■掲示板に戻る■ 全部 
1- 
最新50
2009教育の心理学
- 1 名前:有元@かんりしゃ ★:2009/10/16 19:01 ID:???
 
-  後期月曜2限教育の心理学講義録及び対話用 
 
- 18 名前:渡邊はるか:2009/12/03 18:30 ID:???
 
-  ◆11月30日 第6回講義録 
 ●配布物 ワークシート05 
 ●授業内容 
 ■身近な「媒介」を考える 
 ex・時間…私たちは「時間」という媒介によって規律を保たされている。 
  時間の観念や単位がなかった頃は、同じ1時間でも 
  長くなったり凝縮されたりしていたかも知れない。 
  →外部から文化を備え付けられている! 
  ・生徒への評価 
  「頭のいい子」「騒がしい子」などの評価は、その生徒の素質だけでなく 
   その日の課題内容やメンバー構成などが影響している。 
  →他の要因とセットになっている! 
  ・異なる形の犬を「イヌ」と認識できることも、媒介(イヌという記号)のおかげ。 
  ・各媒介(記号)の定義は完璧ではなく、曖昧で相対的、皆が使っている媒介(記号)だから成立する。 
   皆の共通のモノサシ。 
  
 ⇒共通の媒介物を通して世界は成り立っている! 
  
 ■「記憶の外部化」「内部でも外部記憶」 
  ・「記憶の外部化」…メモなど 
  ・「内部でも外部記憶」…語呂。英和辞書を引く際思い出すABCの歌。 
   頭の中にリストがあり、内部で考えても外部記憶に近い。 
  
 ■記憶術 
  ・記憶の達人と言われる人達も、「記憶の内部だけど外部化」をしている 
  exトランプカードで物語をつくる、忘却曲線に合わせてひたすら繰り返し復習する。 
  ・学校の勉強や記憶コンテストの共通点 
  →日常生活に必要ない、日常に根ざしていないこと。だから無理やり覚える。 
   友達の名前や生活品の名前などは、自然と覚えられるもの。 
  
 ■教材も媒介も何もない中で、どう子供に教えるか。 
  …言葉?数の概念? 
   現在の教育システムもたかが100年程度の歴史しかない。 
   学習指導要領とて、実験で検証して決められたわけではない。 
  cfベル・ランカスターシステム(通常の日本の授業形態) 
   ⇔欧米の教育形態。半円型の机で話し合いながらの授業。 
  →改変、改善の余地は十分にある。 
  
 (つづく)
114.48.112.133 , EM114-48-112-133.pool.e-mobile.ne.jp , 
 
 
- 19 名前:渡邊はるか:2009/12/03 18:31 ID:???
 
-  ●WORK1,リンゴ/本 を全く知らない人に説明してください(100字以内) 
  
 ●まとめ 媒介物の教育への応用 
 ■モノは媒介とセットで性質が決まる 
  ex液体…水+ペットボトル=portable(持ち運び可能)な水 
   道具のない昔や、無人島においては、水は持ち運びできず取り扱いづらいもの 
   液体のイメージは液体だけで決まらない。道具もセット。 
 ■媒介の教育の必要性 
  私たちは 自分→媒介→対象(セカイ) という風に生きている。 
  媒介(コトバ、社会的文化など)は遺伝しない。 
 ⇒そこを教えるのが教育! 
  
  ヒトとして生きていくために必要な「媒介」を教え 
  子供を「社会文化的サイボーグ」に育てることが、教育である。 
  
 ●感想 
 ここ何回かで話されている「人間は社会文化的サイボーグである」という視点について 
 大変考えさせられた。 
 身の回りの「媒介」(道具)について考えれば考えるほど、人間は外部の道具とセットで 
 それなしには人間としていられないのだなと思う。りんごを説明するワークや、 
 ペットボトルが水に可搬性を与えたという話もとても興味深かった。 
 また、少し違うかも知れないが、それを逆手に取った一例として広告があげられるのではないかと思った。 
 (たとえば商品の広告に有名女優を起用し、その女優の美しいというイメージを 
 広告を通し商品に付ける、など) 
 こうした媒介を教育の場で生徒に興味を持ってもらいながら教えることについて 
 よく考えていきたいと思う。
114.48.112.133 , EM114-48-112-133.pool.e-mobile.ne.jp , 
 
 
- 20 名前:有元:2009/12/05 03:28 ID:???
 
