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2007 学校教育総合研究
- 1 名前:有元典文@管理者 ★:2007/04/09 15:54 ID:???
 
-  院 学校教育総合研究の連絡、講義録、コメント、質問、対話用。 
  
 2005年度記録 http://www.psy.edhs.ynu.ac.jp/bbs/test/read.cgi/arimoto/1113275065/ 
 
- 2 名前:有元典文@管理者 ★:2007/04/09 15:57 ID:???
 
-  4/12(木)休講、初講は19(木)です。 
 
- 3 名前:学教M1 大西:2007/04/19 22:42 ID:46Lfqtec
 
-  講義録 4月19日(木) 6限 
 【授業内容】 
 @	有元先生の自己紹介 
 ⇒先生の専門分野である「認知心理学」や「学習環境のデザイン」について、 
 例を交えて説明 
 A	授業方法について 
 ⇒「いじめ」「不登校」「学級崩壊」「学力低下」「各自の研究テーマ」の 
 うち、いずれかでレジュメ(A4一枚)を作成し、指定の日に発表(各自30分程度) 
 する。毎回2名ずつ発表する。各自でPCを準備すればプロジェクターの使用が 
 可能 
 B	心理学の目的や歴史、その他学校教育に関する問題について 
 ・	心理学の目的 
 →行動のメカニズムの記述 
 ・	心理学の歴史 
 →機械論的立場をとる伝統的な実験心理学を経て、現在は生態学的立場をとる 
 状況論的心理学へ 
 ・	その他 
 e.g.「学校のカプセル化」について 
 【連絡事項】 
 本時の授業欠席者は、自分の発表日を確認して下さい。 
 
60.46.58.172 , p14172-air01hon32k.tokyo.ocn.ne.jp , 
 
 
- 4 名前:ありもと@管理者 ★:2007/04/22 11:48 ID:???
 
-  大西さん、講義録ありがとう。「心理学の歴史」について補足。 
 状況論的心理や社会文化的アプローチに宗旨替えしたのは一部。 
 大勢は変わらず。それは教科書をみれば分かるとおり、相変わらず 
 個体主義的心理学が主流派。 
 
- 5 名前:M1東 :2007/04/30 22:21 ID:KVbZ1ybA
 
-  2007年4月26日 木曜6限 
 ★出会いのワークショップ 
 共育(ともいく)ワークショップ、共育ファシリテーターの実践を知ってもらうために、とにかくWSを体験してもらう。 
 この講義が互恵的な学びの場になるためにも、まず、受講生同士がフランクに知り合う、こともその目的。 
  
 <ワークショップのプログラム> 
 (1)部屋の四隅で自己紹介(→6人×3班=18人に分ける) 
 (2)4分割シートを使ってグループ内で自己紹介 
 (3)全体で共有とふりかえり 
  
 <コメント> 
 有元→東の役割は、場にターボエンジンをつけるようなもの(?)。 
 東 →参加者の考えや知恵を引き出さずに、参加者をPushしている面が 
    目だったのであれば、ファシリテーション(促進)としては成功ではない。 
 有元→大学院なのだから、実践だけでなく理論的背景を3分で言うべし。 
 東 →筑波大学環境科学研究科で川喜多二郎先生に野外科学を習ったが、 
    発想法・KJ法にもある「衆目評価」法に近い考えを、 
    NGOの仕事で行った途上国の地域開発の現場で体得した。 
    Robert Chambers(ロバート チェンバース)の 
    PRA(主体的参加型農村調査法)のコンセプト、 
    Putting Last First(一番弱い者を最初にもってくる) 
    ワーショップ的”学びの場”でもこのコンセプトを 
    私は方法論の根拠としている。 
    WS型授業で生徒同士が学びあう意味を検証していきたい。 
    修論(仮題)『「学びの場」の創出に関する教育人間学的研究−関係論的アプローチ』(高橋勝ゼミ) 
  
  
  
  
  
  
 
133.205.134.57 , Air1Aba057.ngn.mesh.ad.jp , 
 
 
- 6 名前:M1東 :2007/04/30 22:37 ID:KVbZ1ybA
 
-  <蛇足> 
 出会いのワークショプ(3)共有とふりかえり。 
 (A)共有:4分割で自己紹介の項目から「自分を元気にする格言」抜粋 
 (*時間があれば「修論のテーマを選んだ初心」を共有したかった。) 
  
 @夢はでっかく根は深く   Aいつも喜びいつも感謝 
 B百聞は一見にしかず    Cあたま空っぽの方が夢つめこめる 
 Dどーでもいいよ      Eがんばりすぎない、でも、あきらめない。 
 F失敗は成功のマザー    G人事をつくして天命を待つ 
 H活動の対象は活動の真の動機である 
  
 (B)WSの自己紹介が一般の自己紹介と違う点 
 @気楽(笑い)→よく知り合える。 
 A1人でやる自己紹介ではなくグループで行う。円形に座って。 
 B四隅や記入シートなど、各種の方法を重ねていくので、覚えやすい。 
  手法や参加個人など、お互いがつながりあっているかんじ。 
  
 *頭(知恵)もいっぱい胸(気持ち)もいっぱい、だと夢が描けないのか? 
 まあ確かに、モノゴトには余裕がほしい。 
  
  
  
 
133.205.134.57 , Air1Aba057.ngn.mesh.ad.jp , 
 
 
- 7 名前:有元典文@管理者 ★:2007/05/02 21:21 ID:???
 
