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2005 学習心理学講義(-特論)
- 1 名前:有元典文@管理者 ★:2005/04/12 12:03 ID:???
 
-  講義録、質問、コメント等こちらに。 
 
- 96 名前:たき:2005/07/19 12:49 ID:NW1P+9bs
 
-  >>93 
 確かに世の中を疑うこと、大事ですね。 
 学校教育に「これが特効薬だ」と言って押し付けるのもよくない。 
  
 イケメンのエンゲストローム氏の輪読会についてはまだ悩んでおります。 
  
 >>94 
 的確な議事録ぢゃないか。 
  
 >>95 
 いや実際に読み返したらわくわくしますねぇ。 
 「みんなの社会構成主義 −大学教員とその学生の対話から−」 
 単行本化してベストセラー!
133.34.73.111 , psy17.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 97 名前:せりがの:2005/07/21 17:46 ID:sYbgrlnk
 
-  書き込みっぱなしになってしまいレスが遅くなってごめんなさい。 
  
 >>87-88 吉川さん 
 なんだか…ぺこんぺこんにへコんでた気持ちがぷっくりしてきました。 
 ぐるぐる考えてていいんだな、と思えました、ご意見ありがとうございます。 
  
 >>89 有元先生 
 >いつも考えてればいいんじゃないですか。詭弁みたいですか。 
 いいえ、私は詭弁だとは思いません。いつも考え続けるための、思考の行き来をする場が、 
 社会構成主義というところなのだと私は思います。 
 ただ、あの授業の中で、そういう言葉が聞きたかった…!! 
 ので、笑いに流されてしまったことがぷちしょっく。 
 >そういう運動してみたい。みたくない? 
 みたい。みたいですとも。ぐるぐる考え続けることは得意ですよぅ。だから、 
 >「特効薬は問い直し続けること」、というのは そうとう新しい知見だと思うよ。 
 という言葉に、私はとてもシビれました。シビれまくり。 
 >「学校教育」をめぐる議論にはそういうのが多いと思わない? 
 思います。もちろんある程度の全体的な方向性は必要だと思う。 
 ただ、それを定めるときにものすごくタイトなものを作ってしまい、決め打ちしちゃう感が否めない。 
 その方向性に安住せず、常に疑い、マイナーチェンジする意欲を持ち続けるのが 
 「特効薬」なのだと思います。本当のゆとり教育とは、教育の方向性をタイトなものにせず 
 疑う余地、チェンジし続ける余裕を持ち続けることなのだと真剣に思う。 
 というわけで、 
 >まあ、読 ん で み な い か ? 
 参 加 キ ボ ン ヌ。 
  
 >>96 たき 
 >単行本化してベストセラー! 
 印税の割当は書き込み回数で決めよう。
133.34.73.152 , insei02.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 98 名前:のりふみ@管理者 ★:2005/07/23 00:38 ID:???
 
-  >>97 共感してもらえてうれしい。読み会企画イボンヌ。本がちょい高めなので、 
 ぴーこしますか。あと360頁とやや厚め。6章立てなので最低随行人数6名でいかが。 
 
- 99 名前:平林・増山・堀:2005/07/26 00:38 ID:T53x3fVY
 
-  7月19日の後半部分の講義録です。 
 状況のインターフェイス 上野直樹編 
 3章 社会的達成としての学習 by有元典文先生 
  
 1節 イントロダクション 
 1.人間は「学習的存在」であるという認識をもつ、という素朴理論の 
 もと「学習」を社会的達成として捉えなおしたいということを本章の 
 目的とする。 
 2.学習が社会的に達成される事態である理由は、それがあたりまえの 
 自然な 
 生体反応ではなく、 行為を行為可能にするための要請が個人の内部では 
 なく社会的にたち現れることだから =「課題」「学習者」の場面に 
 よる可変性。 単純な学習は力動性の中で顕在化する瞬間のスナップ 
 ショットとなる! 
 3.認知研究では、学習は文脈によって変わるが「知識」は自然発生的な 
 ものではなく、 社会構造の中で手ざわりのある実体となる。 
 4.認知の社会的成り立ちはフーコーの「試験」や「検査」という 
 客体化のための社会的技術(リソース)によってつくられ、維持されて 
 きた。しかし、それは管理者のための都合のいい道具であり、人間研究 
 に向いた分析や 人々の活動理解としては不十分。 
  