-  --== 12月7日(月)は用務で休講いたします ==--
120.74.178.79 , p4ab24f.tokynt01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 21 名前:有元:2009/12/12 08:20 ID:???
 
-   
  
 >>18 渡邊はるかさん、講義録ごくろうさま。 
  
 > また、少し違うかも知れないが、それを逆手に取った一例として 
 > 広告があげられるのではないかと思った。 (たとえば商品の広告に 
 > 有名女優を起用し、その女優の美しいというイメージを広告を通し 
 > 商品に付ける、など) 
  
 原理、メカニズムを伝える式の広告は、おっしゃるような 
 媒介と世界の見えの変化ということを目指しているかも 
 しれませんね。「○○プロフェンが風邪のウィルスの働きを 
 妨害」とか「カビの根っこまで届いて根こそぎ退治」とか。 
 理科の授業の目指す頭の中のモデルの植え付けをしている 
 のでしょう。疑似科学のもとにもなりそうです!注意がいりますね。
120.74.178.79 , p4ab24f.tokynt01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 22 名前:廣田友里(有元代理投稿):2009/12/15 17:30 ID:???
 
-  ◆12月14日 第7回講義録 
 ●配布物 ワークシート06 
  ●授業内容 
 1、前時のつづき 
 ・ペットボトルに水(液体)を入れて持ち歩く。 
 液体の可搬性に関わることは、液体だけの性質ではなく、 
 持ち運ぶ容器やどう使用するかという関わりの中で、私たちに経験される性質である。 
 ・液体をどう扱うか、どんな性質として捉えるかは、私たちの問題でも、液体の問題でもなく、 
 私と液体と容器などを含む多くの要素の入り交じった社会文化的な集合体の問題なのである。 
 □WORK1:「人が何を求め、考え、感じるかは、社会技術的環境に依拠する(P.37)」身近な例を挙げてください。 
 ⇒私たちが主体のものでも、常に周りの環境に左右されて物事を考えている。 
 ・缶切りは缶詰よりもだいぶ後に開発された。 
 それまでは、ナイフ等を使って開けていた。 
 食べ物を保存するには有効だが、食べる(開ける)のには一苦労。 
 2、可能なスナップショットの交渉としての現実 
 ・私たちがこの世界に生まれたときには、既に色々な物事に名前、意味、価値がつけられていた。 
 ・ある実践(サークル、コミュニティ)に参加することは、 
 世界のとある側面を「活動の対象」と知覚すること。対象化。 
 □WORK2:「レギンス」とは何か、定義してください(cf.「直線」「栄養素」)。 
 ・物が対象として浮かび上がる(知覚できる)のは、 
 今まで生きてきた中で、それを何かと学び、それを知っている世界に住んでいるから。 
 例えば、友達の筆箱を見て「○○ちゃんの筆箱」と認知できる。 
 黒板を見て「緑色の壁」と思うのではなく、 
 「授業等で使用する、チョークを使って文字を書ける板」と理解できる。 
 逆に、初めて行く国や初めてのスポーツでは、対象物が浮かび上がらない。 
 ⇒教育はそれを知覚できるよう教えるものだ!!! 
 ・子供は大人(熟練者)の世界では初心者である。 
 従って大人は、自分と同じ世界の見方、捉え方をするよう招く。 
 世界を遊泳できるように。(遊泳:うまく世間を渡ってゆくこと) 
 Up to you!!君次第だ!! 
 [続く]
210.174.56.132 , pae3884.mobiea02.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 23 名前:廣田友里(有元代理投稿):2009/12/15 17:31 ID:???
 