-  >>5-6 東さん、講義録ありがとうございます。 
 確かに経験してみるとWS型は話が弾む。 
 だが、小生ひねくれ者なので、よさそなことだと疑いたくなる。 
 「生徒同士が学びあう」という見えの言語ゲームではないのか、など。 
 内発の促しをもった学びの場のようでいて、実は政治的誘導だったり 
 というような場面はないのか、などなど。ひねくれてますか? 
 
- 8 名前:M1東 :2007/05/06 11:59 ID:xXVvA1Xo
 
-  ゲームの特徴って何ですかね。 
 ワークショップをゲームとの比較で見直すのも有効かもしれません。 
 しかし、参加者が予定調和と感じるワークでも、 
 やる側にはそうではないことの方が多いです。 
 そこに、参加者がその場に作用する余地があって、 
 生徒同士が学びあう場が生まれる可能性がある、 
 という仮説を、私はもっています。 
  
 前回のワークで言えば、先生が35分までに終わって、と指示されたので、 
 私は急遽、質問4の「修士論文テーマの初心」ではなく、 
 サクサク終われそうな、質問3「私を元気にする格言」でまとまました。 
 そうしたら、「頭からっぽの方が・・・・」というドラゴンボールからの引用句を、 
 参加者は共有し共感しあって、場としては成り立っていました。 
  
 さて、どうしましょう。 
 「内発の促しをもった学びの場」の力動の源がどこにあるのか? 
 ヴィトゲンシュタインやヴィゴツキーを読まなくてはならないのでしょうか? 
 フィールドワーカーには文献研究はキツイです。 
 教育心理学にも、教室での教師と生徒との相互作用には、 
 山のような先行研究があるようですが、どれもぴったり来ません。 
 どうぞ、ご指導ください。 
  
  
  
  
 
203.136.104.52 , Air1Abq052.ngn.mesh.ad.jp , 
 
 
- 9 名前:有元典文@管理者 ★:2007/05/07 11:53 ID:???
 
-  >>8 
 私は現象のWhyに興味がないのです。 
 Whyは解釈であり、仮説であり、視点だからです。 
 現象のHowには興味があります。例えば「家族」はどうしたら(how) 
 「家族」として成立可能か、と問います。そのhowは誰かの解釈ではなく、 
 誰にとっても観察可能な具体的なものことで作られているはずだからです。 
 「内発の促しをもった学びの場」も、仮にそういうふうに見えるからには 
 参加者にとって目に見える振る舞いの具体的howがあるはず。 
 こういうひねくれた見方をする学問は社会学の中でも「エスノメソドロジー」 
 という領域です。「豊かなワークショップ」成立のhowを記述したら 
 研究者も実践家も利するすごくおもしろい研究になるでしょう。 
 
- 10 名前:M1 鈴木:2007/05/08 23:37 ID:mj2o3jsg
 
-  2007年4月26日 
 ☆テーマ☆ 
 「障害や障害者をテーマにしたドラマはなぜ感動するのか?」 
  
 <概要> 
 ドラマの中に登場する障害者や、それに関わる人物が、 
 障害をどう捉えているかを、登場人物のセリフやカメラワーク、 
 BGMの使い方などから分析し、 
 「感動」する場面がどのように作られているのかを 
 医学モデルと社会モデルという視点から考察した。 
 その結果、どのドラマでも医学モデルを強調した場面が見られた。 
  
 <コメント> 
 ・養護学校の教員からすれば、そういったドラマは感動しない。 
 ・山あり谷ありだから感動するのは当たり前。 
 ・あとは、有元先生が何か言っていたんだけれども、難しいことを 
 言っていたので忘れてしまいました。ごめんなさい。 
  
 <感想> 
 えーと、発表後のみんなのコメントが全否定気味だったので 
 悲しくなりました。この研究は、障害児教育福祉関係者じゃない、 
 障害にまったくと言って興味のない人たちが 
 どうしてこういうドラマを見たり、感動したりするのかな?っていうのを、 
 場面から分析していくものだったんですけど、 
 やっぱりどこまでいっても仮説の粋を出ないので、 
 みんなを納得させるのは無理だったのかなあと思いました。 
 勉強不足だし、説明不足でした。修論では、みんなが納得できるような 
 論文を作れるようにがんばります。
124.86.91.67 , p1067-ipbf501hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 11 名前:M1 鈴木:2007/05/08 23:40 ID:mj2o3jsg
 
-  上に先生が現象のWHYに興味がないって 
 言ってるんですけど、もろにWHYの 
 研究(発表)で申し訳ありませんでした。
124.86.91.67 , p1067-ipbf501hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 12 名前:学教M1 大西:2007/05/10 20:55 ID:Op7kAUWk
 
-  2007年5月10日(木)6限 
 【テーマ】 
 学校におけるいじめ問題に全教職員が取り組んだ事例 
 【報告の概要】 
 いじめ問題の事例について、対策及び事態の経緯を交えて、 
 その概要を説明した。 
 【意見】 
 @	いじめの定義は何? 
 ⇒いじめが社会的に構成されたものであると仮定すると、 
 本事例におけるいじめの存在自体が危ういものとなる 
 Aいじめに対する認識は生徒の間で一致していたの? 
 Bいじめへの事後対策だけでなく、事前対策及び原因を含めて 
 考えるべきでは? 
 Cアッシュ(1951)の同調行動の研究結果にしたがって、 
 誤った同調行動を阻止する生徒が現れると、いじめへの同調行動が減少する 
 という仮説を立てることには無理があるのでは? 
 ⇒アッシュの研究で被験者は大学生であった。 
 研究結果を子どもにそのまま適応することには無理がある 
 D被害者に対して、いじめに対する護身術を教えなくてよいのか? 
 ⇒被害者が本事例とは別の社会に適応できない可能性がある 
 E	事後の経過について、いじめは本当になくなったの? 
 F	SOSを発信できない子どもについて、どうするつもりか? 
 【注意点】 
 相手にわかりやすく伝える努力をすべきである 
 ディスカッションの際、質問の内容は常にメモをとりながら 
 聴くべきである 
 
