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2010教育の心理学

1 名前:有元典文@かんりしゃ ★:2010/10/04 09:16 ID:???

後期・月曜2限「教育の心理学」講義録及び連絡事項・対話用

50 名前:有元典文@かんりしゃ ★:2011/01/24 09:08 ID:???

>>48-49 富永さん、講義録ごくろうさまです。

> 社会秩序についての考えが深まりました。授業とは授業らしさの
具体が集まって成立するもので、だから先生はそのクラスの方向性
をきちんと定めて、子どもたちを導かなければならないと思いまし
た。

破れ窓理論については理論的批判があるようです(Wikiにまとま
っています)。ただし社会秩序が維持されているという成員の知覚
には影響するそうです。これは教室には重要なことだと思います。
何が可能な場面か、ということは、その場面に関する知識と言うよ
りも、その場面の他の成員の行いによってその場その場で知ること
だからです。このことであまり知識のない葬式の焼香やクラシック
の拍手などが可能です。以下資料。
□社会秩序 出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/社会秩序 http:
//en.wikipedia.org/wiki/Social_order
「社会秩序は、人間関係と人間行動の「通常の」あり方を、保持、
継続、実行するための、社会構造、社会制度、社会活動の関連の集
合として解釈できる。したがって、ある「社会秩序」は、相互作用
や習慣のパターンや制度の、比較的安定したシステムであり、その
社会秩序の存続に必須である、以下の条件を継続的に再生産可能で
ある。したがって、この概念は、長時間継続的に存在する、社会の
全側面と解釈される。その条件とは、財産、交換、権力関係だけで
なく、文化的形態、コミュニケーション関係や価値のイデオロギー
的システムを含む。
□エスノメソドロジー 出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/エスノメソドロジー
(…)「秩序問題」はある意味で奇妙な問いである。社会学者があれ
これ考える前に、社会秩序は社会生活を営む成員たちによって、す
でに成立しているからだ。既に成立しているものに対して「いかに
して」と問うとき、そこには「成立している」ことへの驚きの感覚
があるのだろう。こうした感覚は、例えば「行為の本当の意図は行
為者自身にしかわからない」という前提があるにもかかわらず「相
手の行為の意味がわかるのはなぜか」と問うことなどから生じてく
る。また、社会秩序が既に成立しているものであるならば、そうし
た問いを立てることとは別に、現に成立しているその秩序のありか
た、──すなわち社会の成員が日々の生活を営んでいる方法(論)
そのもの──を記述してみることが試みられてもよいはずだ。→エ
スノメソドロジー

51 名前:有元典文@かんりしゃ ★:2011/01/24 09:55 ID:???

2011年01月24日(月)の教育(?)ロック
♪Maxwell's Silver Hammer, The Beatles(Lennon/McCartney), 1969年9月26日
リハーサル風景 http://www.youtube.com/watch?v=otSs3hVH8HU
アニメ版 http://www.youtube.com/watch?v=rIMGgBLOwfg


52 名前:近藤飛鳥:2011/01/28 18:53 ID:4kfOV336

講義録担当の近藤飛鳥です。

2011年01月24日(月)の講義

@文化的衝動
例:バレンタインのチョコレート。化粧。サプリメント。
…衝動を喚起すれば商売として成功。
ヒトがモノを作り、モノが衝動を作ったともいえる。
例:階段やエレベーターを使って高いところへ行く。行きたい。

文化とは思考というよりも衝動なのでは。⇔デカルト

A文化を定義する
価値(「よい」とされるものごと)の発見⇒共有⇒生産⇒普及 「文化的実践」(佐伯 1983)
※「よさ」とは相対的なもので、論理的価値観を含んでいない。
『2001年宇宙の旅』でサルが道具を使ってヒトとなるシーンは、「文化」の誕生の場面とも言える。

B学習理論
50年代〜70年代:条件付け、S-R、認知理論…個人に焦点
1991年:正統的周辺参加「参加こそが学習だ」…社会に焦点

学校:ボトムアップ/簡単なものから難しいものまで並べて、難易度順に教える。
師弟関係:トップダウン/師匠(なりたい自分)がいるコミュニティーに属し、参加することで学ぶ。
「学校は超不利」…参加したいという衝動が皆にあるわけではない。興味・関心はバラバラ。
133.34.73.42 , eng22.edhs.ynu.ac.jp ,


53 名前:近藤飛鳥:2011/01/28 19:24 ID:4kfOV336

○感想
「学校は超不利」という言葉が印象的であった。本来子どもたち一人ひとりに先生
がついて、その子にとって必要な教育をしてあげるのが理想的である。しかしながら、
実際には経済的に無理である。それだけの教師を雇うお金はない。教師も子どもも
学校も全部、市場経済の「商品」として扱われているから、学校教育には限界がある
のだろう。
だからといって、学校教育の理想を追い求めることを諦めてはいけない。一人でも多
くの子どもが自分の興味・関心を見つけ、「衝動」にかられるような授業を展開して
いけばよい。そういう姿勢が大切だと思う。
133.34.73.42 , eng22.edhs.ynu.ac.jp ,


54 名前:有元典文@かんりしゃ ★:2011/02/06 22:38 ID:???

>>52-53 近藤飛鳥さん、講義録ごくろうさま。

> 「学校は超不利」という言葉が印象的であった。(…)
学校教育には限界があるのだろう。だからといって、学校教育の理想を
追い求めることを諦めてはいけない。一人でも多くの子どもが自分の興味・
関心を見つけ、「衝動」にかられるような授業を展開していけばよい。
そういう姿勢が大切だと思う。

正統的周辺参加の理論から分かることは、動機が高い学習者は
その当のコミュニティにずっぽりと参加し、誰かになろうとしていると
いうこと。逆に言えば、特に誰になろうという当てもなく、何の
コミュニティにも参加していない学習者が学校で学ぶのは、非常に
難しい。学校の向こう側の、本物の文化を示し、その良さを継承
したくなり、そうした知識・技能を持った人になりたくなるような機会に、
授業がなれば素晴らしいと思います。先生はそういう紹介者でも
あるべきだと思います。

55 名前:山本龍馬:2011/02/10 21:52 ID:bf15ACuQ

講義録担当の 0951209山本龍馬です

2月7日の講義まとめ

1.人工物によって人々の衝動は変調される
 (例)携帯電話の普及により、日常の面白い瞬間を写メで撮って
    友達と共有したいと思うようになった。
2.サブカルチャーを理解することは社会文化的なものを理解することにつながる。
 →対象と動機の関連が見えやすい。
3.社会文化の中では知覚の分化が行われる。
 (例)ワインの味の評価語
4.人間の主体性は社会に由来する。
5.子供の主体性は授業デザインに由来する。
114.48.144.13 , EM114-48-144-13.pool.e-mobile.ne.jp ,


56 名前:山本龍馬:2011/02/10 21:55 ID:bf15ACuQ

・感想
 人々の衝動は全て、人工物によって生まれたものだという話が
 とても印象に残りました。
 人工物の影響を受けていない(=社会的でない)衝動の例を考えてみましたが
 良い例が思い浮かびませんでした。
114.48.144.13 , EM114-48-144-13.pool.e-mobile.ne.jp ,


57 名前:書けませんよ。。。:停止

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

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