-  [続き] 
 ●まとめ 
 人間は、物を作り出すことよりも、元々あるものの意味や価値を学ぶ方が断然多い。 
 従って、教育を諦めてはいけない。 
 ●感想 
 今日のWORKはどちらも興味深くて、すごく楽しかったです。 
 WORK1では、「私たちが主体のものでも、常に周りの環境に左右されて物事を考えている。」 
 と先生がおっしゃった事をまとめましたが、本当にその通りだなぁと思いました。 
 私は、周りの環境があることが当たり前で、それに対して何の疑問も持ちませんでした。 
 もしも、今住んでいる世界が社会技術的環境でなくなったら、私たちは生きていけるのでしょうか。 
 そんな世界を生き抜くには、吉川晃司さんの様に無人島でも暮らしていける、生きる為の知恵が必要ですよね。(笑) 
 そのためにも、教育は必要だと思います。 
 またWORK2では、「レギンス」の定義について考えました。 
 知っている人は知っているが、知らない人はまったく知らない。 
 これは学校で習う方程式や歴史上の人物とは違い、 
 雑誌でたまたま見たなど、きっかけがないと知る機会がないと思います。 
 「レギンス」を知らなくても「この人、遅れてるな…」くらいにしか思われないけど 
 政治などの知識がないと「少しは関心を持ちなさい」といわれることがあると思います。 
 では、何を知っていれば常識人と言われるのでしょうか。 
 私は、自分の好きなことには異常に詳しいオタクみたいな人、結構好きなんですけどね。(笑)
210.174.56.132 , pae3884.mobiea02.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 24 名前:有元:2009/12/15 17:36 ID:???
 
-  講義でお話しした缶切りのこと、wikiで調べてみました。 
 1804年 瓶詰め発明(ナポレオンによる懸賞にこたえ) 
 1810年 缶詰を発明(長期間保存・携行が容易:瓶は危険) 
 1858年 缶切り発明 
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BC%B6%E5%88%87%E3%82%8A 
 なんと!!缶詰開発から缶切り発明まで48年間も時差があるとは!
210.174.56.132 , pae3884.mobiea02.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 25 名前:有元:2009/12/20 13:30 ID:???
 
-  >>22-23 廣田友里さん、講義録&感想ありがとう。 
  
 > もしも、今住んでいる世界が社会技術的環境でなくなったら、私たちは生きていけるのでしょうか。 
 吉川晃司って最近は無人島暮らしタレントなんですか…、知らなかった。 
 「社会技術的環境」というのは技術に満ちた文明状態のことを指すのではない 
 のです。人間を包み込む環境の内、社会に由来する技術的な側面を指します。 
 だから無人島の私たちにも、未だ社会的な技術が残っているでしょう。 
 言語や算数、毒キノコの知識などなど。いまの文明が潰(つい)えて、 
 赤ん坊だけがこの世に育つようなことがあったら、そのときは本当に 
 社会技術的環境を失って、人間がただの獣に戻るときです。あんまり 
 丈夫な生き物ではないので、文明なしにはほとんど生き延びるチャンスは 
 ないでしょう。 
  
 > 何を知っていれば常識人と言われるのでしょうか。 
  
 逆に知らないと非常識と言われるものはリストアップできそうですね。 
 私も偏った知識しかないので、よく学生にせせら笑われています…。
120.74.178.79 , p4ab24f.tokynt01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 26 名前:有元:2009/12/20 13:38 ID:???
 
-  ほんとだ、無人島にいますね(笑) Youtubeで見てみました。 
 http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=hvNN_ulUMiQ 
 さすが水球あがり、イイ素潜り!焼き魚がうまそうです。 
 無人島に行くならモリですね。
120.74.178.79 , p4ab24f.tokynt01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 27 名前:橋本奈々絵:2009/12/23 01:45 ID:Z6c24SLc
 