222.145.22.226 , p10226-air01hon32k.tokyo.ocn.ne.jp , 
 
 
- 13 名前:学教M1 大西:2007/05/10 20:59 ID:Op7kAUWk
 
-  【感想】 
 ぐだぐだのプレゼンテーションだったにもかかわらず、たくさんの貴重な意見 
 を本当にありがとうございました。今後も皆さんの意見を参考にして、 
 自分なりに、いじめへの事前事後対策を検討したいと思います。 
 相手にわかりやすく伝える努力をすべきである、 
 質問の内容をメモしながら聴くべきである、という注意について、 
 重く受け止めて心がけたいと思います。 
 確かに、自分の言いたいことが伝わっていない場面や 
 質問に答えている最中、質問内容を忘れてしまう場面が多々あったように 
 思います。 
 
222.145.22.226 , p10226-air01hon32k.tokyo.ocn.ne.jp , 
 
 
- 14 名前:有元典文@管理者 ★:2007/05/11 13:46 ID:???
 
-  >>10 
 鈴木さん、講義録ありがとう。 
  
 > えーと、発表後のみんなのコメントが全否定気味だったので 
 > 悲しくなりました。 
  
 動物ドラマで感動するのは何故か、ならいいですが、 
 障害者を扱ったので現実的な判断に基づくコメントが来たのだと思います。 
 当事者以外が当事者のことを配慮した研究、実践は、必ず 
 一定の批判にさらされます。 
  
 > 修論では、みんなが納得できるような論文を作れるようにがんばります。 
  
 いろんな人の意見に揉まれた研究は、いい研究になります。 
 対話がいっぱい詰まった論文は、批判に強いです。 
  
 
- 15 名前:有元典文@管理者 ★:2007/05/11 13:46 ID:???
 
-  >>12-13 
 大西さん、ごくろうさま。 
 その場でもいいましたが、研究的・やや哲学的興味としては、 
 「事実とは何か」「事実とは如何に可能か」という問いが 
 心に浮かんでいます。学校の手続きってこうして列挙すると 
 なんか事実認定の儀式みたいですね。いじめ発生から消失までの。 
 ほんとはいろんな人の手厚い具体的インタラクションがあるべきだし 
 あったのでしょう。 
  
 もうひとつコメントしたのは、この集団で落ち着いてそれで終わりでは 
 ないということ。未来はどうする?被害者に護身術が必要じゃないですか。 
  
 > 質問の内容をメモしながら聴くべきである 
  
 ちゃんと聞いてるぞ、という戦略でもあります。 
  
 
- 16 名前:M1 岡崎:2007/05/12 00:00 ID:QK0luKTg
 
-  「接客業にみる好意の社会的構成」というタイトルで発表しました。 
 「好意」は人間の内面に実体を持つものとして存在するのではなく、 
 「好きだ」と相手に伝える、多くのボディタッチをする、 
 目をじっとみて話す等の相互行為の在り方を前提とした 
 社会的現象である、という結論を出しました。 
 以下、質疑応答です。 
  
 質問@ 日常の好意とキャバクラにみる好意は別物ではないのか? 
  
 日常においても私達が現実的に感じる好意は 
 相互行為を通して実感するものであり、 
 そこから相手の好意を推定する実践をしている。 
 そのような社会的実践の中で現象として「好意」が存在するのは 
 同じことではないだろうか。 
  
 質問A 「好意」は本能か、文化的なものか? 
  
 文化的なものだと思う。私達は人を好きになったときに 
 ダンスや和歌を送りたくはならない。 
 好意は内面に(本能とされるものとして)存在するのではなく、 
 文化的な実践を通すことで現実に存在しうるものである。 
  
 山藤さんがキャバクラにとっても詳しくてビックリしました。 
 是非またお話を聴かせて下さい(笑) 
 今後は、母親に話しても理解してもらえるような優しさをもった発表の仕方 
 を心がけていこうと思います。
60.41.150.103 , i60-41-150-103.s02.a014.ap.plala.or.jp , 
 
 
- 17 名前:有元典文@管理者 ★:2007/05/12 06:42 ID:???
 
