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2010教育の心理学
- 50 名前:有元典文@かんりしゃ ★:2011/01/24 09:08 ID:???
 
-  >>48-49 富永さん、講義録ごくろうさまです。 
  
 > 社会秩序についての考えが深まりました。授業とは授業らしさの 
 具体が集まって成立するもので、だから先生はそのクラスの方向性 
 をきちんと定めて、子どもたちを導かなければならないと思いまし 
 た。 
  
 破れ窓理論については理論的批判があるようです(Wikiにまとま 
 っています)。ただし社会秩序が維持されているという成員の知覚 
 には影響するそうです。これは教室には重要なことだと思います。 
 何が可能な場面か、ということは、その場面に関する知識と言うよ 
 りも、その場面の他の成員の行いによってその場その場で知ること 
 だからです。このことであまり知識のない葬式の焼香やクラシック 
 の拍手などが可能です。以下資料。 
 □社会秩序 出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/社会秩序 http: 
 //en.wikipedia.org/wiki/Social_order 
 「社会秩序は、人間関係と人間行動の「通常の」あり方を、保持、 
 継続、実行するための、社会構造、社会制度、社会活動の関連の集 
 合として解釈できる。したがって、ある「社会秩序」は、相互作用 
 や習慣のパターンや制度の、比較的安定したシステムであり、その 
 社会秩序の存続に必須である、以下の条件を継続的に再生産可能で 
 ある。したがって、この概念は、長時間継続的に存在する、社会の 
 全側面と解釈される。その条件とは、財産、交換、権力関係だけで 
 なく、文化的形態、コミュニケーション関係や価値のイデオロギー 
 的システムを含む。 
 □エスノメソドロジー 出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/エスノメソドロジー 
 (…)「秩序問題」はある意味で奇妙な問いである。社会学者があれ 
 これ考える前に、社会秩序は社会生活を営む成員たちによって、す 
 でに成立しているからだ。既に成立しているものに対して「いかに 
 して」と問うとき、そこには「成立している」ことへの驚きの感覚 
 があるのだろう。こうした感覚は、例えば「行為の本当の意図は行 
 為者自身にしかわからない」という前提があるにもかかわらず「相 
 手の行為の意味がわかるのはなぜか」と問うことなどから生じてく 
 る。また、社会秩序が既に成立しているものであるならば、そうし 
 た問いを立てることとは別に、現に成立しているその秩序のありか 
 た、──すなわち社会の成員が日々の生活を営んでいる方法(論) 
 そのもの──を記述してみることが試みられてもよいはずだ。→エ 
 スノメソドロジー 
 
- 51 名前:有元典文@かんりしゃ ★:2011/01/24 09:55 ID:???
 
-  2011年01月24日(月)の教育(?)ロック 
 ♪Maxwell's Silver Hammer, The Beatles(Lennon/McCartney), 1969年9月26日 
 リハーサル風景 http://www.youtube.com/watch?v=otSs3hVH8HU 
 アニメ版 http://www.youtube.com/watch?v=rIMGgBLOwfg 
  
 
- 52 名前:近藤飛鳥:2011/01/28 18:53 ID:4kfOV336
 
-  講義録担当の近藤飛鳥です。 
  
 2011年01月24日(月)の講義 
  
 @文化的衝動 
 例:バレンタインのチョコレート。化粧。サプリメント。 
 …衝動を喚起すれば商売として成功。 
 ヒトがモノを作り、モノが衝動を作ったともいえる。 
 例:階段やエレベーターを使って高いところへ行く。行きたい。 
  
 文化とは思考というよりも衝動なのでは。⇔デカルト 
  
 A文化を定義する 
 価値(「よい」とされるものごと)の発見⇒共有⇒生産⇒普及 「文化的実践」(佐伯 1983) 
 ※「よさ」とは相対的なもので、論理的価値観を含んでいない。 
 『2001年宇宙の旅』でサルが道具を使ってヒトとなるシーンは、「文化」の誕生の場面とも言える。 
  