-  ◆12月21日 第8回講義録 
 ●配布物 ワークシート07 
 ●授業内容 
 □U章(前回のワークシート06の続き) 
  ○人工物が横溢(おういつ)するフィールドへ向かう(焼き肉店を例に) 
 (p41〜) 
   ・焼き肉店の現実も人工物とセットで現れる。「オーダーコール」、「ハン 
 ディ」という装置(人工物)が現実の意味を決める。 
  ○社会文化的オーダー記憶(p42〜) 
   ・自立主体的に働く道具背景。 
    *オーダーコールA:ボタン音への反応→10秒以内の確認と暗記→他 
 店員の対応の有無の確認→客への対応 
             ⇒誰かが対応したかどうかが他店員にはわからない。 
    *オーダーコールB:ボタンを消した人がその客の担当となる。 
             ⇒店員の対応の有無を可視的にする働きがある。 
  ○焼き肉屋店員のパーソナルビュー=行為者の目から見える世界(一人称) 
   ・システムズビュー:外側からの全体的な機能を観察する視点。つ 
 まり、システム全体でどんな行為をしているかということ。 
             ex)風呂を入れる。 
               書く。 
               (目的地まで)移動する。 
   ・パーソナルビュー:行為者からの一人称の視点での仕事内容。つまり外見で 
 は同じ行為に見えていても、どんな人工物を媒介にする 
 かによって行為者の見方は変わってくる。 
             ex)(目的地まで)移動する。 
               →人工物(媒介) 飛行機、自転車、車、新幹線… 
               紙に書く。 
              →人工物(媒介) パソコン、鉛筆、タイプライター… 
 つづく 
 
121.2.61.165 , p023da5.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 28 名前:橋本奈々絵:2009/12/23 01:47 ID:Z6c24SLc
 
-  □WORK3:教科書p46‐47の「パーソナルビュー」の身近な具体例 
      ex)・名古屋の実家に帰るのに、歩いてかえるか、電車で帰るか。 
         →歩くのと、電車に乗って帰るのでは、同じ「帰る」とうい 
 う行為であるけれども行為者にとってその見方は違ってくる。 
        ・コミュニケーションをとる時、メールを使うか、手紙にするか。 
     ☆授業デザインを考えることもパーソナルビューの身近な事例。 
      →同じ授業であっても、小テスト(人工物・媒介)があるとなったら 
 受講者の授業に対する見方が変わる。 
 □WORK0:投稿してください。「本学に通う動機を140字以内で教え 
 てください。」 
  ⇒人工物:Twitter 
 ○つづき〜p49 
 ・人工物と主体性の強い関連が人間の特徴。 
 □WORK1「利用可能な人工物ひとつで、わたしたちの内なる「意図」 
 や「計画」、「欲望」は変わってくる」ことの身近な事例 
  ex)人工物「バレンタイン」→欲望「好きな子にチョコをあげたい」 
 □まとめ・感想 
   現実の捉え方は、人工物によって変化する。その具体例が焼き肉 
 店であった。その道具を使う人によって感じ方が違うし、一見同 
 じく見える行為が万人にとって同じく感じるわけではない。この 
 人工物を利用して、教育者として授業デザインを考えていきたい。 
 Twitterを人工物とした授業形式は今までしたことがなかったの 
 でとても楽しかったです。 
 
121.2.61.165 , p023da5.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 29 名前:有元典文:2009/12/23 07:00 ID:???
 
-  09/12/21の講義で表示したTwitterのログ(記録)は以下で見られます。 
 https://twitter.com/EduPsych
120.74.178.79 , p4ab24f.tokynt01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 30 名前:有元典文@かんりしゃ ★:2010/01/11 22:41 ID:???
 
-  直前で申し訳ないです。明日12日火曜日は用務が入っており休講いたします。 
 
- 31 名前:有元典文:2010/01/17 17:28 ID:???
 