-  >>16 岡崎さんごくろうさま。 
 横から見てると聴衆に通じてない箇所が見えるんだよね。 
 学問分野が違うと、用語や概念や問題構成が違うと思いました。 
 この講義での発表は広く社会に向けて発信する練習になりますね。 
  
 ○「こうい」って「行為」が第一義に思い浮かびます。 
 初出時は言い換えも添えた方が良し。 
 ○批判心理学的興味を分野外の人にも共有してもらう工夫がいりますね。 
 
- 18 名前:学教M1 大西:2007/05/15 20:37 ID:nMQjWxrs
 
-  5月10日発表者の大西です。 
 「学級におけるいじめ問題に全教職員が取り組んだ事例」のレジュメに、 
 一部記述してはまずい箇所がありました。 
 今週の授業と来週の授業で回収したいと考えています。 
 お手数ですが、配布したレジュメを持参して頂けないでしょうか。 
 よろしくお願いします。
222.145.21.124 , p9124-air01hon32k.tokyo.ocn.ne.jp , 
 
 
- 19 名前:分野M1 赤澤:2007/05/18 13:33 ID:sa0ez0/g
 
-  [テーマ] 
 『総合学科の養護教諭の役割』 
 [概要] 
 総合学科の高校で捉えた健康課題に合わせて、 
 また保健室利用者が多いことを利用して学校保健 
 (保健室)の経営についてまとめたいと説明した。 
  
 [いただいた意見] 
 ・総合学科の生徒の健康的な特徴は、普通科などと比較して精選したほうがよい。 
 ・保健室(学校)に来ない中にも問題はあると思う。 
 ・学校の保健室で恋愛相談をすることにびっくりした。 
 ・生徒に評価してもらうシステムを考える際、授業評価はそのまま 
  使えないことは頭に入れておいたほうがよい。 
 ・生徒による評価の視点は社会支援システムやサービスの評価が 
  役立つのではないか。 
 ・保健室の研究は、事例をまとめる部分があると面白そうだ。 
  
 [感想] 
  先生の「保健室という場所で、ひとつの文化が存在している」 
 という言葉が印象的でした。 
  
 [質問] 
  保健室は、社会的実践的共同体にのひとつですか? 
  
 
61.204.208.227 , 61.204.208.227.customerlink.pwd.ne.jp , 
 
 
- 20 名前:学校教育M2台湾留学生柯忠治:2007/05/21 00:40 ID:???
 
-  [テーマ」不登校とフリースクールー日台比較 
 [概要]今不登校の現象はアジアの日本だけではなく、周りの台湾、韓国も同じ遭遇ですが 
 そんな不登校のためにフリスクールーという居場所を利用するが増える、その施設 
 の構造と日本と台湾の相違点と長所と欠点の経緯などまとめて説明した。 
 [下さった意見」 
 ・日本のfree schoolの費用が高すぎ、一般低所得世帯の子どもがなかなか通えない。 
 ・日本のfree schoolは民間の力だけ足りない、政府も力を入っていただきたい。 
 ・free schoolの学習環境もっと多元化すべき。 
 ・これからずっとフリースクールが増え続けば、社会構造が変わる、或いは破壊されると心配する。 
 ・現時点、フリースクールの問題はあまり注視しなくでもよい。 
  
 [感想] 
  やぱり、不登校の子ども、ただフリースクールに頼りすることは決して最善的な解決ではなく、 
 根本的には、家庭の教育と社会意識さらに認識すべきと思う。 
  
  
  
  
 
125.197.240.222 , FL1-125-197-240-222.tky.mesh.ad.jp , 
 
 
- 21 名前:有元@管理者 ★:2007/05/22 14:01 ID:???
 
-  >>19 赤澤さん、ごくろうさまです。 
  
 > 保健室は、社会的実践的共同体にのひとつですか? 
  
 そう思います。正確にはそう成り得ると思います。 
 事なかれ主義で、子供の悩みに子供は関わらせないように 
 していては保健室は駅の医務室と同じ冷たい機能的意味しか持たない。 
 でも、進んだ司書が、図書館を本を巡る対話の場にしようと 
 試みるように、進んだ理科教師が、理科の授業をサイエンス 
 コミュニケーションの場にしようとするように、保健室を 
 心と体の健康を巡るコミュニケーションの場、そういう文化的風土に 
 しようと試みたら、素晴らしいことだと思います。 
 それが学校のカプセル化を超えて、学校に意味を持たせることに直接つながるでしょう。 
 
- 22 名前:有元@管理者 ★:2007/05/22 14:04 ID:???
 
-  >>20 柯さん、お疲れ様です。 
  
 > ・これからずっとフリースクールが増え続けば、社会構造が変わる、或いは破壊されると心配する。 
  
 ここらへんの意見が面白かったところですね。 
 学校に行けなくてもフリースクールに行けること、このことは公教育には 
 機能的に不十分なところがあることを意味している。 
 私がその場でコメントしたことを再掲します。 
 学校はまだ200年しか試行期間のないシステム。 
 学校がうまく作用する科学的証明は特にない。 
 いろんなバリエーションを考える時期にあるのでしょう。 
 
- 23 名前:M1 若林:2007/05/24 23:53 ID:s7uhJ2+M
 
-  2007年5月24日(木) 
 【テーマ】 
 学校現場における「命を大切にする教育」のあり方 
  
 【報告の概要】 
 児童生徒の自殺の状況・原因を見ていき、その上で学校における 
 「命を大切にする教育」についての問題点や実践などを考察した。 
  
 【いただいた意見】 
 ・そもそも学校でやることなのか。 
 ・公立学校で「生命科」を広めるのは難しいのではないか。 
 ・道徳や総合学習でやる授業と何が違うのか。 
 ・デスエデュケーションを行ったほうが実感しやすいのではないか。 
 ・「死」を実感させたほうが効果があると思う。 
 ・「生命科」を創ったとしてもどのように教えるのか。 
 ・自尊感情は義務教育前に家庭で育つもので、学校教育の中で育てるのには無理がある。 
  
 【感想】 
 いろいろなご意見をいただき、ありがとうございました。 
 自分自身では気づかなかった点がいくつもあり、改めて考えさせられました。 
 自分でも「生命科」創設の提案は少し無理があるかなとは思っていたんですが、 
 現場の先生方もいらっしゃったのであえて提案してみました。 
 生の意見を聞くことができて良かったです。 
 いただいた意見を踏まえた上で改めて考察し、 
 今後の「学校における子どもの居場所」の研究に繋げていきたいと思います。 
 
218.110.66.93 , p6e425d.freedc01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 24 名前:有元@管理者 ★:2007/05/26 07:17 ID:???
 