 2節	可視化される学習 
 1.社会的メカニズムとしての「学習」の成り立ちの定義(図3−1) 
 2.学習の可視化のためのリソース・・・学習感覚の条件(図3−2) 
 日常場面で学習が感じられるとすれば、条件に合わせてみると偶発的な 
 事態である 
 
210.20.186.218 , 210-20-186-218.rev.home.ne.jp , 
 
 
- 100 名前:平林・増山・堀:2005/07/26 00:41 ID:T53x3fVY
 
-  7/19講義録 −続きー 
  
 3節	学習をピックアップする社会構造 
 学習を可視化するためには、 
 @ある行動を他の行動と同じものとしてカテゴリー化していく 
 A同じカテゴリーに入れられた過去の行動と現在の行動を比較する 
 →つまり、学習は様々な行動を(リソースを使って)「カリキュラム 
 の段階性」という視点から捉えることにより、はじめて可視化される 
 →そのとき、「行為者」は学習曲線上に位置づけられた「学習者」と 
 なり、技術、技能、能力の過去と未来をもつ存在となる。 
  
 4節	学習の実体論 
 1.「学習の実体感」(「できた!」の記憶)も学習という事態を 
 顕在化させる、場面の組織化が前提となっている。 
 2.「課題」と「学習者」は相互決定される概念。場面の組織化に 
 より、何かがその人の課題になる。具体例やそれに対する議論が 
 されました。 
 3.初心者が存在するのではなく、ある人が、あることに対して、 
 その参加形式を変えることによって初心者となる、と説明。堀個人 
 としては、学習が相互作用によって顕在化するということの例と 
 理解しましたが・・・。 
 4.何かを「課題」と認め、それに「学習的」に取り組む為のもう 
 ひとつの条件=「学習可能性」の弁別。この弁別=見極めは文化 
 そのものである。学校をこの視点から再解釈してみよう。 
 無人島の例について、議論。 個人的には、考え続ける為の課題と 
 受け止めています。 
        以上です。ご意見、ご指摘よろしくお願いします。 
 
210.20.186.218 , 210-20-186-218.rev.home.ne.jp , 
 
 
- 101 名前:ほり:2005/07/26 01:34 ID:???
 
-   学習心理学が終講しました。 
  講義録の最後に入れ忘れたので、再び書き込みます。 
  
  「この日も、暮れ行く空がとてもきれいでした。」 
  
 
210.20.186.218 , 210-20-186-218.rev.home.ne.jp , 
 
 
- 102 名前:のりふみ@管理者 ★:2005/07/27 12:35 ID:???
 
-  >>99-101 ごくろうさまです。 
  
 とても為になる授業でした。 
 みなさんどうもありがとう。ここで始発した議論のいくつかを 
 受け継いでいきたいです。是非折を見て自主ゼミ等おこないましょう。 
 対話を続けましょう。 
 みなさんの研究が実り多いモノになるよう祈りつつ、終講。 
 
- 103 名前:執行(有元代理投稿)@管理者 ★:2005/08/02 19:35 ID:???
 