-  >>27 橋本さん、講義録ありがとう。 
  
 > 人工物を利用して、教育者として授業デザインを考えていきたい。 
  
 本時の展開を子供のパーソナルビューから見てみる、というのは 
 ベテランなら行うことですよね。その際、どんな教材、プラン 
 (授業の人工物)が、どんなパーソナルビューを児童生徒に与えるか、 
 自覚的でありたい。プロなのだから、授業の持つ機能を自覚した上で 
 授業作りをしていきたいものです。
133.34.73.112 , psy18.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 32 名前:小林卓馬:2010/01/25 18:41 ID:QGLnF0gk
 
-  ◆1月25日 第10回講義録 
  
 ●配布物 ワークシート09 
  
 ●授業内容 
  
 □[章 運命を再デザインする(P.179〜) 
  ○道具や精度やチームといった人工物と不可分な一体となり、複雑さを手なずけ、 
   その場に新しい秩序を生み出すこと 
   →人間の可能性:運命的なことはデザインで変わり得る 
   ・例 人間は暗闇を歩けない動物だったが、光源などを持って歩くことで、 
      暗闇を歩くことができるようになった。 
      →人工的夜行性動物(artificial nocturnal animal)になった。 
       つまり暗闇を歩けないという運命が「再デザイン」されたということ。 
    ・自分たち手で運命を改変できるのが人間の特徴 
    →人間は人工物を使って、文化に媒介された世界を生きてきた。しかし、 
     生まれつきのカラダから遠くまできてしまって後戻りはできなくなっ 
     てしまった。 
  
 □\章 ふりかえりguided tour(p.182) 
  ○ユクスキュルの環世界 
   ・例「マダニ」の世界 
    マダニには視覚・聴覚がないが嗅覚、触角、温度に対する感覚はすぐれている。 
    →動物によって見えている世界が違う:「環世界」 
   ・人間にもその特定の分野を専門的に行っている人の世界がある。 
    例 教室の窓から外を眺める場合、ガラス屋さんが見ると単に景色を 
      見るだけではなく、窓ガラスの種類が見えるなど。 
   ・世界の多様性 
   →人間には普遍的世界はない 
    ☆その人の知識によって見える世界は変わってくる。 
    ・人間に知識を与えるのが教育の本義である。 
 下につづく 
 
124.100.83.224 , p4224-ipbf605hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 33 名前:小林卓馬:2010/01/25 19:20 ID:QGLnF0gk
 
-   ・現実とは観察の実践 
  →見る要素と見ない要素の複雑な文化的パターンである「星座」に 
   例えられる。 
   現実のあるバージョンを見てとることは、数多あるさまざまの要素の選択と 
   無視の実践に他ならない。人間は現実をデザインすることで、こうした観察 
   の制御、特定の要素の対象化をしているともいえる。(p.186) 
 →ユニバーサルなユニバース(普遍的な世界)はない。メンバーに共有された 
  コミュニティがある。 
  
 □WORK1:性差の可視性または不可視性を具体的な人工物でデザインしてみてください。 
  
 回答 
 ・ネトゲ(不可視) 
 ・ジャージ(可視) 
 ・口調を統一(不可視) 
 ・さらし(不可視) 
 など 
  
 □WORK2:かけっこの授業のデザイン 
      @足の速さが目立つ授業(可視的) 
      A足の速さが目立たない授業(不可視的) 
      に分けてデザインしてください 
  
 回答 
 ・順位をつける@ 
 ・タイムを計る@ 
 ・7秒間走A 
 ・タイムが近い者同士走るA 
 ・スタート位置をずらすA 
 ・障害物競走A 
 など 
  
 □感想 
 ユクスキュルの環世界という考えはなかなか面白いものだと思いました。 
 例えば、何の変哲もないスーパーの駐車場でも車やバイクが好きな人に 
 とっては駐車場が車の展覧会に見えている違いありません。そう思うと、 
 人間という動物はほかの動物と比べて、個々によっていろいろな世界を 
 持っていて多様性のある面白い種族だなと思います。 
  
  
 
124.100.83.224 , p4224-ipbf605hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 34 名前:有元典文:2010/02/01 07:54 ID:???
 