-  >>23 若林さん、ごくろうさまです。 
 生命科の伝えようとする内容は非常に重要です。 
 だが人が学び身に付けるべきことは数多あります。 
 古今東西の人間の行ってきたエピソードを語り聴かせれば、同じ失敗を防げ、 
 新しい発想をうながすかもしれない。しかしそれではたいへんなので、 
 最小の内容で最大の効果を持たすという発想の元、人間は学校を作ったのだと 
 思います(そもそも「学問」がそういう性質のものでしょう)。命のことには生命科、 
 交通安全のためには交通安全科、環境汚染に関しては環境科、と創設していったら、 
 それは沢山の語り聞かせ時代への逆行のように感じますがいかがでしょう。 
 もちろん最小努力-最大効果の法則は検証されざるモノガタリに過ぎません。 
 しかしいまある枠組みが理想的に機能するならば、理科でも社会でも体育でも、 
 生命の大切さを理論的、科学的に得心する場になり得ると思いますし、 
 そういう授業をする先生は少なからずいます。まったくの私の意見なのですが、 
 学校で人生を伝えるのは学校という装置の誤用のように感じるのです。 
 学校はアカデミックな知識経由で人生に気付かせる場所だと感じます。 
 その間接的理解が人間の人間らしさ、可能性だと思います。 
 わかりにくかったらまた質問してください。 
 
- 25 名前:M1 山藤:2007/05/31 05:57 ID:CbMxa/qg
 
-  「テーマ」 
  再就学する高校中退者 
  
 「概要」 
  通信制や定時制高校などに再・編入学している生徒の実態調査から、再就学 
  していない中退者や高校の不登校生徒に接する姿勢への応用を考察する。 
  
 「頂いた意見」 
  再就学しやすい社会システムになっているのではないか 
  再就学した生徒の最終的な進路はどうなっているのか 
  進学校を中退した生徒だと状況はまったく違うのではないか 
  通信制高校の先生の生徒に対する意識はどうなってるのか 
  どんな所属校からどんな再就学先へ進むのか 
  資格のための高卒資格という捉え方でよいのか 
  
 「感想」 
  書き込みがだいぶ遅れてしまって申し訳ありません。 
  有元先生の授業は緊張感があって好きです。ただ、発表する側になると 
  その緊張感がプレッシャーになるんですね。まだそれを心地よく感じら 
  れる域まで達してないので、かなりつらかったです。 
  先生に、山藤くんはロマンがないって指摘されたことが一番の収穫でした。 
  確かに、自分でも実利的というか、悟った気になっていたというか、 
  ある種の虚無感みたいなものを感じていた所だったので、核心をつかれた 
  と思いました。少し救われた気がしました。ありがとうございました。 
  
  あと、自分の発表の日のためにと思って、小出しするというか、種をまく 
  つもりで軽く言ったキャバクラ話が、思いのほかみんなの印象に残って 
  しまって、後処理が大変ですね。うっかりハチベエでしたね。 
  岡崎さん、キャバクラってなんですか?(笑) 
  
219.125.92.199 , ZB092199.ppp.dion.ne.jp , 
 
 
- 26 名前:有元@管理者 ★:2007/06/03 00:05 ID:???
 
-  >>25 山藤さんありがとう。ロマンがないなんてそんな失礼なコト 
 いいましたっけ。あ、言ったかも(^_^;) 「卒業資格」じゃなくて 
 教育が何か本人の自己実現に役立つといいなと思ったのです。 
 教育のロマンというか。 
 研究の眼差しはつい人ごと的、客観的、俯瞰図的になりがちなワケですが、 
 主観的で誰かを利するような視点をもつように、自分に言い聞かせます。 
 教育に文句をいうのは容易いけど、またそれも大事だと思うけど、 
 教育をどう変えていくか考えていきたいですね。 
 
- 27 名前:M1 井 :2007/06/05 02:47 ID:QA9YV0a6
 
-  [テーマ] 
 生徒指導の研究〜ゼロトレランスから〜 
  
 [報告の概要] 
 現在、日本の学校で導入されようとしているゼロトレランスをアメリカの事例 
 やすでに日本において導入した学校を紹介しながらゼロトレランスについて議 
 論した。 
  
 [頂いた意見] 
 @アメリカと日本は文化などが違うので、ゼロトレランスをそのまま導入する 
 のは無理がある。 
 Aゼロトレランスには、確かに抑止力のようなものがあるかもしれないが教育 
 でそれを使うのはどうか。 
 Bゼロトレランスは生徒を律するものであるが、教師の生徒への体罰などは含 
 まれるのか。 
 C米国のオルタナティブスクールに退学はないのか。退学があったら結局はゼロトレ 
 ランスによって退学者が増えるだけではないか。 
 Dチャータースクールは、オルタナティブスクールに含まれないのか。 
 E少年法の厳罰化が進んでいるが、ゼロトレランスが日本の生徒指導に導入 
 されるという事は何か関係あるのか。 
  