 B学習理論 
 50年代〜70年代:条件付け、S-R、認知理論…個人に焦点 
 1991年:正統的周辺参加「参加こそが学習だ」…社会に焦点 
  
 学校:ボトムアップ/簡単なものから難しいものまで並べて、難易度順に教える。 
 師弟関係:トップダウン/師匠(なりたい自分)がいるコミュニティーに属し、参加することで学ぶ。 
 「学校は超不利」…参加したいという衝動が皆にあるわけではない。興味・関心はバラバラ。
133.34.73.42 , eng22.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 53 名前:近藤飛鳥:2011/01/28 19:24 ID:4kfOV336
 
-  ○感想 
 「学校は超不利」という言葉が印象的であった。本来子どもたち一人ひとりに先生 
 がついて、その子にとって必要な教育をしてあげるのが理想的である。しかしながら、 
 実際には経済的に無理である。それだけの教師を雇うお金はない。教師も子どもも 
 学校も全部、市場経済の「商品」として扱われているから、学校教育には限界がある 
 のだろう。 
 だからといって、学校教育の理想を追い求めることを諦めてはいけない。一人でも多 
 くの子どもが自分の興味・関心を見つけ、「衝動」にかられるような授業を展開して 
 いけばよい。そういう姿勢が大切だと思う。
133.34.73.42 , eng22.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 54 名前:有元典文@かんりしゃ ★:2011/02/06 22:38 ID:???
 
-  >>52-53 近藤飛鳥さん、講義録ごくろうさま。 
  
 > 「学校は超不利」という言葉が印象的であった。(…) 
 学校教育には限界があるのだろう。だからといって、学校教育の理想を 
 追い求めることを諦めてはいけない。一人でも多くの子どもが自分の興味・ 
 関心を見つけ、「衝動」にかられるような授業を展開していけばよい。 
 そういう姿勢が大切だと思う。 
  
 正統的周辺参加の理論から分かることは、動機が高い学習者は 
 その当のコミュニティにずっぽりと参加し、誰かになろうとしていると 
 いうこと。逆に言えば、特に誰になろうという当てもなく、何の 
 コミュニティにも参加していない学習者が学校で学ぶのは、非常に 
 難しい。学校の向こう側の、本物の文化を示し、その良さを継承 
 したくなり、そうした知識・技能を持った人になりたくなるような機会に、 
 授業がなれば素晴らしいと思います。先生はそういう紹介者でも 
 あるべきだと思います。 
 
- 55 名前:山本龍馬:2011/02/10 21:52 ID:bf15ACuQ
 
-  講義録担当の 0951209山本龍馬です 
  
 2月7日の講義まとめ 
  
 1.人工物によって人々の衝動は変調される 
  (例)携帯電話の普及により、日常の面白い瞬間を写メで撮って 
     友達と共有したいと思うようになった。 
 2.サブカルチャーを理解することは社会文化的なものを理解することにつながる。 
  →対象と動機の関連が見えやすい。 
 3.社会文化の中では知覚の分化が行われる。 
  (例)ワインの味の評価語 
 4.人間の主体性は社会に由来する。 
 5.子供の主体性は授業デザインに由来する。
114.48.144.13 , EM114-48-144-13.pool.e-mobile.ne.jp , 
 
 
- 56 名前:山本龍馬:2011/02/10 21:55 ID:bf15ACuQ
 
-  ・感想 
  人々の衝動は全て、人工物によって生まれたものだという話が 
  とても印象に残りました。 
  人工物の影響を受けていない(=社会的でない)衝動の例を考えてみましたが 
  良い例が思い浮かびませんでした。
114.48.144.13 , EM114-48-144-13.pool.e-mobile.ne.jp , 
 
 
- 57 名前:書けませんよ。。。:停止
 
- 真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
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