dsJ6dY
 
-  いわゆる現在の「男社会」の中で、女性は野望を持てないのかなぁ…。 
 私の女友達で数学の先生になった人がいます。地元鹿児島にて。 
 彼女には結婚を前提に付き合っている年上の男性がいます。 
 鹿児島で先生になったら、離島にある学校に最低4年間勤務しなくてはいけないので、 
 彼女は「今の勤務校の次にでも離島への希望を出す。その頃には結婚したい、けど別居婚。 
 どうせまだ子どもは持てないからいいけど、やっぱり寂しい。 
 この流れで行くと子どもを産むのは30過ぎかぁ、結婚もそこまで先送りになったらどうしよう(溜め息)」 
 先生を辞めるつもりはないそうですが、人生設計を考えるとやっぱり溜め息は出るそうです。 
 「野望」を持たないというより、持ち続けたいけれども結婚等を考えるとちょっとうなだれてしまう 
 という女性は多いのではないでしょうか?私は、そこを考えたいです。 
 つまり、>>40でかずまが「二人で話し合った上で」と書いていますが、それはもちろんそうなんだけれども、 
 各家庭での事情よりももっと大きな視点で、「往々にして男性よりも女性の方が何かを諦めたりあるいは 
 完全に捨てたりしなきゃいけない社会的状況」というものについて考えたいな。 
 で、それにまつわる話として「つくられた性」が出てくるの。 
  
 先述の鹿児島の彼女について。 
 「でも、私は公務員だから遠慮なく産休と育児休暇がとれる」 
 この意見には、その場の友人一同(女ばっか)は首を縦に振るばかりでした。そうなんだよ、公務員最高!と。 
 …逆に言えば、民間企業では遠慮なく産休と育児休暇がとれないということをみんな知っているのです。 
 素朴な疑問ですが、男性、特に私と同い年付近の人は、こういう会話を男同士でしますか?
218.221.234.221 , pddeadd.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 44 名前:のりふみ@管理者 ★:2004/07/11 20:40 ID:???
 
-  分散するので本スレに集約しませんか。 
 http://www.psy.edhs.ynu.ac.jp/bbs/test/read.cgi/graduate/1086012829/52- 
 こちらを読んで興味を持った方も↑にどうぞ。 
 
- 45 名前:かずまさ:2004/07/13 20:09 ID:P43S5MbU
 
-  今日の議事録です。2004年7月13日。司会:村井くん 
  
 三枝さんの修論がらみということで、「パラオで何を教えるか?」について議論しました。 
 根本の論点は以下のとおり↓ 
 ○パラオの子供たちに何を教え、どのように実践していけばいいのか。 
 ○学校の中でのプラクティスと、(現地での)リアルな部分との不一致について。 
  
 ●日本の学校で行われている教育を、パラオでも同じように行うことに意義があるのか? 
   ↓              (→パラオの生活に即した教育を行うべきだろう) 
  でも、パラオで教えていく過程で、日本で学んだ「教育」方法は必ず現れてくるはず。 
   ↓             (→日本で行われている「教育」しか知らないから) 
  日本的な方法での「やりにくさ」に気づくことで、日本の教育が見えてくるのでは? 
  
 ●パラオでの学校の先生のイメージが、日本と違うかもしれない… 
  ・子供たちや両親から、先生は尊敬されていないかもしれない。 
  ・学校の先生とは異なる、パラオでの伝統的な「先生」の存在について。 
  ・学校教育とは異なる、パラオでの現地の「教育」がどういうものであったか。 
  
 以上のような議論をまとめて、↓のように。 
 ○パラオでは、理論を検証するよりも、現地での「学び」をデザインするべきでは… 
 つまり、子供たちだけでなく、親や、地域を巻き込んでデザインを考える方向に。 
 そしてその過程において、 
 カリキュラムと文化実践の乖離が見えることで、日本の教育が見えてくるはず。 
 ギャップによって自国が見えてくるのではないか。 
  
 重なる部分もありますが、こんな感じだったと思います。 
 補足などありましたらお願いしますm(__)m 
 
133.34.73.234 , insei01.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 46 名前:有元@管理者 ★:2004/07/19 12:26 ID:???
 
-   
           休講のお知らせ 
  
 連絡を忘れておりました。ご迷惑おかけして大変申し訳ありません。 
 明日20日の講義は休講です。分かる限りの方にメイル差し上げますが、 
 これをご覧になった方は相互通知してください。 
  
 埋め合わせの方法を受講生で相談の上、私にご連絡ください。 
 森下さんか新井さんお願いします。 
  
 a.振り替えて別途夏季に行う(正規の振替日は所用で不可) 
 b.別途打ち上げでぱーっとやる 
 c.自然消滅… 
 など。本当に申し訳ありません。 
 私はこの講義が大変ためになったので、皆さんとさらに 
 打ち解けてお話したい気持ちがあるので、b.がいいです! 
 
- 47 名前:トクマスカツユキ:2004/07/20 17:23 ID:tW80wfG+
 
-  >>46 bに2票。
133.34.73.141 , gkr05.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 48 名前:有元@管理者 ★:2004/07/21 16:36 ID:???
 
-  >>47 みなさんでご相談いただければ幸いです。 
 
- 49 名前:佐藤:2004/07/22 05:18 ID:ob3XNSjc
 
-  このままも残念ですね。bに
61.214.163.241 , p113-dnb04yokoni.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 50 名前:たき:2004/07/23 06:36 ID:sZb7gDhU
 
-  bに1票!
133.34.73.234 , insei01.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 51 名前:有元@管理者 ★:2004/07/23 11:44 ID:???
 
-  あ、これでもう4票も。うれしいなあ。じゃ是非茶話会ならぬ酒話会を。 
 どなたか取りまとめお世話になります。 
 
- 52 名前:書けませんよ。。。:停止
 
- 真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
44KB
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