 [感想] 
 今回発表したことで、皆さんの様々な意見が聞けたのが一番の収穫でした。 
 自分があやふやな事や疑問点などが発表を通して分かったような気がします。 
 ゼロトレランスですが、今後日本において導入した学校を対象に調査をしていき 
 たいと思っています。ゼロトレランスの魅力は、問題行動を起こす生徒を排除する 
 のではなく、教師が暴力に頼らずに、または見てみぬフリをするのではなくて、段 
 階的に指導できるのが一番良い事だと思います。 
 学校が日本社会に存在する以上、否応なしに学校に行かなくてはいけません。 
 だったらやはり理想ですが、楽しいに越した事はないと思います。そのためには 
 やはり何らかのルールの下で活動する必要があると思います。そのルールが生徒に 
 とっても教師にとっても分かりやすくあればいいなと思いました。貴重な御意見あ 
 りがとうございました。
121.3.70.56 , p034638.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 28 名前:M1 井 :2007/06/05 02:51 ID:QA9YV0a6
 
-  [授業時に答えられなかった質問に対する答え] 
 頂いた意見の中で答えられなかったのを調べましたので参考にどうぞ 
 Cに対する回答:オルタナティブスクールに退学措置があるかどうか調べた 
 のですが、まだ分かっていません。すいません。ただ、教育委員会の管内に 
 おいてオルタナティブスクールは設置されており、多種多様なスクールが存 
 在するそうです。そのため、加藤十八著の「ゼロトレランス」では米国において 
 退学者はほとんどいないという記述がありました。しかし、統計を見たわけでは 
 ないので、分かったらまた書き込みますね。 
 Dに対する回答:チャータースクールは広い範疇で考えるならばオルタナティブ 
 スクールに入るそうです。また年々、チャータースクールは増加しているそうです。 
 Eゼロトレランス方式を調査した森嶋昭伸・生徒指導調査官が「社会の厳罰化が進 
 んでいるのだから、学校でもそれを実感させなければならない」と語っているのを 
 のを新聞で見ました。少年法とどのような関係があるか分かりませんが、日本の 
 風潮として厳罰化の方に向かっているのかもしれません。 
  
 
121.3.70.56 , p034638.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp , 
 
 
- 29 名前:有元@管理者 ★:2007/06/05 16:57 ID:???
 
-  >>27,28 井さんまとめありがとうございます。 
 具体的で生々しいトピックを議論できるので、この講義は 
 とても楽しみです。ゼロトレランスについても、考えれば考えるほど 
 答がひとつに定まらない現実的な問題ですね。 
  
 もちろん学校や教育に夢や希望があるので教育に携わる 
 研究をしているわけですが、同時にそれは単に動き出して止まらない 
 ゲームであるとも思える。学校というゲームを維持させるための 
 諸方策の話を聞くに付け、「マッチポンプ」という言葉を思い出します。 
 マッチで火を付けておいて大騒ぎしてポンプで火を消すことです。 
 ゲームxには必ずルール違反である非xが伴うと思うのですが、 
 非xを問題視するだけでなく、ゲームxも問い直したいです。 
 
- 30 名前:学校教育 栗山:2007/06/07 05:21 ID:???
 
-  書込みが遅くなってしまい申し訳ないです。さて、発 
 表は、日本の少年の凶悪犯罪が何故少ないのかをハーシの統制理論に基づい 
 て発表しました。 
 しかし…どちらかというと「青少年の凶悪化言説」の妥当性を構築主義的に 
 検討することに討論の中心が移っていました(-.-) 
 討論で気 
 にかかったのは「現実」とは、いったい「誰にとっての現実か?」というも 
 のです。 
 これは、僕が構築主義や言説研究を行なう限り必ずつきまとう、また避けて 
 通れない問題だと思います。 
 「流布した間違ったイメージを払拭しよう」という正義感?や独善だけで簡 
 単に済ますことのできないものです。 
 今後きちんと考えていきたいと思います…。
219.125.148.180 , wbcc1s11.ezweb.ne.jp , 
 
 
- 31 名前:有元@管理者 ★:2007/06/07 17:52 ID:???
 
-  >>30 栗山さんありがとう。 
  
 >「現実」とは、いったい「誰にとっての現実か?」 
  
 これほんとに重要なことで、小生にとってもテーマです。 
 今度きっちり議論しましょう。 
 
- 32 名前:M1 青柳美貴子:2007/06/07 23:12 ID:???
 