-  2005/7/19の講義録 
 第5章 実践に埋め込まれた発達・学習の可視化 
 1.個人や個人の変化は与えられたものか 
   社会ー道具的に組織化されて可視的になっている 
   つまり、何らかの格子、インスクリプションを用いることによって可視的 
 2.個人やその変化を可視化するテクノロジー 
   フーコー・・・可視化する格子あるいはインスクリプションに着目 
          18世紀 病院、学校における「帳簿」の使用 
          →マスの可視化 →逸脱した「個人」も可視化 
   マクロな社会を可視化(4章)← 表裏一体 →個人の可視化 
 3.個人を可視化する相互行為 
   Hood&McDermottのビデオ分析研究 
   アメリカの小学校での「2チーム対抗クイズショー」 
   Research Question:アダムはどのようにして「できない子」として社会的に組織化されているか 
   ・アダムの態度とアダムに順番を回さない(競争場面の組織化) 
   ・状況の中で「個人の能力」にスポットライト場面が社会的に組織化している。 
   ・ある、特定の相互行為においてはファイリング技術・インスクリプションによって個人や個人の発達レベルか可視化される。 
    → リソース 
   (因みにアダムは料理クラブでは有能であり、スポットライトがあたり可視的になる) 
 4.個人の持っている知識表象 
   例)ある専門性を持つ熟練者の知識の研究 
   インタビュー、実験的な方法 
    ・あらかじめ用意された質問体系も、実際はその都度、局所的にインタビューする 
     相手の答えに応じて作り出されている 
    ・ある知識の整理体系をリソースとしながら局所的に相互行為を組織化しつつ 
     知識を構成するという独特の場面が作られている 
   現場で道具や人々に囲まれながらのインタビュー方法 
    ・公式的インタビュー場面とは異なる 
    ・仕事場にあるリソース、熟練者の答えに応じながら質問は生み出され、 
     熟練者も、そのリソースを頼りに色々な関連事項を説明し始めるかもしれない 
  *知識表象は、熟練者トインタビュアーとの協同作業として相互行為的、道具的にその都度 
   作り出されているのである。 
  *知識表象の明確化 
   記述はある場面での社会ー道具的な知識の相互的構成の結果を模倣したもの 
  *プロダクション・システム、スクリプト、メンタル・モデル 
   → リソース、道具 
 5.知識の整理学の視点 
   ガニエの能力や知識の階層構造モデル = プラン・モデル、リソース 
   ・・・ある課題を学習するためには、その前提となる下位技能を獲得している必用がある 
   ↓ 
   アカウンタビリティーを世間に示す実践のためのリソース 
   つまり、知識、知能、技能の品質管理の道具 
  *知識表象モデルを使用する問題点 
   「ルールに支配される」コトと、「ルールを志向する」コトの混同 
 6.学習や発達を可視化することを埋め込んだ実践 
   個人や個人の変化・・・文化的な実践に埋め込まれている 
   → 学習や発達・・・統計やその記録、学習・発達理論を埋め込んだゲーム 
     例)野球というゲームの記述の仕方 
   *統計、記録、理論、分析 
   学習や発達を可視化し、焦点化する道具やその使用を含む、ある種実践の組織化のあり方 
   →可視化する格子と可視化された変化は不可分 
    道具や方法は1つではない・・・多視点間の葛藤がある 
  
 以上 
  既成の物の見方を打破し、違った視点で物事を見ることは大変有意義な事でした。 
  私にとって、とても刺激的でした。皆様、有り難うございました。 
  
 
- 104 名前:名無しさん@有元掲示板:2005/09/20 23:58 ID:DZqA+5rA
 
-  「拡張による学習」、輪読会話がありましたが 
 やはり夏休み中は人が集まりづらいのね、と 
 とりあえず1人で読んでみようと思い購入したのですが… 
  
 わわわ分からないです、何が書かれてるのですかあのご本には? 
  
 という状態です。ご本は今じゃ立派に、本棚を頭良さそうに見せる 
 置物となってしまっております。 
  
 夏休みのボヤキでした。
220.211.220.13 , pd3dc0d.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 105 名前:せりがの:2005/09/20 23:58 ID:DZqA+5rA
 
-  ごめんなさい、>>104はせりがのでした。
220.211.220.13 , pd3dc0d.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 106 名前:のりふみ@管理者 ★:2005/09/21 02:02 ID:???
 
-  >>104 みんなで読もうよ。いや、そんなに難しくないよ。魂が分かれば理解できるはず。 
 
- 107 名前:せりがの:2005/09/21 15:42 ID:k9+eCLQ2
 
-  魂、けっこう分かったつもりになっていました。 
 まだまだ修行が足りんようでしたorz。 
 実際に読むと「えぇとこういうことが言いたいの…カナ…?」みたいな。 
 読み会したいですね。
133.34.73.111 , psy17.edhs.ynu.ac.jp , 
 
 
- 108 名前:のりふみ@管理者 ★:2005/09/22 14:31 ID:???
 
-  しましょう。 
 
- 109 名前:書けませんよ。。。:停止
 
- 真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
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