-  >>35 小林さん、講義録ごくろうさま 
  
 > ユクスキュルの環世界という考えはなかなか面白いものだと思いました。 
 例えば、何の変哲もないスーパーの駐車場でも車やバイクが好きな人に 
 とっては駐車場が車の展覧会に見えている違いありません。そう思うと、 
 人間という動物はほかの動物と比べて、個々によっていろいろな世界を 
 持っていて多様性のある面白い種族だなと思います。 
  
 駐車場が展覧会とはおもしろい発想ですね。自動車好きの環世界。 
 さらにでっかく、文明化された人類に共有された環世界というのはどうでしょう。 
 それをこそ学校教育は与えようとしているはずです。 
 学校で学んだツールをもって世界を眺めることで、世界から有用な意味や価値を引き出せたら 
 すばらしいと思いませんか。シートベルトをしない運転が危険なものだと、小学校で学ぶ 
 物理の初歩から分かるはずだし分かってほしい。算数の理解があれば、ギャンブルで 
 破産しない道を選べるはずだし、そういうために教えているはず。経験から学ぶのは 
 もちろん大事だが、先人の経験の結晶である学問から学ぶのも大事。それこそ人間らしさなのだから。
133.34.73.112 , psy18.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 35 名前:有元典文:2010/02/01 13:35 ID:???
 
-  イントロのパワポ、および11枚のレジュメを以下にpdf形式で置きました。ご活用ください。 
 http://cid-8dfb1c2ab91aa860.skydrive.live.com/browse.aspx/EduPsy2009 
133.34.73.112 , psy18.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 36 名前:新原将義:2010/02/01 21:34 ID:Mxa18mns
 
-  2月1日第11回講義録 
  
 ○配布物・・・レジュメI、J 
  
 ○文化に相対的な現実 
 魚のダシの旨みやディストーション音の快の知覚は後天的 
 ナチュラリゼーションは、自然を過大視し、人のデザイン力を過小に見積もっている 
  
 ○学習ツアー 
 獲得形質は遺伝しない→人間の最大の制約 
 今の我々の環世界は遺伝せず、放っておけば消えていく 
 教育とは、我々の世代の環世界を伝える、「人間」の再生産 
  
 ○ヒーローと悪漢 
 我々の何気ない日常が、現実をつくり、また変えていく 
 何かを学ぶということは、「そこの人」になるかどうか 
 メンバーになれば、先輩から多大なことを自然に学んで「そこの人」になっていく 
 →学校とは「誰」になる場?? 
 実践に参加するような形態の授業があってもいいのでは 
  
 ○こころのありか 
 人は自分で自分の行動を決めているのではなく、 
 「何かに従って」行動しているに過ぎない 
 しかし「自分の意思で」行動していると思っている 
 行為の衝動は必然性に起因する→「世界コントロール」説 
 逆に、人間は「主体性の塊」であるという大前提にたっているのが心理学 
 人の主体性は、人が周りの世界に作りこんだもの=「デザインされた現実」とのセットなのでは 
 外にあるものに自分をコントロールさせ、自由意思を減らすことで負担を軽減しているのでは 
 我々の日々そのものがスキャホールドされている 
 一人ぼっちの主体性の力ではなく、 
 何かとセットで発揮される能力を教えたほうがいいのでは? 
  
 ○感想 
 自分の意思がどこにあるのかについて考えさせられた。 
 ここにいる私という意思が、ただの必然性の結果でしかないのだとしたら、 
 私とは一体何者なのだろうか。 
 人は、何かに従って生きているということが分かっていたとしても、 
 自分の意思で今ここにいると主張しなければ、不安でやっていけないのかもしれない。 
 しかし現実をデザインすることが自分の主体性なのだとしたら、 
 その不安は解消するように思う。 
 現実をデザインすることで、ここに存在する自分。 
 世界と不可分な自分。 
 そういったものを教えることは、ひとりぼっちの能力を教えることよりも、 
 はるかにロマンチックなことのように思えます。 
 
123.220.71.134 , p2134-ipbf1808hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 37 名前:書けませんよ。。。:停止
 
- 真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
42KB
新着レスの表示
掲示板へ戻る 全部 前100 次100 最新50