-  「テーマ」「生徒による授業評価」を生かした授業改善に向けて 
 「報告の概要」神奈川での取組みと成果、課題、改善に向けた提言 
 「頂いた意見」 
 ・そもそも学力は下がっているのか。 
 ・学力の定義に迫る必要はないのか。 
 ・工学的アプローチのみの危うさ。 
 ・アクション・リサーチは取り組みやすいが、もっと質的な授業研究をしたらどうだ。 
 ・評価シートは教師の授業評価と生徒の授業への評価が混在している。 
 「感想」 
 「鉄は熱いうちに飲みながら打て!(青柳)」緊張のうちに終わった報告を自宅にて 
 バーボンで癒しながら感想を述べさせていただきます。大学院の授業はどれもおもしろく 
 刺激的ですが、今日もみなさまより、貴重なご意見をいただき大いなる「学び」があり 
 ました。1 いつもこぎれいにレポートをまとめてしまおうとする自分の姑息さ。工学的 
 アプローチにどっぷり浸っている教師としての自分。 
 2 授業評価の功罪:有本先生ありがとうございました。大学での授業評価をみて、 
 あるショックを受けました。アカデミズムと成果主義は相容れるものなのか。この 
 国の未来はどうなってしまうんだろう! 
 3 本日一番のキイワードは「ロマン」です。教育から「ロマン」をなくしたら、 
 おしまいです。どのような状況にあってもそれは失いたくない。そのために、どの 
 ようにしたらいいか考えようと思います。 
 4 そのために、「ロマン」をもって「学校改善」を考え、功罪はありますが、 
 その糸口を「学校評価」あるいは「学校目標」に求め、日本のみならず海外の「ロマン」のある学校 
 の「学校改善」を調べてみたいと思いました。 
 5 掲示板への書き込み、生れて初めてしました。今日は記念日です。生徒達の 
 言ってる「掲示板」ってこれかぁ・・なんて、そうとう遅れています。結構 
 本音で書き込もうという気になるのはなぜでしょう。だれか研究してみませんか? 
 ちょっとくだけすぎましたでしょうか。いろいろご示唆いただき本当にありがとうございました。
59.141.232.33 , KHP059141232033.ppp-bb.dion.ne.jp , 
 
 
- 33 名前:有元@管理者 ★:2007/06/08 20:55 ID:???
 
-  >>32 青柳さんありがとうございます。 
 現場の現実的な問題意識が大学に持ち込まれるのはスリリングで 
 大変興味深くまた勉強になります。大学でも成果主義、説明責任等の 
 安っぽいゲームに日々荷担させられ、馬鹿らしいのですが、 
 青柳さんのおっしゃるとおり積極的にそうした道具の有効活用を 
 考えるというのも大事ですね。 
  
 掲示板もどうぞ活用してください。 
 議論したりないことはここでどうぞ。 
 
- 34 名前:学教心理M1 鐘ヶ江:2007/06/10 17:21 ID:vE+Aajp6
 
-  テーマ:「思春期と非行の関係について」(2007/06/07) 
  
 発表の概要: 
 14〜16(17)歳は思春期と呼ばれ、一時的な精神変調や行動異常が見られる。 
 そうした思春期危機(kretschmer,1953)の視点から、この時期に頻発すると言われる非行を考察した。 
  
 頂いた意見: 
 ・非行行為を「非行」とするその根拠は何か 
 ・「非行増加」は犯罪の全体的比率から見て、本当に増加しているのか 
 ・非行の前兆行動への介入を適切に行えるか 
 ・思春期危機非行への学校の対策(サポート)は、生徒にレッテルを貼ることから始まるのか 
 ・教師の毅然とした態度(ゼロトレランス)が非行の抑制要因として働くか 
  
 補足:「非行」と「犯罪」の概念について、説明不足だった気がするので改めて記述します 
 @<犯罪少年> 
 罪を犯した14歳以上20歳未満の者 
 A<触法少年> 
 14歳未満で刑罰法令に触れる行為をした者 
 B<虞犯(ぐはん)少年> 
 虞犯事由があって、その性格または環境に照らして、将来、罪を犯し、または刑罰法令に触れるおそれのある20歳未満の者 
 …虞犯事由とは、 
 1 保護者の正当な監督に服しない性癖があること 
 2 正当な理由がなく家庭によりつかないこと 
 3 犯罪性のある人もしくは不道徳な人と交際し又はいかがわしい場所に出入りすること 
 4 自己又は他人の特性を害する行為をする性癖のあること 
 のいずれかに該当すること 
  
 以上が少年法第3条に定義された「非行少年」です。 
  
 感想: 
 何をもって「非行」とするのか、という意見が出たときに自分が法律の枠に囚われがちだったことを実感しました。 
 少年非行・犯罪を研究する際には「非行・犯罪」とは何かを文化的に、根本的に捉え直すことから始めたいと思います。 
 また、一人、頭で考えているときには考え及ばなかった視点を皆さんに頂きました。じっくり考察します。 
 できれば、フリートークで非行について語りあってみたいものです。 
 寝不足+緊張の中での発表でしたが、お手柔らかにしてもらったのでちゃんと話せました。ありがとうございました☆ 
 あと、0〜2時には熟睡するよう心がけます。 
 
122.26.176.3 , p1003-ipbf1401hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 35 名前:有元典文@管理者 ★:2007/06/11 21:31 ID:???
 
-  >>34 鐘ヶ江さん、どうもありがとう。 
 また非行の定義についても多謝。 
 感想にお書きの通り、非行は法律の枠で、また心理特性(思春期)の枠で 
 捉えられたわけですが、社会文化的な枠組みで見ることも大事だと思います。 
 何度か講義内で触れましたが、ベッカーの「アウトサイダー」はこうした視点の 
 参考になります。 
  
 そして全学休講になってしまいました。1週間づつ繰り延べです。 
 なにか波及効果で問題があればおおしえください>all 
 発表日が1週間ずれますので、ご予定とかぶるかも知れません。 
 ご確認を! 
 
- 36 名前:学教心理 M1 脇山美希:2007/06/24 00:49 ID:???
 
-  6月21日分 講義録 
 「不登校と通信制サポート校」 
  
 【まとめ】 
  不登校生徒の受け入れを積極的に行っている通信制サポート校についての紹介と、 
 そこでの養護教諭としての取り組みを紹介した。まず、通信制サポート校についての 
 定義や機能、役割を紹介した。次に、通信制サポート校の特徴について、私が非常勤 
 で養護教諭を勤めていたサポート校での教育方法や、特徴的な授業について紹介した。 
 また、通信制サポート校に入学する生徒の特徴としては、前在籍校で不登校となり、 
 サポート校へ入学してきた生徒が多い状況や、不登校原因には、クラスメイトからの 
 いじめや教師との関係、心身症など様々な要因が絡んでいることを紹介した。最後に 
 、養護教諭としての生徒へのかかわりについて、日常生活での養護教諭の役割や、登 
 校支援について事例を挙げて紹介した。 
  
 【いただいたご意見・ご質問 等】 
 ・『法律上「学校」ではない場での学びの意義』ということを論点に挙げていたが、 
  発表者自身はサポート校全体をみたときにどう思うのか。 
 ・サポート校は、子どもたちの居場所になっていると思うか。 
 ・通信制高校は、元は勤労青向けの学校だった。 
 ・通信制高校の卒業率は20%(?)足らずで、これが一般の高校であったら、大問 
  題である。 
 ・公立の通信制高校と、私立のサポート校が提携することはあるのか。 
 ・中学生5名募集の枠があるが、どういう扱いなのか。 
 ・授業料はいくらぐらいか。 
 ・生徒数は何人か。それに対して先生は何人か。 
 ・生徒が学校に来るように、養護教諭としてどんなことをしていたのか。 
 ・フリースクールとの違いは何か。 
 ・臨床心理の勉強は、先生方の役に立ったのか。 
 ・サポート校は、一般の学校の下請けの下請けという印象を受けるが、この先どのよ 
  うにサポート校が発展していくのが望ましいと考えるか。 
 続く→ 
 
60.45.169.243 , p2243-ipbf1506hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 37 名前:学教心理 M1 脇山美希:2007/06/24 00:55 ID:???
 
-  →続き 
 【感想】 
  サポート校について、みなさんに興味を持っていただけるのか不安なまま発表日 
 をむかえましたが、意外といろいろなご質問やご意見をいただけて嬉しかったです。 
 ありがとうございました。今は直接関わっていないので、進行形のサポート校の詳 
 細はわからないのですが、なかなか興味深い取り組みをしているところだと思いま 
 す。興味がおあり方は、インターネットで「サポート校」等とキーワード検索をす 
 ると、色々なサポート校の情報が入手できます。教員免許をもっていない方を、授 
 業のアシスタントととして募集しているところもあるようです。
60.45.169.243 , p2243-ipbf1506hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp , 
 
 
- 38 名前:M1 林:2007/06/28 17:34 ID:eNwmCnz6
 
-  テーマ『教師による「学習権均等」の可能性』 
  
 ■報告の概要 
  教育を受ける権利は法的には平等だけれども、 
  実際はそうではなくて権利を権利として享受していない人々も存在する。 
  家庭の社会的・経済的・文化的差異に関係なく教育を受けることが 
  できるように教師のこれまでの実践を検討し参考にしたい。 
  
 ■いただいた意見 
 ・学校に行けば家庭は関係ないのではないか。 
 ・たとえば女性の大学教員が少ないということは女性の能力が低いからだろうか。 
  個人の問題に見えるようで実は政治的・社会的な問題だということもある。 
 ・「教育を受ける権利」の自分なりの定義は? 
 ・条文にある「能力」に経済能力も含まれるのでないか。 
 ・不平等を意識して実践したらそれこそが不平等となるのではないか。 
  
 ■補足@ 
 ・教育を受ける権利を具体的な権利で表現することを求められましたが、 
  これは一種のプログラム規定と言われているので具体的に何が要求できるかは 
  難しいです。 
  プログラム規定説とは、法律で定められていても実質的には国の努力目標や政策方針を 
  規定しているにすぎないというものです。段階的にその時代の状況に合わせて 
  認められる範囲は変わります。(だからこそ今は昔みたいに設備や教育内容を保障すれば 
  それでいいとは言えないと思うのですが。。) 
 続く…☆ 
 
133.34.235.141 , pc-j011.ipcf.ynu.ac.jp , 
 
 
- 39 名前:M1 林:2007/06/28 17:36 ID:eNwmCnz6
 
-  ■補足A 
 ・学習権宣言は1985年に第4回ユネスコ国際成人教育会議において 
  なされました。少し調べてみたのですが、この学習権に対応するのが 
  日本で言えば教育基本法等にあたるのかと思います。 
  学習権の方が宣言を読んでみるとより包括的な内容だと思いますが。 
  成人教育会議ですし。 
  
 ■感想 
  機会均等を目指したい!どんな家庭環境にある子どもであっても 
  将来の可能性は平等にあるべき!と思っていましたが(いますが)、 
  やっぱり自分でも理想的で甘いなぁと感じました。 
  学校が社会システムに組み込まれているのは事実だし、 
  子どもや子どもの教育に与える家庭の影響力は間違いなく大きいし、 
  しかも私の価値観でキャーキャー言ってもそれって正しいのだろうかと 
  悩み始めました。でもどういうアプローチにするかはわかりませんが、 
  社会の問題として教育を考えていきたいと思います。 
  あまり意識はなかったのですが、「ハイ」って言いすぎですみませんでした。。 
 
133.34.235.141 , pc-j011.ipcf.ynu.ac.jp , 
 
 
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